No.153 平成29年12月 第4回定例会「一般質問」(前半)

平成29年11月27日から12月21日まで、平成29年12月大和市議会第4回定例会が開催されました。
私も12月18日に大項目で6点「一般質問」を行いました。今号では、大項目1と2について、質問と答弁の要旨をご報告します。後半は次号でご報告いたしますが、すでに全体は市議会のホームページからもご視聴いただけますので、是非ご覧下さい。スマートフォン・タブレットからもご視聴になれます。

一.道路について。

(質問)
本市の道路舗装のコンディションは市民から大変評判が悪い。道路舗装の計画的な修繕と、修繕予算の増額についての考えをうかがう?

(答弁・市長)
本市としては、平成26年度に実施した舗装劣化状況調査と、平成27年度に実施した路面の支持力調査の結果をもとに、舗装修繕計画を策定した。この計画を踏まえて、平成27年度は1億2700万円であった道路修繕にかかる予算を平成28年度には3億5600万円と3倍程度増額し、安全かつ良好な道路環境を積極的に整えているところである。今後とも引き続き定期的な調査点検と計画の見直しを行い、利用者が快適にお使いいただけるよう努めていく。

(質問)
市道の舗装率と、舗装劣化の進行についての認識をうかがう?

(答弁・都市施設部長)
市道の舗装率は、平成29年3月末現在88.04%である。舗装劣化の進行については、平成26年度に実施した舗装劣化状況調査により把握しており、舗装劣化や損傷が著しい路線を対象に計画的な修繕により、適切な道路維持管理を行っているところである。

※意見・要望。

  • 道路予算は、増額しているようだが、本市市道の状況をみれば、それでも十分とはいえないと思う。ぜひ、必要にして十分な予算額を整えて、議会に提案いただきたい
  • パッチングによる道路補修はあくまでも応急の対策である。全面舗装による市道の整備、修繕を行って欲しい。
  • 狭い道路でもご高齢の方や障がいをお持ちの方が使われる道もある。狭い道路も含めて、さらに舗装率を上げていっていただきたい。

二.防災について。

(1)「蓄光」について。

(質問)
地震や落雷などの災害による停電に備えて、「蓄光」の技術を活用してはいかがか?

(答弁・市長)
「蓄光」の活用は効果的であると認識している。広域避難場所の案内板等、夜間や停電時において高い視認性が必要となる設備の更新時などに蓄光材の導入を検討していく。

※意見・要望。

  • 必要性の高いところから採用していただきたい。

(2)自衛官OBの雇用について。

(質問)
自衛官OBを危機管理部門の職員として雇用し、そのノウハウや人脈を活用してはいかがか?自衛官OBは、危機管理の高い能力を訓練された「即戦力」となる人材である。そういった市民にとって有用な人材を積極的に活用しようとしないのは、本市にとっても市民にとっても大変もったいないことだと思うが、お考えをうかがう?基地のあるまちだからこそ、市民にとって大きなメリットを伴う自衛官OBを積極的に活用してはと思うのだが、いかがか?

(答弁・市長)
ご指摘の防災については、大規模災害の発生や多発する異常気象に備えることは、本市最重要施策の一つとして捉えている。危機管理部門に消防吏員を配置したり、毎年、内閣府防災担当に職員を研修、派遣したりするなど、まずはその人材育成に積極的に取り組んでいるところである。このような人材育成は継続して取り組んでいくが、防災を初め、さまざまな分野に必要となる人材の確保については、多様であり、状況の変化に応じて適切な方法を見極めることが重要であることから、自衛官OBの雇用も含め、引き続き研究していく。

※意見・要望。

  • 実現できるような検討をお願いする。

(3)スタンドパイプ消火資機材につて。

(質問)
スタンドパイプ消火資機材の訓練回数、参加人数と訓練内容についてうかがう?

(答弁・消防長)
平成25年度に配備開始以来、本年11月30日現在で202回の訓練を実施し、2万1668人の方にご参加いただいた。訓練内容については、実際に消火栓に接続した上で、各資機材の取り扱い方法や注意点を学ぶ実戦的な放水訓練を実施している。なお、訓練にあたっては、消防職員、消防団員が統一した指導を行えるようにマニュアルを作成するとともに、ホームページ上に取り扱い説明動画を掲載し、市民へのさらなる周知を図っているところである。

※意見・要望。

  • スタンドパイプ消火資機材を広く配備して知らしめるという最初の目標は達成した。今度はぜひ次の段階に進めていただき、より実戦的な訓練を行われることを提案する。
  • 実戦的な訓練は、自治会、自主防災会防災会、参加される市民の方々にも大きな負担にもなるので、市としても必要な支援を行って欲しい。
  • いつ来てもおかしくないと言われて久しい、首都圏を襲う大地震に備えて、万全の体制を構築されるようにお願いする。

※次号に続く。