No.171 9月定例会文教市民経済常任委員会の質疑と答弁について。

9月定例会文教市民経済常任委員会の質疑と答弁について。

9月定例会において、私が所属する文教市民経済常任委員会では、平成29年度決算の内、文教市民経済常任委員会所管分についての質疑が行われました、以下に私の質疑と行政側答弁の要旨を抜粋してご報告いたします。
※「やまと市議会だより」11/1号もご覧下さい。

(中村)
市民相談支援事業について。以前一般質問でも取り上げたが、犯罪被害者の相談の取り組み状況、支援体制についてうかがう?

(市民相談課長)
平成30年4月から、相談のご案内のチラシと市ホームページに、「犯罪被害者に関する相談」を明記し、広く周知している。「広報やまと」への特集記事などの掲載はしていないが、本課窓口にポスターを掲示し、カウンターには特設のコーナーを設けて関係機関の多数のチラシを設置し、通りかかる方にもわかりやすく表示している。支援体制としては、市民相談の中での位置づけを上げ、対応を図っている。

(中村)
潜在的な需要があるのは、心に傷を負った性犯罪や振り込め詐欺の犠牲者である。犯罪被害者を支援している民間団体には相談員の派遣に応じるところもあるので、連携してしっかり対応して欲しい。

(中村)
地域防犯活動推進事業について。安全安心サポーターの最新の登録者数についてうかがう?

(生活あんしん課長)
7月末時点で228名である。

(中村)
ほかにもサポーター制度が2つあるため、分散している面もあり、登録者数は急速に伸びた後、少し停滞していると感じている。さらに増やす取り組みをしているか?

(生活あんしん課長)
昨年11月に開始して、年1回登録を更新していく。周知不足の面もあると考え、現サポーターには紹介を求めるなど、さらなる周知に努めたい。

(中村)
週中に来庁できない市民や自治会関係者なども含め、来庁以外でのサポーター登録方法を工夫して欲しい。

(中村)
自治会活動支援事業について。昨年、市から自治会に依頼している仕事の数について整理を求めたが、結果はどうなったか?

(生活あんしん課長)
毎年、全課に対し、自治連を通して依頼する仕事の内容を調査しており、自治会へ依頼された仕事の一覧は作成済みである。

(中村)
自治会の加入者減、役員のなり手不足が問題となっている。市は自治会をどう支援していく考えか?

(生活あんしん課長)
平成29年度から自治連に自治会組織の活性化部会を設けてもらい、市も加わって加入率低下、退会防止について検討している。平成30年度は市内全自治会を対象に、退会防止対策の検討に係るアンケートを行う。

(中村)
人権相談支援事業について。平成29年度の人権相談は何件あったか?

(国際・男女共同参画課長)
19件である。

(中村)
人権相談は、何を相談すればよいのかわかりにくい。具体的に広報してほしいが、どのように取り組んでいるか?

(国際・男女共同参画課長)
市の広報に他の全ての相談とともに掲載するほか、今年度は「広報やまと」7月15日号で人権に関する相談として小さな特集記事を掲載し、「嫌がらせやセクハラ、パワハラ、いじめ、体罰などの人権に関する相談に応じています」と載せた。

(中村)
人権相談は大事であり、潜在的なニーズはある。いろいろな機会を活用して引き続き広報に力を入れてほしい。

(中村)
学力向上対策推進事業について。事業評価に寺子屋や中学校での学習支援の開設校数はあるが、学力向上がどうなっているのかわからない。客観的な指標はないのか?

(教育委員会・指導室長)
相関関係はわからないが、小学校では学力テストの点数が徐々に向上している。中学校の施策は始めたばかりなので、効果は今後あらわれてくると考えている。

(中村)
「全国学力・学習状況調査」は一つの指標であると思うが、本市にはさまざまな児童生徒がおり、外国にルーツのある方や日本に来て日が浅く、日本語自体もなかなか難しい方も少なからずいる。学力向上の結果を見る上でも、本市独自の指標を設けてもよいと思う。

11月の「市政報告&意見交換会」について。

今月の「市政報告&意見交換会」を下記のとおり行います。途中からでも途中まででも結構です。皆様のお越しをお待ちしています。

日時 平成30年11月10日(土)13時30分から15時30分。
場所 渋谷学習センター(イコーザ) 306(和室)
高座渋谷駅西口すぐ。