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No.278 6月定例会での「一般質問」について

6月22日(木)。「一般質問」を行いました。今回は大きく6点を30分の持ち時間で行いました。質問項目(大項目)は、以下のとおりです。

1. 市長の市政運営に関する考え方について。
2. 子育て・教育について。
3. 産後ケアについて。
4. 特別支援学級と発達しょうがいのある子どもの支援について。
5. 高齢者・障がい者に優しいまちについて。
6. 公園について。

市議会のホームページから録画が配信されているので、是非ご覧下さい。お手持ちのスマートホンからもご覧いただけます。

主なものを以下にご紹介します。

〇給食費の無償化について

(質問)給食費の無償化を実施して欲しい。

(答弁・教育部長)就学援助制度や第三子以降の給食費無償化を実施しているが、現時点で無償化の予定はない。国の動向を注視していく。

(意見)現時点で予定が無いのであれば、今後予定を立てていって欲しい。「国の動向を注視していく」との答弁だが、総理はすでに義務教育での給食費無償化の考を示している。この状況で、「国の動向を注視する」とは、国が無償化をするのを待っているというのと同じ意味である。子育て支援として多くのお父さん、お母さんが望んでいる給食費の無償化に是非取り組んでいただきたい。いっぺんに無理なら段階的に進めて欲しい。たとえば、現在第三子から無償のところを第二子に拡大するとか、一番経済的に負担が多い学年から始めるとか、やり方は色々ある。出来るところから始めて欲しい。

〇補助教材費の支援の拡充について

(質問)義務教育の9年間にかかる補助教材費はいくらか。

(答弁・教育部長)一人当たり一年間に小学生が約5,000円。中学生が約5,500円である。

(質問)現在、どのような支援があるか。支援を拡大する考えは。

(答弁・教育部長)経済的な理由等で就学が困難と認められる児童生徒の保護者に対しては、就学援助費を支給しているが、支援拡充の考えはない。

(意見)教育にかかる経済的な負担も少子化の一因である。少なくとも義務教育に関しては限りなく無償で学べるようにするのが、憲法26条の精神だと思う。補助教材費については、9年間で一人当たり50,000円にもならないわけだから、是非無償化を検討して欲しい。

〇産後ケアについて

(質問)宿泊型(短期入所型)の産後ケアを実施して欲しい。

(答弁・こども部長)実施方法について引き続き検討していく。

(意見)大和市には市立病院があるのだから、市立病院での実施は実現しやすいのではないか。是非、早期の実現を要望する。

※詳細は、市議会のHPから動画をご覧下さい。続きは次号に掲載します。

No.277 大和市議会からの提案が全国市議会議長会総会で可決されました

大和市議会から提案した「病児保育事業に対する支援拡充等について」が令和5年6月14日に開催された全国市議会議長会の総会で可決されました。過去に大和市議会からの「議案」が全国市議会議長会で可決されたことがあったかは不明ですが、少なくとも近年にはなかった快挙です!!

ことの経緯を少し説明します。昨年私が議長のとき、神奈川県市議会議長会から各市議会に対して全国市議会議長会に上げる「議案」の募集がありました。早速、全議員に対して「議案」の募集を行いましたが、誰からも提案がなかったので、私から「病児保育事業に対する支援拡充等について」という「議案」を大和市議会からの提案として提出しました。その後、「議案」は神奈川県市議会議長会から関東部会へ、関東部会から全国市議会議長会に提出する「議案」に選ばれることとなりました。

この間、選挙があり、私の議長任期も本年5月3日に満了いたしました。本件は、5月4日に新議長となった小倉隆夫議長に引き継がれ。6/14の全国市議会議長会で正式に提案し、満場一致で可決されたのです!!大和市からの提案が全国市議会議長会で可決されたことは、病児保育事業の拡充に大きな前進となるはずです。私は、かれこれ十数年にわたって病児保育の問題に取り組んできました。4月の選挙でも「病児保育事業の拡充を推進します」と公約にも掲げさせていただきました。病児保育は、市だけでは改善できないことも多く、今後とも国にも働きかけつつ、病児保育事業の一層の拡充を進めていきます。

以下に、全国市議会議長会総会で可決された大和市議会からの「提案」全文を掲載します。

〇病児保育事業に対する支援拡充等について

共働きやひとり親家庭が増えている社会状況の中、急に体調を崩した子どもを預かる病児保育事業は益々重要度を増している。法は基礎自治体の責任で実施するよう規定しているが、病児保育事業は自治体が実施するには負担が大きい事業である。

