カテゴリー別アーカイブ: 大和主義!!リポート

No.312 総合計画基本構想審査特別委員会が開催されました

11月26日(火)、大和市の新しい総合計画基本構想を審査する特別委員会が設置され、私、中村一夫が委員長に選任されました。翌27日(水)、委員会を開催しました。質疑答弁の幾つかを報告します。
(質疑)現行の総合計画はまだ5年あまり計画期間を残しているが、なぜいま新しい総合計画を策定するのか?
(答弁)経済や社会のあり方が大きく変化する時代にあっても、基礎自治体は多様化、複雑化する諸課題に適切に対処していくことや、これまで培った市政を生かしながら、将来にわたり持続可能なまちづくりを進めていく必要がある。さらに、こうしたまちの実現に向けては、市民から選ばれた市長の掲げる政策も考慮しながらその具現化を図ることも大切であり、現市長の「市民が幸せを実感できるまちづくり」といった考え方も示していくことが必要であると考えている。近年の本市の市政運営は、「行政が行う」という傾向が強く、市民の力を借りたり、市民と共に取り組んだりすることなど、様々な主体との連携や、いわゆる「つながり」に消極的であったように思われる。こういったなかにあって、新たに市長が掲げる「市民が幸せを実感できるまちづくり」を実現するためには、幸せの重要な要素である「つながり」を意識して、市民の力を生かし、市民と共に歩むまちづくりを目指すという基本姿勢を市民や議会と共有することが必要であると考え、新たに総合計画を策定するものである。
(質疑)なぜ、「つながり」を意識した取り組みを進めるのか?
(答弁)幸せを感じる一つの要素として、「つながり」が大切であることは、市民の幸福度調査をはじめ、国内外における同種の調査結果でも示されている。この「つながり」を大切にしていくことが、市民の幸せの実感に大きく寄与するものと捉えて、「つながり」を意識した取り組みを進めることにした。
(質疑)市民の意見はどのように収集したか?
(答弁)昨年12月に実施した市民意識調査、本年1月に実施した幸福度調査、市民意見の収集として2回実施したインターネットなどを用いた意見募集、20回実施した地域で行ったタウンミーティング、小中学校の児童生徒から意見をいただく「こどもミーティング」、さらには、パブリックコメント、地域6か所9回行ったパネル展示を通して多くの意見をいただいた。
(質疑)行政経営の方針の特徴は?
(答弁)市民の声に積極的に耳を傾向けて施策を展開すること、多様な課題の解決に向けて多様な主体と連携すること、また、デジタル技術を取り入れて従来にとらわれずに市民サービスの質的向上や業務の効率化を進めること、つまり「市民の声の反映」、「様々な連携の推進」、「デジタル技術等の活用」を行政経営全般を通して持つべき共通の姿勢とし、さらには、各目標における取り組みにおいても考慮していくようにしたことが大きな特徴である。

*総合計画基本構想は、特別委員会において賛成多数で可決され、12月20日の本会議での採決に付されます。

〇「2024年人権週間特別企画 今、ウイグルで何が起きているのか」

12月4日(水)から12月10日(火)までは「人権週間」です。今年は、「人権週間」に合わせて、ドキュメント映像の上映とウイグル人による「証言集会」を開催します。大和市での「証言集会」は三回目です。国際社会が注目するウイグル問題です。皆様と一緒にこの問題を考えたいと思います。
日時  12月7日(土) 15時30分から16時30分
場所  大和市文化創造拠点シリウス 612号
    (大和市大和南1-8-1)

No.311 中村一夫の政策(2)「安全・安心な街づくり」

(1)道路整備の促進。通学路の安全整備。ゾーン30プラスの推進。
点字ブロックなど障がい者の安全に配慮した道路整備の推進。
(2)子どもの安全(GPSの貸出など)。
(3)体育館等の避難所に空調を整備。Wi-Fiの整備。
→段階的に体育館に空調を整備していくことが決まりました。
(4)外国からの武力攻撃や富士山噴火などに備えた避難施設の整備。
(5)協働事業、市民活動の推進。
(6)空き家・空き室対策の推進。
→専門家とともに協議を開始。
(7)人材バンク制度の創設(各種委員、役員等の「なり手不足」の解消)。
(8)受動喫煙に配慮した「喫煙所」、街の美化のための「ゴミ箱」の設置。
(9)シリウスなど公共施設の指定管理者の見直し。
(10)厚木基地との災害時協力体制の強化。
→大和市議会基地対策特別委員会を「基地政策特別委員会」と改め、基地との
協力関係についても協議しやすい環境にしました。
(11)自治基本条例の見直し。
(12)自治会活動、自主防災会活動への支援強化。条例の整備(例「自治会支え
あい条例」。
(13)「市民自治区」の再検討。
(14)市立病院の経営改善。

〇12月定例会が始まります

11月26日(火)から12月20日(金)まで25日間の会期で、今年最後の定例会が開催されます(予定)。会議の予定は下記のとおりです。いずれの会議も傍聴できます。また、本会議は市議会ホームページからlive、録画で動画配信します。
ぜひ、市議会にお越しください!!

