No.157 平成30年度がスタートしました。

平成30年度がスタートしました。

 いよいよ平成30年度が始まりました。市議会議員としての今任期も4年目となります。これまで、取り組んできた政策をさらに前に進めるために、今年度もさらに尽力してまいります。

「こどもたち」のために。

「こども」は「日本の宝」「地域の宝」です、大和の「こどもたち」のために頑張っていきます。

(1)学力向上について。

 毎年4月に行われる「全国学力・学習状況調査」。本市の小中学生の「学力」については、これまでもさまざまな課題がありました。私は、本市小中学生の基礎学力の充実と向上を図るため、具体的で実際的な施策の実施を繰り返し教育委員会に対して求めてまいりました。おかげさまで、全市立小学校と中学校で「放課後寺子屋」が実施されるようになり、確実に学力の向上が図られてきています。今年度は、中学3年生を対象に、夏季・冬季の休業期間にも高校受験に対応する施策が実施される予定です。今後とも、本市の「こどもたち」が充実した基礎学力を身につけ、それを向上させていけるように取り組んでまいります。

(2)放課後使児童クラブについて。

 共働きのお父さんお母さん、ひとり親家庭の方にとって、こどもたちの放課後の「居場所」としての「放課後児童クラブ」は大変重要な施策です。本市では、全19小学校区に「放課後児童クラブ」を設置しています。その内、17の小学校区では、小学校の敷地内に公設公営の「クラブ」を開設しており、本市「放課後児童クラブ」は近隣市と比べても大変充実しています。私は、これまでも「放課後児童クラブ」について、さまざまな政策提案をしてまいりました。以前は、「放課後児童クラブ」から直接「放課後寺子屋」や「放課後ひろば」に行くことはできませんでしたが、「クラブ」から直接「寺子屋」や「ひろば」にも行けるように改善しました。また、災害時にこどもたちを安全に避難させることができるように「マニュアル」の作成と、それを学校とも「共有」するように求めてまいりました。私の提案を受けて、昨年4月から「放課後児童クラブ非常災害対策マニュアル」が施行されています。今後とも「クラブ」と学校がしっかり連携して「こどもたち」の「安全」を守っていけるよう、議会を通じて強く求めてまいります。

(3)「新入学学用品費」の入学助成について。

 本市では、これまでも経済的な理由で、こどもたちを就学させることが困難なご家庭に対しては、さまざま就学援助をしてきました。その一つとして、「新入学学用品費」の支給があります。本来、入学前の出費に対する支援であるにもかかわらず、これまでは、実際に支給される時期が8月頃という「事後支給」であり、「本当に必要なとき」の支給となっていませんでした。私は、議会でこの問題を質し、他市での実例も引き合いに出して、入学前の支給を強く求めてまいりました。現在「新入学学用品費」は入学前の支給になっています。これからも、こどもたちが安心て学ぶことができるように、具体的で実際的な施策を実現させてまいります。

「安全な地域社会の実現~防犯施策~」について。

 「安全な地域社会」を作っていくことは、自治体としての大和市の重要な責務です。しかしながら、市職員や警察官だけでそれを行っていくことは極めて困難です。これまでも、自治会やPTAや消防団など市民の方々に「防犯パトロール」などでご協力をいただいてきました。ご協力いただいている市民の方々に心から感謝申し上げます。そして、昨年11月には「新しい」防犯活動のメニューとして、「安全安心サポーター制度」がスタートしました。これは、私が茨城県・つくば市の「ジョギングパトロール」制度を参考に提案したもので、今年1月末現在、既に200人もの方にご登録いただいているということです。ご都合の良い時間に、ご都合の良い場所で、「出来る範囲」で活動していただけるという「新しいスタイル」の「防犯活動」です。ご興味のある方は、市役所「生活あんしん課(260-5162)」までお問い合わせ下さい。

「地域経済活性化」について。

 市民の皆様にさまざまな行政サービスを提供していくためにも、「財源」の確保は重要です。そして、そのためには、「地域経済活性化」を進めることが必要です。私は、平成24年に「大和市商業振興条例」を、本市初の議員提案による経済政策条例として制定しました、この条例を制定したことにより、平成25年には「大和市商業戦略計画」が策定されています。今年度、この「計画」は改定作業にはいります。私も議会を通じてさまざまな提言をしていきます。また先月22日の本会議で成立した「大和市企業活動振興条例」も有効に活用しながら、実効性の高い「地域経済活性化」を提案してまいります。

「議会改革」について。

 市民のための「議会改革」は私の主要政策の一つです。私は、選挙のたびに下がる投票率は、市民の皆様の議会に対する「厳しい」「声」と真摯に受け止めています。今こそ、市民の皆様の議会に対する信頼を回復し、期待していただける議会に「改革」していかなければなりません。昨年、議会としての法的スキルアップを図るため、私が中心となって、中央大学と交渉し、全国初の「パートナーシップ協定」締結に漕ぎ着けました。今年は、中央大学の磯崎教授を講師にお招きして、早速議員研修を実施しました。さらに中央大学の学生さんをシリウスにお招きし、議員と学生との「意見交換会」も開催しました。今後、大学の「知」を大いに活用させていただき、議会としての法的スキルアップ、政策提案力アップを図ってまいります。また、今年度は、議会基本条例を検証する年度になっています。私は、議会基本条例制定時に議会基本条例検討協議会副会長を務めましたが、今年度も条例検証委員会の委員になりました。議会基本条例を検証し、改正するべき点があればしっかり改正し、「市民のための」「議会改革」を進めてまいります。