No.134 3月定例会「一般質問」要旨(前半)。

3月定例会で行った、私の「一般質問」の要旨(前半)です。ご興味いただけるものがありましたら、「大和市議会ホームページ」から「動画」がご覧になれますので宜しくお願いします。

一.市制記念日について。

昭和34年、2月1日。市制が施行されました。私が子どもの頃この日は休日で、市立小中学校もお休みでした。そして、多くの市民が2月1日が「市制施行記念日」だということを知っていたのです。ところが、最近は、多くの市民が「市制施行記念日」がいつなのか知りません。大和市は、様々な土地から移り住んできた市民によって構成されています。「皆が同じまちのメンバー」であるという意識を共有するためには、「市制施行記念日」を共有していくことが有効です。防災・防犯にも「地域の絆」が注目されている今だからこそ、大和市「スタートの日」である、「市制施行記念日」を「復活」させていくことを提案します。いみじくも、再来年は「市制60周年」を迎えます。この機会に市政に貢献いただいた方(目立たない地道な活動に取り組まれてこられた方も含めて)を広く顕彰することもあわせて提案します。

(質問)
市制60周年に記念式典を開催し、市政の功労者を幅広く顕彰してはどうか?

(答弁・市長)
平成31年2月1日に市制60周年を迎えるにあたり、記念表彰として、これまでのように表彰条例に準ずる業績をお持ちの方などを対象とするのか、あるいは、これまで以上に幅広く表彰するのかなど、表彰する方法も含めて検討していく。また、60周年記念式典は、シリウスを会場としたい。そのことによって、これまで以上に多くの市民がお集りになる中で、市政功労者を表彰できるのではないかと考えている。

(質問)
市制記念日の認知を図る上で、市制記念日に学校を休みにしてはどうか?

(答弁・教育長)
市立小中学校では、学校行事を含んだ教育課程全体のバランスを図りながら、必要な指導時間を確保している。さらに次期学習指導要領では授業時間の増加が見込まれる中、新たに休日を設けることには多くの課題があり、難しいと考えている。しかし、地域を知り、伝統や文化を大切にして、郷土の発展に努めることは、学習指導要領に目標として掲げられており、子どもたちが市制記念日を通して市の成り立ちについて学び、歴史や先人の苦労を知る事で地域に誇りを持てるようにすることは大変重要なことであると考えている。小中学校では、子どもたちが地域のきずなや郷土愛を育む地域学習に市制記念日についての学習を位置づけて指導を行っていく。

(質問)
市制記念日を認知させるためにも、市制記念日にスポーツセンターや引地台プールといった市の施設を無料にしたり、コミュニティバスを無料にしたりしてはどうか?

(答弁・政策部長)
ご提案の方法は、2月1日が市制記念日であることを分かりやすくお知らせするのに効果があると思うが、一方、共働き世帯の増加など働き方が多様化している社会情勢や、小中学校を休日にすることが難しい現状では、当日に市内で「無料」を利用できる人は限られるものと考えられる。こうしたことから、(無料にするのではなく)今後市ホームページで市制記念日について積極的に取り上げていくことに加え、記念日前後のイベントや催しなどにおいても、機会を捉えてPRするなど、さまざまな手法を検討し、周知の拡大を図っていく。

※ 意見・要望
・ ゆとり教育を脱した現在、通常の学校カリキュラムをこなしながら、新しいことを取り入れていくことは困難。土曜日を授業のある日に戻してみてはいかがか。
・ 引地台プールやスポーツセンター、のろっと、やまとんGOを無料にすることは、前向きに検討願いたい。
・ 市制60周年記念式典では、(大項目4とも関係するが)駅前の美化などに積極的に取り組まれている方や団体も顕彰していただきたい。

二.障がい者スポーツについて。

(質問)
本市の障がい者スポーツの現状と課題について、障がい者スポーツ指導員の育成についてうかがう?

(答弁・文化スポーツ部長)
本市においては、平成25年7月に策定した「大和市スポーツ推進計画」において、障がい者スポーツを特別視することなく、「する」「みる」「支える」の3つの観点から推進することとしており、障がい者を対象としたスポーツ教室やパラスポーツの競技を紹介するイベントなどを実施してきている。障がい者スポーツ指導員については、現在31名の方が市内に在住している。その役割はスポーツにおける指導ということだけでなく、障がい者がスポーツを行うための支援という側面も持つなど、障がい者スポーツの普及促進のために、その育成は欠かせないものと考えている。その一方で、指導員が十分に活用されていないという実態もあると指摘されている。今後は、国・県はもちろん、本市の体育協会や関係団体及び総合型地域スポーツクラブなどとの連携を図り、指導員の方々の活躍の場を広げていきたいと考えている。

(質問)
2020年東京パラリンピックをきっかけにした、障がい者スポーツの推進についてうかがう?

(答弁・文化スポーツ部長)
本市としては、パラスポーツ選手の「取り組む姿勢」や、パラリンピック競技の魅力そのものを、多くの市民に伝えるとともに、パラスポーツをユニバーサルスポーツとして捉え、健常者にも参加していただけるような機会の創出を含めて引き続き実施していく。

※ 意見・要望
・ 市として障がい者スポーツ指導員の育成に前向きに取り組まれることを再度要望する。
・ まずは、「初級」資格の取得あたりから取り組まれてはいかがか。
・ 資格を持った指導者が活躍出来る場を積極的に作って欲しい。
・ 障がい者スポーツの推進については、障がい者団体の意見をよく聞いて行って欲しい。

→ 次号につづく。

三.住民主体の地域公共交通について。
四.駅周辺の美化について。