No.260 9月定例会が始まりました(令和4年第3回定例会)

令和4年8月30日。令和4年第3回定例会が招集されました。今定例会に提案されている議案のいくつかを紹介します。議案はまず所管の常任委員会で審査され、定例会最終日に本会議で採決されます。

☆ 令和3年度一般会計決算について

歳入の総額は、対前年度129.3億円減の932億円、歳出の総額は、対前年度141.7億円減の882億円となりました。歳入歳出等ともに大幅に減少していますが、これは主に特別定額給付金給付事業など、国庫支出金を財源とする事業の減少によるものです。実質収支は、コロナ禍の市税への影響が想定よりも小さかったことなどから、前年度14.1億円増の48,8億円となりました。
歳入では、市税が前年度に比べて微増に留まり、また、地方消費税交付金、地方交付税等が増加したものの、前述のとおり国庫支出金が減少したため、総額は前年度を下回りました。
歳出については、12回にわたって補正予算を措置し、新型コロナウイルス感染症への対応として、子育て世帯への臨時特別給付事業、住民税非課税世帯に対する臨時特別給付事業、新型コロナワクチン接種事業など、様々な取組みを行ってきました。
また、県内公立学校では初となる不登校特例分教室の開設、7年連続の待機児童ゼロの達成、令和3年の市内での交通事故死者数ゼロの実現、大和市企業活動推進条例に基づく企業の新規立地や事業拡大、設備投資に対して奨励金を交付するなど、地域経済の発展に努めてきました。
引き続き、事業の選択と集中により、限りある財源を効率的に活用することはもちろん、健全性に配慮しつつ対応してまいります。とのことです。
令和3年度決算については、所管の常任委員会に付託されましたので、各委員会で審査してまいります。委員会の予定は9月1日(環境建設常任委員会)、9月2日(文教市民経済常任委員会)、9月5日(厚生常任委員会)、9月6日(総務常任委員会)です。

☆ 補正予算

・ 新型コロナウイルスワクチン接種事業(厚生常任委員会 9/5)
オミクロン株対応ワクチン接種に必要な経費の増額
補正額 630,024千円 (財源 新型コロナウイルスワクチン接種事業負担金)
(財源 新型コロナウイルスワクチン接種事業補助金)

・ 公衆衛生支援事業(厚生常任委員会 9/5)
一般公衆浴場の事業者に対して、燃料費及び電気代の高騰分を助成
補正額 4,392千円(財源 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金)

・ 農業近代化等支援事業(環境建設常任委員会 9/1)
市内農家に対して、農業生産資材(燃油、肥料、飼料)の高騰分を助成
補正額 6,383千円(財源 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金)

・ 地域公共交通施策事業(環境建設常任委員会 9/1)
燃料価格の高騰の影響を受ける市内バス、タクシー事業者に対して、支援金を支給する
補正額  5,242千円(財源 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金)

・ 原油価格・物価高騰対策中小企業支援事業(文教市民経済常任委員会 9/2)
補正額  360,500千円(財源 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金)

・ 学校給食管理運営事業(文教市民経済常任委員会 9/2)
市立小中学校における学校給食について、食材材料費の高騰分を助成
補正額  89,692千円(財源 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金)

☆ 新・条例

・ 大和市こもりびと支援条例(厚生常任委員会 9/5)
こもりびと(「様々な要因の結果として社会参加を回避し、市内においておおむね6ヶ月以上にわたり家庭等にとどまりつづけているもの」と定義)と家族等が、望まない孤立を伴うことなく安心して生活し、希望する時に必要な支援につながることのできる地域社会の実現に寄与するため、こもりびとの支援に関する施策の総合的な推進をはかるための条例。全9条。

〇意見公募(パブリックコメント)について

 大和市議会は、議員提案での条例制定を目指して「意見公募」を行っています。意見公募を行っている条例案は、(1)「大和市ハラスメント防止条例」と(2)「大和市議会の個人情報の保護に関する条例」です。「意見公募」の期間は、9月1日(木)から9月30日(金)までです。詳細については、大和市議会のホームページをご覧下さい。多くの市民の皆様からのご意見をお待ちしています。