カテゴリー別アーカイブ: 大和主義!!リポート

No.234 ワクチン接種と「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」の関係

 新型コロナウイルスワクチン接種が遅れていて、市民の皆様には大変ご迷惑をおかけしています。特に、「接種券」の配布が近隣市に比べても遅いと市民の皆様からもお問い合わせをいただいています。市はワクチンの供給に併せて「接種券」を発行していくと言いますが、市民の皆様からは「接種券」さえあれば、大規模接種や職域接種、医療機関でキャンセルが出た場合の接種などを行うことができるので、「接種券」だけでも早く発送して欲しいという要望が来ています。この点については、自民党から正式に市側に要請をさせていただきました。

 一方、ワクチン接種が遅れているのは「前副市長辞職等に関する調査特別委員会(以下「調査特別委員会」)」による調査のためではないか?と思われている方もいるようにお聞きし、驚いています。ワクチン接種や「接種券」配布の遅れと、議会の調査特別委員会による「調査」は一切関係がありません。議会は、「執行機関」でなく、ワクチンの接種事業に関わっているわけではないからです。「調査特別委員会」はあくまでも「議会内」の組織であり、今回の調査は議会による調査ですから、執行機関の行政執行(ワクチン接種)には何らの影響も及ぼさないのです。

 私は、接種の遅れや接種券発送の遅れは、市の職員の不足(人手不足)が関係していると考えています。6月定例会の「一般質問」でも扱いましたが、大和市の人口一万人あたりの職員数は、53.18人と近隣市中最も少ない人数です。10代の若い世代に夏休みを利用してワクチン接種を進めることにした隣の綾瀬市は、人口一万人あたりの職員数が70.34人です。もっとも、単純に「人数」だけではないと思いますが、私も議員として各部署のお話を聞くと、コロナ関係の職員は大変疲弊しています。やみくもに職員数を増やすことは当然良くないことですが、市民サービスに必要な職員数を確保すること、そして職員配置には一層留意されるよう要望しました。

 いずれにしても、ワクチン接種券の遅れが市民の皆様に不安とご心配をおかけしていることを大変申し訳なく思っています。今後とも議会の一員として、市民の皆様の「声」を市行政に伝えつつ、改善を促してまいります。

〇「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」が開催されます

 8月5日(木)午前10時から、第4回「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」が開催されます。この調査特別委員会は、設置に際して異例の「決議」を行いました。「決議」では、市長、前副市長、関係者の積極的な「調査協力」を求めています。しかし、残念ながら市長には「訴訟」を理由に議会の調査に「積極的」な協力を頂けていないというのが現状です。市長は今回の裁判は、あくまでも「個人」としての訴訟であると言っています。事実、訴訟の形態も「民事訴訟」です。一方、議会が問題としているのは、「市長」としての行政執行に際して「パワハラ行為」があったか?ということです。市民に選ばれた「市長」としては、同じく市民に選ばれた「議会」の調査に積極的に協力することは当然であると考えています。現市長は、これまで思い切ったさまざまな施策を展開してきました。こういった市長の「行政手腕」を高く評価してきましたが、もしその背後で「パワハラ的」な行為が行われていたのだとしたら大変残念なことです。市長はそういった「疑念」がかけられてしまったのですから、自身のためにも、そして何よりも市民のために、その「疑念」を払拭していただきたいと思います。市長が裁判で前副市長を訴えることを否定はしませんが、議会の調査にも真摯に向き合っていただきたいと強く求めるものです。

 そうこうするうちに、職員組合がアンケートを実施しました。報道によれば、約1/4の人が市長からパワハラ的言動を経験したり聞いたりしたことがあると回答したとのことです。職員組合は、基本的に管理職以外の職員で構成されていますから、日頃市長とそれほど接する機会のない職員たちです。そういった方々を対象にしたアンケートで、これだけの数字が出たことは大変大きなことだと考えています。

 これまでも調査特別委員会の会議の中で、議会(委員会)としてアンケート調査を実施することについて話し合われてきました。8月5日の委員会では、議会としてのアンケート調査を早急に実施できるように、自民党としてもさらに尽力してまいります。調査特別委員会はどなたでも傍聴できますので、関心のある方は市役所5階の市議会までお越し下さい。よろしくお願いします。

