6月26日(木)、大和市議会平成26年第2回定例会(6月定例会)は、25日間の会期日程を終え閉会しました。6月定例会で可決された主な議案、採択された陳情書、可決された意見書は以下のとおりです(詳細は、市議会HPをご覧下さい)。
○可決された主な議案
・大和市火災予防条例の一部を改正する条例
・大和市スポーツ施設設置条例の一部を改正する条例
・大和市都市公園条例の一部を改正する条例
・大和市市税条例の一部を改正する条例
(以下の5本の条例は、大和駅東側第4地区の公益施設に関係する条例です)
・大和市文化創造拠点に係る指定管理者の指定等に関する条例
・やまと芸術文化ホール条例
・大和市図書館条例の一部を改正する条例
・大和市生涯学習センター条例の一部を改正する条例
・大和市屋内こども広場条例
○採択された陳情書
・手話言語法制定を求める意見書の提出を求める陳情書
・子宮頸がんワクチンを接種した子どもたちへの救済を求める陳情書
・子宮頸がんワクチン被害者に関する教育委員会等の対応を求める陳情書
○可決された意見書
・手話言語法の制定を求める意見書
・消費者にわかりやすい食品表示法の基準を策定するよう求める意見書
・たばこ規制枠組み条約における批准内容の実現に向けた施策の展開を求める意見書
○議会改革実行委員会が設置されました!
大和市議会基本条例第21条に基づき、議会改革実行委員会が設置されました。
私は、副委員長に選任され、引き続き議会改革の先頭に立ちます!早速、7月から委員会を開き、まずは議長から諮問された事項を審議します。
昨年12月定例会で議会基本条例が制定され、今年の1月1日から施行されています。まず、3月定例会において、条例第7条第3項に規定した委員会における陳情者の意見陳述を実現しました。そして、今定例会に、条例第21条が規定する「議会改革」の組織を設置することができました。また、7月には、条例第7条第4項が規定する、「団体等」との「意見交換」が実現します。このように条例制定から、一年内に条例が規定した「目玉規定」が実行されてきています。
○議会改革の「一丁目一番地」
とはいうものの、大和市の議会改革はまだ始まったばかりだと思っています。というのも、まだ議会改革の「一丁目一番地」が実行できていないからです。大和市議会では、議会全体にかかわることを決めるために、各会派の代表者で組織する「代表者会」があります。そして、この代表者会は、「全会一致」でなければなりません。つまり、一つでも反対の会派があれば、議会全体にかかわることは「変わらない」のです。これでは、「改革」の足かせになってしまいます。
もちろん、「全会一致」できるように議論を尽くすことは大切ですが、議論を尽くしても最終的に合意できない場合は「多数決」で決める。これが民主主義です。決まるまでは議論を尽くす。決まったらそれに従う。これが民主主義の「大原則」のはずなのですが、そうなっていないのが「代表者会」なのです。驚きました!!まずは、これを切り崩していかなければなりません。ところが、「全会一致」をやめるためには「全会一致」でなければならないのだといいます!すごく「壁」は厚いです!でも、負けません!!
今回、議会改革実行委員会の要領にもまた全会一致を原則とありましたが、議論を尽くしても「全会一致」しなかった場合は「多数決」にすることを確認しました!あたり前のことなのですが、これを認めたことは、大和市議会としては「快挙」だと思っています。
この「あたり前」のことを代表者会にも適用してもらわなければなりませんが、これはまだ「もう一つハードルが高い」です(なにせ、私は会派「代表者」でもないので…)。それでもとにかく頑張ります!!私の「大和主義!!」のためには議会改革は絶対に必要です!!なぜ、議会改革が必要なのかは、次号に書きたいと思います。