No.273 新型コロナウイルス感染症について

(令和5年3月15日号)
 約3 年に及ぶコロナ禍もようやく収束がみえてきました。まさに未曾有の国難にあたり、市も議会も力をあわせて取り組んできました。特に初期の頃は正確な情報も乏しく、まさに「手探り」で対策を行ってきました。市民の皆様からも沢山のご質問や要望をいただきました。市民の皆様からのご要望を市行政に伝えていくのは議員の重要な仕事でありますが、新型ウイルス対策で「てんやわんや」の市担当者に個々の議員がバラバラに接触したのでは、行政に混乱をきたし、却って市民サービスが遅滞させかねないとの配慮から、議会では一定のルールのもと、「文書」での「要望」をすることになりました。以来、私は最も多くの提案を市側に行ってきました。コロナの収束がみえてきた今、改めてその幾つかをご報告します。

〇感染拡大防止関係

・ 市立病院入口での体温測定の実施。 
・ 市役所、市立病院カウンターにビニールカーテンの設置。
・ 複合災害(地震と感染症、大雨と感染症など)での避難所運営マニュアルを見直し改定すること。
・ 政府からのマスクが不要の人のために「回収箱」を設置して、市立病院や市役所の入口でマスクの無い人に配布する。
・ 市役所ロビー、市立病院待合室等の記載台、筆記具などの消毒の実施。
・ 市役所入口での検温実施。
・ 市役所、市立病院の入口に消毒マットの設置。
・ 市立病院での院内感染を防ぐため、(1)スタッフの防護(2)ゾーニングの徹底をマニュアルを作成して実施すること。
・ 市立病院でのオンライン診療の実施。
・ 看護師(准看護師)資格を持っていて、医療現場を離れている方に、現場復帰していただけるような体制作っておくこと。
・ 市内の感染者情報について、可能な限り公表すること。

〇学校・教育関係

・ 学校が再開された場合に備えて、通学とオンライン授業とのシステム構築を行うこと。
・ (休校に伴う)学習面での遅れを取り戻すための、今年度の学習計画の策定・実施を早急に行うこと。
・ オンライン学習の環境整備、メニューの実施を早急に行うこと。
・ 教職員と児童生徒のコンタクトをもっと頻繁に行うこと。
・ コロナ禍での熱中症対策を万全としておくこと。
・ 夏休みの含めて、今年度の補修体制を早急に構築すること。
・ 子どもの精神的ケアのために、効果的なカウンセリングの方法を検討し、実施すること。
・ 新学期早々学校が休校になっている。子どもたちの学力低下など、学習面での対策を万全にすること。

〇子ども・子育て

・ 感染拡大防止のため、集団検診や家庭訪問など出来ていないものがあると思う。子育て支援に空白が生じないように対策すること(たとえば、自宅に電話するなどして、健康面での相談にのること)。
・ ひとり親世帯に臨時給付金の支給を行うこと。
・ 保育園の入所決定があって、その後、会社が休業等になっても、決定をそのままにして欲しい。それを制度として確立すること。
・ 保育園に関して、90日の求職期間を経過しても、その決定について柔軟な対応をして欲しい。

〇経済関係

・ 市役所などに、地域経済を応援する垂れ幕、横断幕を設置すること。
・ できる範囲で店舗の家賃補助を行うこと。
・ ブレミア付商品券を発行して、市内消費を喚起すること。
・ 特定定額給付金の相談ダイヤルの回線を増設すること。コロナ対策関係の相談ダイヤルも増設すること。
・ 公共工事を市内事業者に前倒しで発注すること。
・ 経営者相談窓口を拡大すること。
・ 市役所職員に対して、市内飲食店のテイクアウトを利用するなど、市内での消費を推奨し、市内商業を応援すること。
・ 経済対策として、国や県の制度で足りないものや無いものを市独自で市民や事業所に支給すること(早急に)。

〇その他

・ 一人暮らしの高齢者の健康状態を確認すること。
・ 外出自粛が長引くと、自治会や老人会といった地域コミュニティが崩壊してしまう。今からそうならないための対策をすること。
・ コロナ関係の相談窓口を一本化して、用途を決めて行う寄附、用途を決めずに行える寄附など、幅広く募集すること。
・ コロナ感染者、家族、関係者が差別されたり、中傷されたりしないように、市として万全を期すこと。
・ (市議会議長に対して)6月定例会は、必ず一般質問を行うこと(3月定例会は中止)。
・ 市立病院(医師、看護師医療従事者等)に特別手当を支給すること。
・ コロナハラスメントに対する対策を強化すること。
・コロナ詐欺の対策強化すること。