〇「市政報告・意見交換会」を開催します

 今月も「市政報告・意見交換会」を開催します。日時・場所は以下のとおりです。ご都合が宜しい方は、是非お越し下さい。なお、感染症予防のため、お手数ですがご来場前に熱を計っていただき、発熱症状(微熱でも)のある方、その他体調の優れない方は、来場をご遠慮下さいますようお願いします。なお、新型コロナウィルス感染症の関係で、集まりを急遽中止とする場合もございますのでご了承下さい。

日時 8月21日(土)13時30分から15時。
場所 渋谷学習センター(イコーザ)306和室。

No.233 第3回「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」を開催しました

 7月8日(木)、3回目となる「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」が開催され、神奈川県弁護士会に協力を求めて、職員へのアンケート内容を検討することが合意されました。さまざまな意見が噴出しましたが、私はとにかくアンケート調査を早急に実施する必要があると思っています。なんと言っても、現時点で議会が知っている情報はあまりにも限られています。このような状況で、全職員を対象としたアンケートを実施することには早計との意見もありましたが、私は事実がわからないからこそ調べるのであり、アンケート調査はその第一歩であると思っています。アンケートを取り、結果を踏まえて。ようやく次のステップに進みます。そのためにも、アンケート調査の早期実施を引き続き強く主張してまいります。
 市長がこの問題を裁判所に提訴したことによる調査への影響は否定できません。ただ、市長の裁判はあくまでも「民事」です。そして、市長は「原告」であり、「訴えられている」わけでもありません。ですから、調査特別委員会の調査に応じていくことが、必ずしも自らが提訴した裁判に不利になるわけでもないと思います。むしろ裁判は裁判、調査特別委員会への協力は協力と、わけて考えることもできるのではないかと思います。なぜなら、議会が問題としているのは、市長の行政執行に関する手法であり、極めてパブリックな問題だからです。ですから、司法の権限に配慮しながらも、議会としてできることをしっかりとやっていきます。そのために、議会としても弁護士のアドバイスをいただくことにしました。「総論賛成各論反対」はこの種の会議ではよくあることですが、市民の関心が高いこの問題に対して、スピード感を持って調査を進めていくことが極めて重要であると考えております。
 次回の委員会では、アンケートの内容・方法などについてさらに協議が行われると思いますが、意見の違いを乗り越えて合意を図れるように尽力してまいります。

〇コロナ禍、二度目の夏をむかえて

 新型コロナウイルス感染症が収束をみることなく、二度目の夏をむかえることとなりました。私は、コロナ以前から児童生徒への熱中症対策の重要性について警鐘を鳴らしています。過去の「一般質問」においても、熱中症予防のめに水分補給の徹底と製氷機(氷)の積極的な活用を求めました。また、教育委員会を所管する文教市民経済常任委員会の質疑の中でも、感染症対策と熱中症対策という性質的に「相反する」対策を同時に進めることへの難しさに理解を示しつつ、具体的な対応を求めてきました。コロナ禍での熱中症対策といった、極めて難しい問題ではありますが、学校・教育委員会の対応を注視しつつ、必要な提案を行ってまいります。市民の皆様におかれましては、お気づきのこと、心配なことがございましたら、ご遠慮なく私までお申し付け下さい。

〇大和市の土砂災害について

 土砂災害警戒区域等には、「土石流」、「地すべり」、「急傾斜地の崩壊(崖崩れ)」がありますが、大和市では、「急傾斜地の崩壊(崖崩れ)」のみが対象となっています。大和市における土砂災害警戒区域等は38区域。その内、土砂災害特別警戒区域が含まれているのは27区域です。大和市は、比較的平坦な土地で、大きな山などがあるわけでもありません。ですから「土砂災害」などあまり関係ないのではないかと思っている方もおられます。しかし、実際はこれだけ多くの場所が「警戒区域」「特別警戒区域」に指定されているのです。お住まいの近くや、行動範囲にそういった危険箇所がないかぜひご確認下さい。

〇振込詐欺にご注意下さい!!