11月26日(火)  9時    本会議(議案の上程・説明・質疑・付託)
11月28日(木)  9時    環境建設常任委員会
11月29日(金)  9時    文教市民経済常任委員会
12月02日(月)  9時    厚生常任委員会12(中村所属委員会)
12月03日(火)  9時    総務常任委員会
12月04日(水)  9時    基地政策特別委員会
12月12日(木)  9時    議会運営委員会
12月13日(金)  9時    本会議(一般質問)
12月16日(月)  9時    本会議(一般質問)
12月17日(火)  9時    本会議(一般質問)
12月18日(水)  9時    議会運営委員会
12月20日(金)  9時    本会議(委員長報告、質疑、討論、採決)。
*会議の予定は変更することがあります。

〇市政報告会のお知らせ12月定例会が始まります

下記の予定で「市政報告会」を開催します。途中からでも、途中まででも結構です。お気軽にお越しください。

日時 12月28日(土) 15時30分から17時30分

場所 渋谷学習センター(イコーザ内) 306(和室)。

No.310 中村一夫の政策(1)「困っている人に寄りそう政治」

1.孤独死ゼロへ。具体的な政策を推進。

2.障害者福祉の充実。公共施設の利用料金減免。医療費支援の拡充。

3.「手話言語条例の制定」

4.ヤングケアラー支援(ヘルパー等の派遣。支援条例の制定)。

→近年大変問題となっている「ヤングケアラー」。具体的にケアラーの負担を軽減するためのヘルパーの派遣などの事業を実施することや、ケアラー支援を法的に担保する「条例」制定を推進していきます。

5.就職等に有利な資格取得をサポート(資格等予備校や通信教育事業者と連携・学習室の提供など)。

6.犯罪被害者支援(心サポート・支援条例の制定)。

→犯罪被害者の支援は大変重要。特に、性犯罪や特殊詐欺の被害者には「心」のケアも重要です。何度も一般質問で提案してきました。最初は全くやる気のない答弁でしたが、少しづづ変わってきています。引き続き頑張ります。

7.医療的ケア児を総合的に支援。

8.公園にインクルーシブ遊具を整備。「誰でも遊べる公園」を推進。

→「やまと公園」にはインクルーシブ遊具が設置されています。インクルーシブ遊具を普及させて、「誰でも遊べる公園」を増やしていきます。その際、「当事者」の意見を尊重するようにします。

9.高齢者、障がい者に「のろっと」「やマトン号」の無料パスを配布

→「一般質問」で提案。行政側は慎重だが、「出来ること」からやってみるように再提案しました。

10.「のろっと」「やマトン号」の運行本数増を推進。

→これは多くの方から要望があります。「コミュニティバス」は市民の重要な「足」。採算が合わないことは最初から分かっていること。それでも必要な事業です。

11.高齢者・障がい者等への医療費助成の拡大。

→特に精神障害の方への医療費補助の拡充は数年にわたって要望されており、かなり深刻だと認識しています。

12.公共共同墓地、ペット墓地の整備。

→少子化で「お墓」を維持出来なくなっている方も増えています。

13.市営住宅を拡充(空き家・空き室等を市が借り上げて活用)。

→単身者の市営住宅への入居希望や高齢者の需要も増加しています。一方、「空き室」や「空き家」の問題もある。「空き室」、「空き家」を市が借り上げて、「市営住宅」として提供すれば、二つの問題が解決する。

〇こども・高齢者・障がい者に「やさしいまち」

こども・高齢者・障がい者に「やさしいまち」ってなんだろう?よく聞く言葉だが具体的にどういった「まち」が「そういうまち」なのだろうか?具体的にはもちろんいろいろなことが関係していると思うが、その一つは「道路の整備」だと思う。道路整備というと、とかく「車道」のことがいわれるが、人間が歩く歩道の整備は「道路整備」の基本である。試しに、ベビーカーや車いすを押して歩道を歩いてみて欲しい。いかに、本市の道路が「こども・高齢者・障がい者」に「やさしくない」かが分かると思います。道はガタガタ、段さは多い、電柱などで車いすやベビーカーが容易に通れない道が沢山あります。まずは、こういったところから「こども・高齢者・障がい者」に「やさしいまち」づくりをしていかなければならないと思っています。とかく、行政(政治?)は「目立つ事業」をやりたがりますが、市民が本当に必要としていることは、こういう身近なこと。まずは必要なことに税金を使うように求めていきたいと思います。市内の点字ブロックも痛んだり壊れていたりするものがあります。定期的に点字ブロックの点検をするように求めましたが、点字ブロックに特化した点検はしないという答弁でした。「まずはやるべきことをちゃんとやる」。これが、「こども・高齢者・障がい者」に「やさしいまち」になる「第一歩」だと思います。