自治体の財政規模で病児に対する対応に格差が生じてはならないと考えるところから、国に対して病児保育事業への一層の支援を求めるものである。

具体的に下記の項目を要望する。

1. 病児保育事業に関する費用は、基本的に国が負担すること。
2. 病児保育事業は、自治体の直営もしくは委託事業とすること。
3. 病児保育事業の広域化を推進すること。
4. 保育園併設型や単独型施設の病児保育では、医師による回診を義務化すること。
5. 医師会、行政、施設間の連携を密にし、病児保育水準の担保を図ること。
6. 予約システムなどはIT化を推進すること。
7. 保育水準を担保するため病児保育事業の収支報告を運営者に求めること。

〇病児保育事業と広域連携について

病児保育事業の広域連携については、市に対してその実現を求めるほか、広域自治体である神奈川県や近隣市も働きかけてきました。結果、今年4月1日から大和市、厚木市、海老名市、綾瀬市、座間市、愛川町、清川村の5市1町1 村間で施設の相互利用が可能となりました。これも一歩前進です!!
引き続き頑張ります!!

No.275 臨時会が招集されました

選挙後最初の臨時会が令和5年5月11日(木)に開催されました。正副議長を始め所属の委員会、正副委員長などが決まりました。私は議会運営の「要」である議会運営委員会の委員長を拝命し、常任委員会は、選挙中訴えてきた「子育て」「福祉」政策を所管する厚生常任委員会に所属することになりましたちなみに、昨年度も厚生常任委員会に所属しましたので、二年連続となります。引き続き、「子育て」「福祉」政策実現に向けて頑張ってまいります。

〇6月定例会が始まります

6月1日(木)から6月27日(火)まで、27日間の会期で6月定例会が予定されています。会議の予定は次のとおりです。
6月1日(木) 午前9時から   本会議         議案の上程。
6月5日(月) 〃        環境建設常任委員会
6月6日(火) 〃        文教市民経済常任委員会
6月7日(水) 〃        厚生常任委員会(中村所属)
6月8日(木) 〃        総務常任委員会
6月9日(金) 〃        基地対策特別委員会
6月19日(月) 〃        議会運営委員会(中村委員長)
6月20日(火) 〃        本会議        一般質問
6月21日(水) 〃        本会議        一般質問
6月22日(木) 〃        本会議        一般質問
6月23日(金) 〃        議会運営委員会
6月27日(火) 〃        本会議        採決
※会議の予定は変更することがあります。
※ 本会議は市議会ホームページからLIVEと録画で配信します。

〇請願書の締切について

6月定例会で審査を希望する請願書、陳情書の締切は5月24日(水)の17時です。請願書、陳情書は基本的にどなたでも提出できますが、請願書の提出には議員の紹介が必要です。私も今回何件かの請願書の紹介議員となりました。請願書も陳情書も採択された場合の効果は変わりませんが、請願書は必ず委員会に付託されて審議されます(陳情書は各議員に配布され、その後の取り扱いは各議員に委ねられる場合があります)。締切が迫っていますので、6月定例会での審査をご希望の方はお忘れなきようお願いします。

〇おもいやりマスク着用条例について

「大和市おもいやりマスク着用条例」はコロナ禍の最中、令和2年4月に市長の「専決処分」として制定された条例です。「専決処分」とは、時間的に議会を開く事ができない緊急事態に、議会の議決を待たずに例外的に市長が意思決定することであり、議会制民主主義にとっては、「極めて異例」なことです。ただ、あの時点では、新型コロナの感染が急激に拡大しており、感染症予防の観点からもマスク着用を喚起するため一定の意味はあったと思っています。しかし状況は変わりました。3月14日にはマスク着用が個人の判断ということになり、5月8日には新型コロナの感染症法の分類が「2類相当」から「5類」に移行しました。世の中は確実にアフターコロナに向かっています。今年度は社会を、経済を動かしていかなければならない年となるはずです。当該条例は、マスクの着用を「努力義務」としています。もちろん罰則とかはありませんが、コロナ禍の最中に極めて「異例」な状況で制定されたこの条例が「いきている」こと自体「未だコロナは終わっていない」というメッセージを与え続けてしまっていると思います。もとより、今後もコロナを始め、さまざまな感染症には注意しなければなりませんが、それは各自の判断で行うべきことです。私は、6月定例会で「大和市おもいやりマスク着用条例」を廃止するべきと思っていますが、皆様はどう思われますか?市民の皆様のご意見をお聞きして「大和市おもいやりマスク着用条例」を廃止する議案を提出したいと考えています。皆様のご意見をお聞かせ下さい。