No.269 令和4年12月定例会の報告

令和4年11月25日から12月21日まで開催された、令和4年大和市議会第四回定例会で可決された議案のいくつかについてご報告します。なお、12月定例会の報告を掲載した「やまと市議会だより」は、2月1日発行予定です。すでに市議会ホームページにも、会議録や本会議の録画が配信されておりますので是非ご覧下さい。

〇大和市長への「問責決議」と「辞職勧告決議」が可決されました

昨年5月7日の神奈川新聞が、大和市長のパワーハラスメントに関する報道を行ったことをきっかに、6月定例会で「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」が立ち上がりました。同委員会が、約1年半に及ぶ調査を終えてまとめ上げた「調査報告書」は、11月25日の本会議で可決されています。「調査報告書」の全文は、市議会ホームページからお読みになれますので、是非お読み下さい。また、同日、「調査報告書」の内容をふまえて上程された「大木哲大和市長に対する問責決議」も可決されています。現職市長に対する「問責決議」が議会で可決されたということは、大和市の歴史上(記録を確認できる中では)初めてのことです。その後も、大木市長は議会の「問責決議」や「調査報告書」の内容を否定するような姿勢を示し続けたため、定例会最終日の12月21日には「大木哲大和市長に対する辞職勧告決議」が提出され、可決されています。一連の「パワハラ騒動」や議会での審議の模様は、すべて市議会のホームページから会議録や動画などで公開しております。特に、「調査報告書」と本会議での「問責決議」や「辞職勧告決議」に対する各会派の「討論」の「動画」については是非ともご覧いただきたいと思います。

〇大和市ハラスメント防止条例が可決されました

「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」が中心になってまとめ上げた「大和市ハラスメント防止条例」は、同委員会提出議案として上程され、12月21日の本会議で可決されました。この条例は、あらゆるハラスメント行為の無い「良好」な職場環境を確立することにより、究極的には「市民サービス」の向上をはかることを目的としています。一般職の職員はもとより、市長・議員といった「特別職」にもハラスメント研修実施を義務づけたこと、第三者相談窓口の設置、ハラスメント対策委員会の設置などを規定しています。

〇小児医療費助成の所得制限が廃止されます

「大和主義!!」266号でもお知らせしましたが、「大和市小児医療費助成条例の一部を改正する条例」が12月21日の本会議で可決され、本年4月1日から施行されます。また、今夏を目標に、さらに対象年齢を高校卒業相当年齢まで引き上げることが検討されています(1月26日までパブコメが実施されています)。所得制限の廃止や適用年齢の引き上げは、これまでも複数の議員からも提案があったことです。議会としては、今後とも市民の「声」にしっかりと向き合い、子育て施策の一層の充実を求めていきます。

〇「冒険の森アスレチック」について

大和市は、子どもたちの遊び場としての公園整備を進めていますが、地域からも要望の強い「冒険の森アスレチック」の整備については消極的です。私も地域のご要望を受けて、「一般質問」等で取り上げてまいりました。結果として少しづつではありますが、市行政もアスレチックの整備についても考え始めるようになりました。今年は、「冒険の森アスレチック」の再整備についてもさらに前に進めるべく尽力してまいります。大和市は「同じような」公園をたくさん作っていますが、ある程度年齢の高い子どもたちでも身体を使って楽しめる「アスレチック」のような公園は、子どもたちの健全育成の観点からも必要であると思います。地域の皆様と協力しながら、自然の中で楽しめる「冒険の森アスレチック」の復活を目指していきます。