No.165 「やまと市議会だより」が発行されました。

「やまと市議会だより」が発行されました。

 「やまと市議会だより」8月1日号が発行されました。内容は6月定例会の概要報告です。すでにお気づきのことと思いますが、今年5月1日号より紙面が横書きになりました。以前より読み易くなっていると思いますので、是非ご一読をお願いします。

9月の定例会が始まります。

  平成30年第3回定例会が始まります。8月21日(火)には、定例会を前にした議会運営委員会が開催されます。9月定例会は、毎年昨年度の決算を審査いたします。大和市議会では、決算審査を4つの常任委員会が所管の事業ごとに分割して審査します。私は、決算(予算)委員会を設けて審査するべきと主張しておりますが、残念ながら本市議会においてはまだ実現できておりません。引き続き他の議員に決算(予算)委員会を設置して集中審議することの重要性を訴えてまいります。9月定例会の会議の予定は下記のとおりです。大和市議会では、本会議だけでなく各委員会の会議も傍聴いただけます。決算の審査が実際に行われる委員会は、特に市民の皆様に傍聴をいただきたい会議です。ご都合がよければ、是非、市議会までお越し下さい。よろしくお願いします。

8月28日(火) 午前9時 本会議(議案上程、説明)
30日(木) 環境建設常任委員会
31日(金) 文教市民経済常任委員会
(中村所属委員会)
9月 3日(月) 厚生常任委員会
4日(火) 総務常任委員会
5日(水) 基地対策特別委員会(中村委員長)
13日(木) 議会運営委員会(中村所属委員会)
14日(金) 本会議(一般質問)
18日(火) 本会議(一般質問)
19日(水) 本会議(一般質問)
20日(木) 議会運営委員会(中村所属委員会)
25日(火) 本会議(質疑、討論、採決)

※9月定例会で審査される「請願書」「陳情書」提出の締切は、8月20日(月)の17時です。ご希望の方はお忘れないようにお願いします。手続きでご不明な点がありましたら、議会事務局議事担当(260-5503)にお問い合わせ下さい。
※会議の予定は、変更されることがありますので、あらかじめ議会事務局議事担当までお問い合わせ下さい。
※本会議は、市議会のホームページからLIVEと録画で「動画」をご視聴になれます。スマートフォンからみれますのでご利用下さい。

大和市議会の「決算審査」について。

  大和市の予算執行を市民の立場から審査する「決算議会」は大変重要な定例会です。決算の審査は、予算審査よりも軽くみられることがありますが、私はむしろ決算の審査の方が重要だと思っているくらいです。議会が厳しく決算の審査を行えば、行政は緊張感をもって予算を編成することになりますし、慎重な予算執行が行われることになります。私は議席をお預かりして以来、ずっとそういった姿勢で決算審査に臨んできました。これまでも、決算審査については様々な意見を述べてきましたが、今回は現実の大和市議会における決算審査の方法についてご紹介させていただき、私見を申し述べてみたいと思います。大和市議会の「決算」は、定例会の初日に議案として上程され、市長、関係部長から説明されます。説明が終わると、質疑が求められますが、慣例でここでの質疑は行われず、直ちに各委員会に付託されることとなります。大和市議会には、現在4つの常任委員会があり、それぞれの所管の事業ごとに審査が行われます。委員会の審査は、それぞれ一日づづ、4日間にわたって行われます。決算の審査は、「決算書」のぺージごとに議員から行政執行部への質疑という形で行われていきます。議員(委員)の質疑に対しては主に担当課長が答弁し、必要に応じて部長、教育長、副市長といった幹部職員が対応します。一通り質疑が終わると、議案に対する「反対討論」、「賛成討論」が行われ採決となります。こういった審査を各委員会ごとに行い、定例会最終日を迎えます。定例会最終日には、各委員長から委員会ごとに審査の結果と経過の説明があり、続いて委員長報告に対する質疑が行われます。そして、各会派の代表による「反対討論」、「賛成討論」が行われてから、採決が図られます。
私が大和市議会の「決算審査」で一番問題だと思うことは、各委員会の審査時間が少ないということです。各委員会は一日で審査を終えますが、各委員会は「決算」委員会でないため、決算の議案は、条例改正や陳情書の審査など他の議案と一緒に審議されます。そのため必然的に決算審査にかける時間が短くなっていきます。ちなみに近隣市では、決算(予算)の委員会を別に設置して決算(予算)だけを集中して審査しているところ、またもそうでなくても、決算(予算)審査の定例会では、委員会の会議を複数日にして対応しているところが多くあります。ここは、是非改善するべきだと思います。また、審査の方法も各議員(委員)からの質疑だけではなく、委員間での「討議」を行って議会(委員会)としての「意思形成」を行うことが必要だと考えています。現在、「質疑」の後に行われている「討論」は、一方的な「反対意見」「賛成意見」であり、議論を「深める」といった種類の「討議」ではありません。最近では、議員同志のより積極的な討議が必要であるという認識で「議員間討議」を行おうという試みされてきていますが、残念ながら大和市議会では行われていません。

「全会一致」原則の見直しについて。

 「決算(予算)審査」の「クオリティを上げていこう」ということは、私がずっと主張してき
たことです。ところが、議会審査の「やり方」を変えるということは、並大抵のことではありません。大和市議会では、こういったことは各会派の「代表者会」や「議会運営委員会」で審議されてきましたが、いずれも「全会一致」を原則としていたため、一向に改革を進めることができませんでした。私は、今任期中、議会改革実行委員長を2度努めて、「全会一致」の原則を見直しました。もちろん、「数」の力で押し切るといった強引な議事の進め方はいけません。それでも議論を尽しても「全会一致」しないならば、相応しいところで、「決」を採る必要もあると思います。今後、必要に応じて「決」を採ることも可能になりましたから、こういった「改革」も徐々に進んでいくことと期待しています。これからも「市民のための」議会改革を推進してまいります。

(大和市議会議員中村一夫政策法務研究所)
〒242-0025大和市代官1-15-2-506     (本人直通)090-3904-081