No.232 6月定例会が閉会しました

 6月25日(金)6月定例会が閉会しました。本会議では、会派「自由民主党」から提出した「意見書」が全員賛成で採択されました。採択された「意見書」は以下のとおりです。

「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律の改正を求める意見書」

 近年、医療機関で障害者が虐待される事案が見受けられます。現行の障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律では、虐待発見時の市町村等行政機関への通報義務は、障害者福祉施設の従業員による障害者虐待には課されているものの、医療関係における障害者虐待は対象外となっており、多くの事件が発覚することもなく、被害を受けた方も泣き寝入りせざるを得ない状況にあります。外部から見えない場所で行われる犯罪に対して、本当の意味で障害者への差別や人権侵害を根絶させるためには、虐待発見者の市町村等行政機関への通報義務を、医療機関におけるものも対象とし、また、通報者に対する法的保護も定める必要があります。本市議会は、障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律に、虐待発見時の通報義務対象として医療機関における障害者虐待も加えることと、通報者に対する法的保護を明記するよう改正を求めます。

上記の「意見書」は、地方自治法第99条に基づく「意見書」として、内閣総理大臣、衆参両院議長等国の関係機関に提出されます。

〇前副市長辞職等に関する調査特別委員会が開催されます

 議会は閉会しましたが、前副市長辞職等に関する調査特別委員会は、議会閉会中であっても審査を継続することになっており、来る、7月8日(木)午前10時から開催されます。次回の協議事項は、「職員アンケート」についてです。前副市長の辞職に端を発した「パワハラ」問題ですが、市役所全体の「実態」を把握し、対策していくことが重要であると認識しています。現在、「パワハラ」は様々な職場で問題になってきています。市民の皆様に信頼される「行政」であり続けるためには、良好で健全な職場環境が必須です。これまで、議会としてこのような調査をしたことはありませんでした。市役所にも相談できる機関はありますが、内部機関である以上、直属の上司やさらに上位の職位にある者からの「パワハラ」は相談しにくく、結果として泣き寝入りの状態になってはいないか心配です。今回の特別委員会による調査は、行政組織とは別組織であり、二元代表制の一翼を担う機関である議会だからこそできる「調査」であると思っています。引き続き、市民の皆様の負託に応えるべく、議会としての役割を果たしてまいります。

〇「市政報告・意見交換会」を開催します

 新型コロナウィルス感染症の影響でしばらく中断しておりました、「市政報告・意見交換会」を再開します。日時、場所は以下のとおりです。ご都合が宜しい方は、是非お越し下さい。なお、感染症予防のため、お手数ですがご来場前に熱を計っていただき、発熱症状(微熱でも)のある方、その他体調の優れない方は、来場をご遠慮下さいますようにお願いします。なお、新型コロナウィルス感染症の関係で、急遽中止とする場合もございますのでご了承下さい。

日時 7月24日(土)13時30分から15時。
場所 渋谷学習センター(イコーザ)306和室。
内容 6月定例会のご報告。その他。

〇「健康都市大学・市民でつくる健康学部」で講義をします

 こちらも、新型コロナウィルス感染症の影響で久しぶりの講義です。私は行政書士(特定行政書士)なのですが、「街の法律家〜行政書士の世界〜」というテーマで講義を行います。4回目ですが、今回は少し内容を変えて、行政書士実務の話も織り交ぜます。お時間ご都合の良い方は是非お越し下さい。日時、場所は以下のとおりです。

日時 7 月1日(木)15時から。
場所 シリウス4階・健康テラス。