「自由民権運動」は、明治時代に興った政治運動で、当時の藩閥政治を批判し、国民の政治参加を訴えました。大和市においても、特に下鶴間地区では、板垣退助の「自由党」の影響が強く、「地租軽減」や「地方自治の確立」を目指して熱心な政治活動が展開されていました。現在の「自由民主党」は、当時の「自由民権運動」と歴史的な系譜として深いつながりがあり、特に、板垣退助の「自由党」と大隈重信の「立憲改進党」を源流としています。私自身、「自由民権運動の系譜をつなぐもの」を自覚して、自由と民主主義を意識して政治活動を行っています。
〇「二元代表制」と議会の役割。
地方自治は国政と違い「二元代表制」です。国政においては、国民が国会議員を選び、国会議員が総理大臣を選びます。つまり国民は間接的に行政の長を選んでいるのです【議院内閣制】。一方、地方自治においては、議員と行政の長【市長】は、それぞれ有権者【市民】が直接選びます。国政においては、政党政治を前提として、総理大臣を選んだ「与党」というものが存在します。一方、地方自治では、議員が市長を選ぶわけではないので、「与党」というものは本来存在しません。「二元代表制」の性質からすれば、むしろすべてが「野党」というのが本当かもしれません。議会と市長との間には、執行権【市長】と議決権【議会】という別個の権限が存在し、双方の間には適切な「緊張関係」がなくてはなりません。
「二元代表制」のもと、議会にとって最も重要な役割は「議決権」と「チェック機能」です。そして、「議決権」の中でもとりわけ重要なのは、「予算」と「条例」を「議決」することだと思います。私は、必要な場合は、行政に「嫌がられるぐらい」厳しく、ここは審議を尽くしてきました。
「チェック機能」として重要なのは、何といっても「決算」の審査だと思います。大和市議会では、毎年、9月の定例会で昨年の「決算」を審査します。「決算」は「予算」と違い、すでに執行されてしまったものですから、ここでとやかく言っても始まらないという方もいますが、決してそんなことはありません。何故なら、ここでしっかりと議論することが、今後の市政の改善へとつながっていくからです。私は、「決算審査」はある意味「予算審査」以上に重要であると考えています。
いずれにしても、地方自治における行政と議会の関係は、「喧嘩」しているわけではありませんが、決してなれあうことはない、適度な緊張関係である必要があるということです。私も初当選以来、市民ために協力するときは協力する、しかし、「言うべきときは、言うべきことをしっかり言う」という姿勢で議員活動を行ってきました。これからも市民のために、市民の代表として「この立場」を貫いていきます。
令和8年がスタートしました。本市の財政は大変厳しい状況です。また、新年度からは、こどもに対する新しい制度もスタートします。議会として、議員として、市政に誤りなきよう注視していかなければなりません。市民の皆様のご意見をいただきながら、今年も頑張ってまいります。
〇「市政報告会&意見交換会」のお知らせ。
下記の予定で「市政報告会&意見交換会」を行います。お気軽にお越しください。途中からでも途中まででも結構です。皆様のお越しをお待ちしています。
日時 令和8年1月24日(土)
13時30分から15時30分
場所 渋谷学習センター【イコーザ】 306【和室】
小田急江ノ島線 高座渋谷駅西口下車すぐ。