No.233 第3回「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」を開催しました

 7月8日(木)、3回目となる「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」が開催され、神奈川県弁護士会に協力を求めて、職員へのアンケート内容を検討することが合意されました。さまざまな意見が噴出しましたが、私はとにかくアンケート調査を早急に実施する必要があると思っています。なんと言っても、現時点で議会が知っている情報はあまりにも限られています。このような状況で、全職員を対象としたアンケートを実施することには早計との意見もありましたが、私は事実がわからないからこそ調べるのであり、アンケート調査はその第一歩であると思っています。アンケートを取り、結果を踏まえて。ようやく次のステップに進みます。そのためにも、アンケート調査の早期実施を引き続き強く主張してまいります。
 市長がこの問題を裁判所に提訴したことによる調査への影響は否定できません。ただ、市長の裁判はあくまでも「民事」です。そして、市長は「原告」であり、「訴えられている」わけでもありません。ですから、調査特別委員会の調査に応じていくことが、必ずしも自らが提訴した裁判に不利になるわけでもないと思います。むしろ裁判は裁判、調査特別委員会への協力は協力と、わけて考えることもできるのではないかと思います。なぜなら、議会が問題としているのは、市長の行政執行に関する手法であり、極めてパブリックな問題だからです。ですから、司法の権限に配慮しながらも、議会としてできることをしっかりとやっていきます。そのために、議会としても弁護士のアドバイスをいただくことにしました。「総論賛成各論反対」はこの種の会議ではよくあることですが、市民の関心が高いこの問題に対して、スピード感を持って調査を進めていくことが極めて重要であると考えております。
 次回の委員会では、アンケートの内容・方法などについてさらに協議が行われると思いますが、意見の違いを乗り越えて合意を図れるように尽力してまいります。

〇コロナ禍、二度目の夏をむかえて

 新型コロナウイルス感染症が収束をみることなく、二度目の夏をむかえることとなりました。私は、コロナ以前から児童生徒への熱中症対策の重要性について警鐘を鳴らしています。過去の「一般質問」においても、熱中症予防のめに水分補給の徹底と製氷機(氷)の積極的な活用を求めました。また、教育委員会を所管する文教市民経済常任委員会の質疑の中でも、感染症対策と熱中症対策という性質的に「相反する」対策を同時に進めることへの難しさに理解を示しつつ、具体的な対応を求めてきました。コロナ禍での熱中症対策といった、極めて難しい問題ではありますが、学校・教育委員会の対応を注視しつつ、必要な提案を行ってまいります。市民の皆様におかれましては、お気づきのこと、心配なことがございましたら、ご遠慮なく私までお申し付け下さい。

〇大和市の土砂災害について

 土砂災害警戒区域等には、「土石流」、「地すべり」、「急傾斜地の崩壊(崖崩れ)」がありますが、大和市では、「急傾斜地の崩壊(崖崩れ)」のみが対象となっています。大和市における土砂災害警戒区域等は38区域。その内、土砂災害特別警戒区域が含まれているのは27区域です。大和市は、比較的平坦な土地で、大きな山などがあるわけでもありません。ですから「土砂災害」などあまり関係ないのではないかと思っている方もおられます。しかし、実際はこれだけ多くの場所が「警戒区域」「特別警戒区域」に指定されているのです。お住まいの近くや、行動範囲にそういった危険箇所がないかぜひご確認下さい。

〇振込詐欺にご注意下さい!!

 振込詐欺など「特殊詐欺」にご注意下さい!!電話やSNSなどで「お金」や「キャッシュカード」などの話が出たら、「詐欺」の可能性が高いです。まずは、落ち着いて、「振込詐欺相談窓口」にご相談下さい。電話番号は、046-260-7970(ナクナレ)です。相談日は、月曜日から金曜日の9時から12時、13時から17時です(祝日・年末年始を除く)。それ以外の時間は、大和警察(040-261-0110)が対応します。詐欺師からの連絡は、土日祝日前にかかってくることもあります。また、役所の業務時間外にかかってくることもあります。こういった場合もパニックにならずに、落ち着いて警察に相談して下さい。詐欺師は大変巧妙ですから、「自分は大丈夫」と決して過信されないようにお願いします。