No.142 9月定例会が始まります。

9月定例会が始まります。

8月30日(水)から9月26日(火)まで28日間の日程で、大和市議会は第3回定例会(9月定例会)を開催します。会議の日程は下記のとおりです。本会議、委員会とも傍聴できますので、是非、市役所5階の議会事務局までお越し下さい。予約等事前の申し込みは不要です。お気軽にお越し下さい。なお、「本会議」は市議会ホームページからLIVEと録画で動画を配信しています。スマートフォン、タブレットからもご視聴いただけますので、是非ご利用下さい。9月定例会は大和市の昨年度の決算を審査いたします。大変重要な定例会です。9月定例会にご注目下さい。

平成29年9月大和市議会第3回定例会会議の予定
8月30日(水) 9時 本会議(議案の上程、説明、質疑、付託)。開会。
9月 1日(金) 9時 環境建設常任委員会
4日(月) 9時 文教市民経済常任委員会(中村所属)
5日(火) 9時 厚生常任委員会
6日(水) 9時 総務常任委員会
7日(木) 9時 基地対策特別委員会(中村所属・委員長)
15日(金) 9時 議会運営委員会(中村所属)
19日(火) 9時 本会議(一般質問)
20日(水) 9時 本会議(一般質問)
21日(木) 9時 本会議(一般質問)
22日(金) 9時 議会運営委員会(中村所属)
26日(火) 9時 本会議(委員長報告、質疑、討論、採決)。閉会。

※定例会前の議会運営委員会は、8月23日(水)午前10時から予定されています。
※会議の予定は変更されることがあります。議会事務局(260-5503)までご確認下さい。
※9月定例会で審議される、請願・陳情の締切は、8月25日(金)17時までです。9月定例会での審議を希望される方はお忘れないようお願いします。

「全会一致」の見直しについて。

これまでも「全会一致の見直し」の必要性については再三述べてきました。さきの議会改革実行委員会で「全会一致ルールの見直しを協議すること」を議決した結果、長い間、議論することさえ「タブー視」されてきた「全会一致の見直し」がついに協議されています。まずは、代表者会で「全会一致を原則とするものの、そうではない場合もある」と確認されました。続いて、現在は議会運営委員会で協議が継続されています。9月定例会中に開催される議会運営委員会でもこのことが協議される予定です。もちろん、議論もそこそこで、数にまかせて「決を採る」ことがあってはなりません。このことは、これまでの会議の中で何度も確認されています。それでも、どこまでいっても意見の一致をみないことのために、徒に時間を費やすべきではありません。私たち市議会議員は4年の任期という時間的な「期限」があるのです。時間は「無限」ではありません。4年の任期の中で、どれだけのことを決めていけるかは重要です。「続きはまた来期」というのは、選挙や有権者を軽んじた考えであると思います。私たち市議会議員は一期4年を「命がけ」でつとめる責務があります。そのためには、「全会一致」を見直して「決められる」議会にならなければなりません。特に「議会改革」は、議会が議会本来の役割を果たすために急務であります。「議会改革」を進めるためには、どうしても「全会一致」を改めなければならないと思います。そういうわけで、9月定例会でも激しく議論していきます。

決算審査について。

議会が決算を「認定」することは、法律に規定された議会の「権限」です(地方自治法第96条第1項第3号)。大和市議会では多くの地方議会と同じく、9月に行われる第3回定例会で「昨年度」の決算を審査しています。「決算」議案は、基本的に4つの常任委員会(環境建設、文教市民経済、厚生、総務)に所管の事業毎に付託され、4日間にわたって審査されます。決算委員会といったものはありません(予算委員会もない)。また、本会議では議案の提案説明程度にとどめられ(実際の審査は委員会で行われることから)、本会議での質疑はほとんど行われません。私は、決算審査の重要性からも通常の常任委員会での審査ではなく、決算委員会を組織して、決算の集中審議を行うべきだと主張してきました。また、実質的な審査が「委員会」で行われているとはいえ、市長以下市幹部全員が出席する「本会議」でもしっかりとした質疑が行われるべきとも強く主張してきました。残念ながら、私の主張は議会運営委員会の議論の中で退けられてしまいましたが、諦めずに主張してまいります。そして、今回も(私的には)やや不満ではあるものの、現在の制度で精一杯の決算審査を行ってまいります。大和市議会は、日程を見てお分かりのように、「一般質問」中心で運営されています。「一般質問」は議員が市の「一般事務」について、ある程度「自由」に質すことができるので、議会の中で重要な会議であることは間違いありません。しかし、私は、それ以上に法律で議会の権限として規定されている「決算を認定すること」「予算を定めること」「条例を設け又は改廃すること」は重要であると考えています。9月定例会を前に、改めて決算審査の「クオリティー」を上げることの重要性を痛感しています。市民の皆様におかれましても、もし、お時間が許すようでしたら、常任委員会に付託されて審査される「決算審査」を傍聴にお越し下さい。長いので、全部ご覧になるのは大変ですが、途中からでも途中まででも大丈夫です。市民の皆様のお越しをお待ちしています。