No.189 9月定例会が始まります。

9月定例会が始まります。

令和元年9月大和市議会第3 回定例会が、8月28日(水)から9月25日(水)まで、29日間の会期を予定して開催されます。毎年9月定例会では、大和市の昨年度の決算を審査します。市民の皆さま方からお預かりした貴重な税金を使って、大和市がどのような仕事を行ったのか、どういった成果があったのかなかったのかを、「議会」という「公」の場所で審議していきます。9月定例会は「財政民主主義」を担保する上でも極めて重要な定例会です。市民の皆さまには是非ご注目下さい。会議の予定は下記のとおりです。本会議のみならず委員会の会議も傍聴できます。大和市議会は多くの議会と同様に、各委員会において実質的な審議が行われますので、お時間が許す方は是非ご興味のある部分だけでも傍聴をお願いします。皆さまのお越しを心からお待ちしています。

8月28日(水) 午前9時 本会議  議案の上程
  30日(金) 環境建設常任委員会
9月2日(月) 文教市民経済常任委員会 (中村所属委員会)
  3日(火) 総務常任委員会
  4日(水) 総務常任委員会
  5日(木) 基地対策特別委員会   (中村委員長)
  13日(金) 議会運営委員会
  17日(火) 本会議   一般質問
  18日(水) 本会議    〃
  19日(木) 本会議    〃
  20日(金) 議会運営委員会
  25日(水) 本会議   委員長報告・討論・採決

※会議の予定は変更されることがあります。
※本会議は、市議会のホームページからLIVE・録画で配信しています。
※傍聴にお越しの方は、必ず市役所5階の議会事務局にお立ち寄り下さい。
※会議の進捗状況については、議会事務局(260-5503)までお問い合わせ下さい。 

決算審査の流れ。

大和市議会における決算審査は、以下の流れで行われます。
本会議(決算の上程、委員会に付託・8/28)→各委員会による審査・委員会ごとの採決(8/30〜9/4)→本会議(討論、採決・9/25)   
※いずれの会議もどなたでも傍聴頂けます。

大和市議会における決算審査の課題。

決算審査は、議会が審議する議案の中でも、予算審査と並び最も重要な議案の一つです。決算審査の精度を上げていくことは、次年度の予算編成に議会(市民)の意思を反映させる上でも大変重要なことです。私は、これまでも決算審査の「質」を上げるためにいくつかの提案を行ってまいりましたが、残念ながら現在のところ議会の多数を形成できずにいます。今後とも引き続き取り組んでまいりますが、市民の皆さまにおかれましてもご意見をいただければ幸いです。

★本会議での質疑

定例会初日の本会議で決算議案が上程されます。その後、議長は議場に「質疑はありますか?」とはかりますが、実際にはここでの質疑はできません。そして、すぐに各委員会に「分割付託」されてしまいます。これでは、委員会間にまたがるような質疑や決算全体についての質疑ができません。私は、本会議で全体的な質疑を行えるような改革を主張しています。

★決算委員会の設置

大和市議会には決算委員会がありません(予算委員会もない)。現在は、4つの常任委員会がその他の議案と一緒に一日で審査を完了しています。そこで、委員会によっては審議が遅くまで続くこともあり(以前に23時を過ぎたこともありました)、非常に効率が悪いです。私は、決算委員会を設置して、決算は他の議案とは別に審査するべきだと主張しています(予算も同じ)。

★議会としての「意見」を付けること置

最終日の本会議では、各会派が決算に対して「討論」を行います。この議会の「討論」というのが大変おかしなもので、一般的な意味での「討論」ではありません。いうなれば、「意見」をそれぞれの会派が一方的に主張し合うというのが議会の「討論」なのです。それぞれの会派は、「うちはこう言った! !」と主張し合うわけですが、それはあくまでも各「会派」の意見にすぎないのです。私は、議会が「二元代表制」の一翼であるのなら、「議会」としての「意見」を正式に述べるべきだと思います。そうすれば、それは個人の議員の意見でも特定の会派の意見でもなく、まさに市長と対等の立場にある「議会」としての「重い」意思表示になるはずだからです。

★質疑内容の通告と「持ち時間制」の導入

委員会の質疑においては、議員(委員会の会議なので委員)の質疑は通告も不要で「持ち時間」もありません。これは一見自由な議論ができて良いようですが、通告してないために、的確な答弁が出なかったり、その場で「思いついたような」質疑、昨年と同じ質疑が出たりして「質」の上からは問題があると感じています。また、質疑が特定の議員(委員)に偏ってしまい、議員間の公平さからも問題があると思っています。予め質疑内容を通告し、各議員(委員)が「持ち時間」の範囲で熟慮した質疑を行えば、もっと「質」の高い議論が行えるようになると考えています。

その他にも決算審査の改善点はまだまだあります。そして、以上の私の改善案を実施している議会も多くあります。私は、各地の議会を実際に傍聴して回り、さまざまな決算審査を見てまいりました。良いことは積極的に取り入れることが必要だと思います。これからも諦めずに議会内外で訴えてまいります! !