No.122 9月定例会での中村一夫の「一般質問」。

今定例会での私の「一般質問」は、9/23(金)の午後から40分の持ち時間で、大項目で6点行いました。主な内容は下記のとおりです。なお、大和市議会のホームページから、録画した「動画」を配信していますので、「大和市議会」と検索してご覧下さい。

★防犯対策。

(質問)
子どもたちを犯罪被害から守るためには、警察だけでも、行政だけでも不十分である。保護者や地域を巻き込んだ「地域防犯システム」の構築が必要と考えている。市の考えをうかがう?

(答弁・市長)
犯罪発生の危険箇所などの情報を共有することによって、より効果的にパトロールを行うことができるので、ご提案のシステム構築の第一歩として、まずは活動を所管する部署の連携から始めていきたいと考えている。

(質問)
つくば市のジョギングパトロールは、専用の「ビブス」を着て、ジョギングや散歩、ペットの散歩をしながら監視の目を光らせることで、犯罪抑止などに貢献していただく制度である。本市での導入について提案する。

(答弁・市長)
つくば市で行われているジョギングパトロール、通称「ジョグパト」は、防犯活動において重要な一人一人の防犯意識を高めることを目的としており、昨今の健康志向の高まりを考えると、大変興味深い取り組みと考えている。これまで団体を中心に行ってきた本市の防犯活動に広がりをもたらすものと考えており、防犯活動の新たなメニューとして導入を検討していく。

★教育について。

(質問)
本市小中学校でのキャリア教育の実態と、キャリア教育の重要性、今後の対応についての考えをうかがう?

(答弁・教育部長)
小学校では、係活動や委員会活動などを通して役割や責任を担うことの大切さを学ぶことや、地域に出て働く大人にインタビューするなど、身近な仕事についての学習を行っている。中学校では、職業調べのほか、出前授業や地域の商店、事業所等の協力で行う職業体験の実践などを通して、働くことの意義や役割などについて幅広く学んでいる。教育委員会としては、生涯にわたりさまざまな選択ができるような思考力や判断力、表現力の育成を小中学校の教育活動の中で計画的、系統的に進めていく。

(意見・要望)
大和で育った子どもたちが、将来なりたい仕事につき、やりたい仕事ができているよう、教育委員会のより実践的な取り組みに期待する。

★地域経済の活性化について。

(質問)
大和市商業戦略計画の進捗状況と改定に向けての考えをうかがう?

(答弁・市民経済部長)
商業戦略計画に基づいて、街路灯のLED化を進めたことで、商店街の雰囲気が明るいものとなり、また、防犯カメラを設置したことで、商店街を訪れる人が安心して買い物ができる環境が整えられるなど、新たな顧客の獲得につながる取り組みがなされ、商業振興に一定の成果があったものと認識している。引続き、計画に基づいて施策の推進と評価を行って行く。今年度は、計画の折り返し地点であるので、計画改定の準備も進めていく。

(意見・要望)
計画改定を含め、引き続きの取り組みに期待する。

(質問)
日立市では、商店街の空き店舗をシェアオフィスに改装してクリエイターやコンテンツ関連企業を誘致している。本市も参考にしてみてはいかがか。お考えをうかがう?

(答弁・市民経済部長)
空き店舗活用と企業誘致をあわせた(日立市の)取り組みは、その発想を含め大変参考になるものと感じている。本市でも現生涯学習センター北館に開設予定の起業家支援スペースに集う人の意見も聞きながら、次のステップの場を考える際には、空き店舗活用の視点を加えることで、効果的に産業振興が図れるものと考えている。

(質問)
市内には高い技術を持つ中小企業が存在する。技術性の高い工業製品を「大和ブランド」として認定し、市としても販路の拡大などを支援することを提案する。いかがか?

(答弁・市民経済部長)
工業分野の「大和ブランド」認定については、販路拡大等に向けて効果が見込まれるところではあるが、製品の基準や選定方法など、さまざまな課題も想定されることから、先進事例等を参考に調査研究していきたい。

(意見・要望)
大和商工会議所や市内工業者のご意見を聞きながら、調査研究されることをお願いする。

(質問)
経済産業省と厚生労働省が創設する、「健康経営」に取り組む企業に対する新制度について、本市の考えをうかがう?また、「健康都市やまと」として、国のこの制度を積極的にアピールし、国の認定が受けられるように支援してはいかがか?

(答弁・市長)
健康都市を目指す本市としても、この新制度を大変歓迎し、高く評価している。健康経営に取り組む優良な法人が増えることは、健康都市の実現を後押しするもので、市としても制度の周知を初め、認定を受けた企業のPRや支援策など今後の環境整備に力を注いでいく。