No.243 令和3年中村一夫の「議会報告」

令和3年の「議会報告」を私の「一般質問」を中心にご報告します。今年も全ての定例会で「一般質問」を行いました。今年は、毎回の定例会で新型コロナ関係の質問をしました。詳しくは、市議会のホームページから「動画」が見れますのでご確認いただければ幸いです。

★ 第一回定例会(3月)

(質問)本市におけるワクチン接種に関する考え方、体制構築の現状とこれまでの経緯についてうかがう?

(市長)全ての市民に安心して接種を受けていただくことを第一に考え準備を整えている。65歳以上の方が最初の接種対象と定められる中で、ご高齢の方の中には日常的に通院している方も少なからずいらっしゃると思い各医療機関にお願いしながら、個別接種を実施手法の柱の一つとした。一方、必ずしも全ての市民の方がかかりつけ医をお持ちでないという事実もあるので、公共施設を利用した集団接種を2つ目の柱とした。加えて、本市の特性を見直した結果、公共施設での集団接種とは別に別働隊を組織して接種できる体制を整え、第3の柱とした。(この)大和モデルによって速やかに接種を実施できるよう準備を整えている。

(要望)引き続き、国の動向を注視しつつ、スピード感をもって確実にワクチン接種を実施していっていただきたい。

★ 第2回定例会(6月)

(質問)政府は、高齢者へのワクチン接種を7月末までに完了するように要請していますが、本市では現状可能か?大和モデルは想定したとおり運用できているか?

(市長)大和モデルによるワクチン接種は順調に進んでいる。本市の市民約2万1,000人が1 回目の接種を、約2,000人が2回目の接種を完了している。国からは7月末までに65歳以上の接種を完了するように強く求められていることから、接種のスピードをさらに加速させていく。明日からはスポーツセンター、ポラリス、渋谷学習センター、光丘中学、北大和小学校、桜丘小学校で7月25日までの毎週末集団接種を同時開催していく。7月末までの高齢者接種完了に向けて確実に歩みを進めていけると考えている。

(質問)保育士や幼稚園・小学校の先生など、子どもたちと日常接する機会の多い方に対しても優先接種できるように配慮いただきたいが、いかが?

(市長)学校・幼稚園の教職員、保育士などに可能な限り早く接種を行っていくことも、目下の課題であり、準備を進めているところである。

★ 第3回定例会(9月)

(質問)新型コロナウイルスに感染された方の自宅療養へのサポートについて伺う?

(市長)本市では神奈川県と自宅療養者に係る連携事業に関する覚書を締結した。県から食事が届くまでの3日分の食料品を提供することとした。

(質問)コロナ禍で子どもたちの学びをどのように守っていくか。児童生徒の学力への影響につき伺う?

(教育長)先日、全国学力・学習状況調査の結果が公表されたが、コロナ禍以前と比べて有意な差はみられなかった。一人一台端末や放課後寺子屋やまとの活用により、一人一人の学びを大切にした仕組みづくりの中で学力向上を推進していく。

★ 第4回定例会(12月)

○令和4年度予算編成に向けて

令和4年の予算編成に向けて、庁内での検討が始まっている。来年度も、コロナの影響など先行きが不透明な状況だ。それでも、最も身近な自治体として、必要な市民サービスを後退させることはできない。要は「選択と集中」が求められている。重要なのは、「何を」選択するのか、「どこに」集中するかだ。令和4年度予算編成に向けて市の考えを質した。

○コロナと経済政策について

長引くコロナ禍の中、地域の経済は大変な影を受けてきた。ワクチン接種の進展に伴い、大和市も新規感染者が大きく減少してきてはいるが、新たな変異株が見つかるなど、油断できない状況もある。引き続き、感染予防をしっかりしていただくことは勿論だが、同時に経済をどう回していくか、どのように地域経済を活性化させていくかが重要な課題となっている。未だコロナが収束しない中、来年度の経済政策について伺うとともに、アフターコロナを見据えた経済政策について市の考えを伺い、私からの提案をした。