 振込詐欺など「特殊詐欺」にご注意下さい!!電話やSNSなどで「お金」や「キャッシュカード」などの話が出たら、「詐欺」の可能性が高いです。まずは、落ち着いて、「振込詐欺相談窓口」にご相談下さい。電話番号は、046-260-7970(ナクナレ)です。相談日は、月曜日から金曜日の9時から12時、13時から17時です(祝日・年末年始を除く)。それ以外の時間は、大和警察(040-261-0110)が対応します。詐欺師からの連絡は、土日祝日前にかかってくることもあります。また、役所の業務時間外にかかってくることもあります。こういった場合もパニックにならずに、落ち着いて警察に相談して下さい。詐欺師は大変巧妙ですから、「自分は大丈夫」と決して過信されないようにお願いします。

No.232 6月定例会が閉会しました

 6月25日(金)6月定例会が閉会しました。本会議では、会派「自由民主党」から提出した「意見書」が全員賛成で採択されました。採択された「意見書」は以下のとおりです。

「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律の改正を求める意見書」

 近年、医療機関で障害者が虐待される事案が見受けられます。現行の障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律では、虐待発見時の市町村等行政機関への通報義務は、障害者福祉施設の従業員による障害者虐待には課されているものの、医療関係における障害者虐待は対象外となっており、多くの事件が発覚することもなく、被害を受けた方も泣き寝入りせざるを得ない状況にあります。外部から見えない場所で行われる犯罪に対して、本当の意味で障害者への差別や人権侵害を根絶させるためには、虐待発見者の市町村等行政機関への通報義務を、医療機関におけるものも対象とし、また、通報者に対する法的保護も定める必要があります。本市議会は、障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律に、虐待発見時の通報義務対象として医療機関における障害者虐待も加えることと、通報者に対する法的保護を明記するよう改正を求めます。

上記の「意見書」は、地方自治法第99条に基づく「意見書」として、内閣総理大臣、衆参両院議長等国の関係機関に提出されます。

〇前副市長辞職等に関する調査特別委員会が開催されます

 議会は閉会しましたが、前副市長辞職等に関する調査特別委員会は、議会閉会中であっても審査を継続することになっており、来る、7月8日(木)午前10時から開催されます。次回の協議事項は、「職員アンケート」についてです。前副市長の辞職に端を発した「パワハラ」問題ですが、市役所全体の「実態」を把握し、対策していくことが重要であると認識しています。現在、「パワハラ」は様々な職場で問題になってきています。市民の皆様に信頼される「行政」であり続けるためには、良好で健全な職場環境が必須です。これまで、議会としてこのような調査をしたことはありませんでした。市役所にも相談できる機関はありますが、内部機関である以上、直属の上司やさらに上位の職位にある者からの「パワハラ」は相談しにくく、結果として泣き寝入りの状態になってはいないか心配です。今回の特別委員会による調査は、行政組織とは別組織であり、二元代表制の一翼を担う機関である議会だからこそできる「調査」であると思っています。引き続き、市民の皆様の負託に応えるべく、議会としての役割を果たしてまいります。

〇「市政報告・意見交換会」を開催します

 新型コロナウィルス感染症の影響でしばらく中断しておりました、「市政報告・意見交換会」を再開します。日時、場所は以下のとおりです。ご都合が宜しい方は、是非お越し下さい。なお、感染症予防のため、お手数ですがご来場前に熱を計っていただき、発熱症状(微熱でも)のある方、その他体調の優れない方は、来場をご遠慮下さいますようにお願いします。なお、新型コロナウィルス感染症の関係で、急遽中止とする場合もございますのでご了承下さい。

日時 7月24日(土)13時30分から15時。
場所 渋谷学習センター(イコーザ)306和室。
内容 6月定例会のご報告。その他。

〇「健康都市大学・市民でつくる健康学部」で講義をします

 こちらも、新型コロナウィルス感染症の影響で久しぶりの講義です。私は行政書士(特定行政書士)なのですが、「街の法律家〜行政書士の世界〜」というテーマで講義を行います。4回目ですが、今回は少し内容を変えて、行政書士実務の話も織り交ぜます。お時間ご都合の良い方は是非お越し下さい。日時、場所は以下のとおりです。

日時 7 月1日(木)15時から。
場所 シリウス4階・健康テラス。