No.245 今年は、参議院議員選挙の年です

昨年は、衆議院議員の総選挙が行われましたが、今年は夏に参議院議員の通常選挙が行われます。国会は、「二院制」を採用しており、下院に相当する衆議院と上院に相当する参議院の両院からなっています。参議院は解散が無く、議員は任期を全うし、じっくりと政策課題に取り組めることから、「良識の府」とも呼ばれています。参議院議員の任期は6年ですが、3年ごとに半数を改選することになっています。参議院議員の選挙は、衆議院議員総選挙のような「政権選択選挙」ではありませんが、自民党は、昨年の衆議院議員選挙での公約を実現するためにも、今夏の参議院議員選挙を大変重要な選挙と位置づけています。コロナを収束させ、山積する政策課題を解決していくためには政治の安定が極めて重要であると考えます。今年の夏、参議院議員選挙を通じ、再び国政の重要課題が国民的に議論されることに期待しています。

〇新年度予算編成に向けて

 私は、昨年12月定例会の「一般質問」で、令和4年度の予算編成と、経済政策について質問しました。長引くコロナ禍で影響を受けた市内経済の活性化と、「選択」と「集中」をキーワードとした新年度予算編成を強く求めました。大和市議会は今年3月定例会で令和4年度予算を審議しますが、国会も今月召集される通常国会で新年度予算が審議されることになります。与党の「令和4年度予算編成大綱」では、「経済」がトップに置かれています。「感染症対策」をしっかりやっていくことは当然ですが、あえて「経済」をトップにしているところに特徴があります。科学技術に大胆に投資するとともに、質の高い教育の実現や人材力の強化、知的財産権の保護・活用などによって、我が国の成長力や国際競争力を高めていきます。また、地域活性化や働き方改革、国民の命と暮らしの安全を守り抜くことにも引き続き力を注いでいくとのこと。地方議員としては、特に「地域活性化」にどのような具体的な施策と予算が盛り込まれるのか期待しているところです。私も、新年度の国や県の政策を見据えつつ、市としてそれらの政策をいかに活用して、市民の皆様の利益につなげていけるかを考え提案してまいります。

〇きれいな街にするために

 ごみのないきれいな街を作ることは、私の重要な政策課題の一つです。これまでも、特に駅周辺の美化について「一般質問」などで取り上げてきました。私が議席をお預かりした約10年前に比べると、市内8駅いずれもきれいになってきてはいます。ただ、未だにたばこの吸い殻や空き缶、ペットボトルなどの「ごみ」は目につきます。どうすれば、ごみのないきれいな街、きれいな駅前を実現できるか、引き続き取り組んでまいります。私は以前から駅にごみ箱を設置することを提案してきました。駅にごみ箱を設置することには賛否両論あると思います。駅にごみ箱を設置すれば、家庭ごみが持ち込まれてしまい、管理も大変だというのです。行政側もそう言います。確かに、それは大きな課題であり検討が必要です。「大和市ポイ捨て等の防止に関する条例」には、ごみは持ち帰るか、ごみ箱に捨てることになっています。市内各所にポイ捨てを禁止する啓発看板などがついていますが、ポイ捨てはなくなりません。無意識に落としてしまったり、不意に風で飛ばされてしまったりとかでない限り、基本、ポイ捨ては「いけない」と承知で行われているのですから、啓発看板の効果は限られています。全ての人がごみを捨てなければ、街にごみは無くなります。ただ、ごみを捨てないということは「あたり前」の事であり、とりたてて褒められた話でもありません。要は、落ちているごみをどうするかということです。落ちているごみを気づいた人が拾えばごみは無くなります。でも、実際はどうでしょう?今、駅にはごみ箱がありませんから、ごみを拾った人はそのままずっとごみを持って歩かなければなりません。拾ったごみの始末を考えると、「落ちているごみを拾おう」という「ちょっとした」善行も大変ハードルが高いものになってしまいます。「ポイ捨て禁止」の看板は「あたり前」のことを言っているだけです。むしろ、「ごみを拾う」ことを「運動」として展開できないでしょうか?「拾ったごみはごみ箱に」といった看板とごみ箱を設置して啓発していていけば、具体的にごみを無くしていく運動となります。「ごみを捨てないことはあたり前」から「落ちているごみを拾うのもあたり前」な世の中にしていく。そのためには、必要な環境整備(ごみ箱の設置もその一つ)を自治体がきちんとしていくことが重要であると思います。「たかがごみ」「されどごみ」です。引き続きこの問題に取り組んでまいります。是非、皆様のご意見をお聞かせ下さい。

〇今月の「市政報告&意見交換会」について

今月の「市政報&意見交換会」を下記の通り行います。
日時 1月29日(土)13時30分から15時30分
場所 渋谷学習センター 306(和室)※新型コロナの感染状況で急遽中止とする場合もあります。

〇いつでもご相談下さい

 市政について、お困りのこと、お気づきのことがありましたら、いつでもご相談下さい!!

090-3904-0813(本人直通)
※電話に出れないときは、留守電に入れておいていただければかけ直します。