カテゴリー別アーカイブ: 大和主義!!リポート

No.247 令和4年第一回定例会が始まります

令和4年2月24日(木)から、令和4年第一回定例会(3月定例会)が始まります。毎年、3月定例会では、新年度(4月から)の当初予算が審議されます。大変重要な定例会ですので、是非、ご注目下さい。会議の予定は以下のとおりです。

2月24日(木)9時から 本会議(議案の上程。委員会への付託。)
2月28日(月)9時から 環境建設常任委員会
3月 1日(火)9時から 文教市民経済常任委員会
3月 2日(水)9時から 厚生常任委員会
3月 3日(木)9時から 総務常任委員会(中村委員長)
3月 4日(金)9時から 基地対策特別委員会
3月14日(月)9時から 議会運営委員会(中村所属委員会)
3月15日(火)9時から 本会議(一般質問)
3月16日(水)9時から 本会議(一般質問)
3月17日(木)9時から 本会議(一般質問)
3月22日(火)9時から 議会運営委員会(中村所属委員会)
3月23日(水)9時から 本会議(委員長報告。質疑。討論。採決)

※ 会議の予定は変更される場合があります。
※ 本会議は、市議会のホームページからLIVEと録画で配信されます。
※ 本会議、各委員会、議会運営委員会はどなたでも傍聴になれます。

〇「大和市公共トイレの協力店」の募集について

「広報やまと」2月1日号に、市は市内コンビニエンスストアに対して、「公共トイレ」としての協力を求めたと載っていました。「広報やまと」によれば、「高齢の人が外出をためらう理由の一つに『トイレの不安』があります。そこで、市は、誰もが利用しやすいトイレを増やし、気軽に外出してもらうため、コンビニエンスストアのトイレを公共のトイレとして一般に開放していただける『大和市公共のトイレ協力店』を募集します」とあります。私はこれを見たときに正直驚きました。大和市には公共のトイレが少ないことは、私も議会で指摘してきたところです。しかし、その不足を民間のトイレの一般開放に頼るというのは「公共」として筋違いであると思います。公共トイレは市が責任を持って用意するべきです。

現在でもほとんどのコンビニはトイレを貸して下さっています。しかし、それはあくまでもコンビニからのお客さんや地域の方々へのサービス、ご厚意としてです。今回の施策(?)はコンビニのご厚意を市の「事業」にしてしまおうというものです。これを安易に許してしまえば、民間のものが容易に公共のものとして利用されることにもつながりかねません。トイレを維持していくためには、定期的な清掃に加えて電気代も水道代もかかります。市は年間トイレットペーパーを200ロール程度提供するとのことですが、到底その程度のもので賄いきれるものではありません。市は、これは「協力」をお願いするのであって強制ではないと言います。しかし、サービス業であるコンビニエンスストアが、市からの「協力」のお願いを断れるでしょうか。事実上、断れないような「協力」をお願いして、これまではコンビニの自主的なサービスであったものを、市の公共サービスにしてしまおうというのはいかがなものでしょうか。大和市自治基本条例によれば、「事業者」も大和市の「市民」です。市は市民サービスということで、今回の施策(?)を思いついたのでしょうが、利用者のことだけでなく、利用される側の「市民」のことも考える必要があります。このような協力要請にコンビニとしてはなかなか意見が言いにくいでしょうから、「市民の代表」である「議会」で議論しなければならないと思っています。

市がコンビニのトイレを「公共トイレ」として利用させていただきたいなら、一方的な「お願い」ではなく、しっかりと協議をした上で、必要な負担を行政がしなければならないと思います。大和市には「新しい公共を創造する市民活動推進条例」に基づく「協働事業」といった制度もあります。不特定多数の方が利用するコンビニエンストイレに「公共トイレ」としての協力を求めるのであれば、排尿排便に含まれるウイルスによる感染拡大防止の対策を行っていただきたいという専門家団体からのご意見もいただいています。これは、コロナ禍の今、特に気になることでもあります。民間のトイレを「公共トイレ」として利用させていただきたいなら、最低限その維持管理、防犯、清掃・消毒といったことにも行政が一定の負担(費用も含む)をしなくてはならないでしょう。しかし、残念ながらそういったことをきちんと検討して政策・施策として上がってきた形跡が見られないのです。

いずれにしても、今回の「大和市公共のトイレ協力店」の募集には、まだまだ検討しなければならないことが多くあります。市民の代表機関である議会に対しても何の相談もありませんでした。このような中で、「募集」を先行してしまったことは大いに問題であると考えています。3月定例会の審議の中でそのあたりをしっかりと質して、改善を訴えていきたいと考えています。

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No.246 2月1日は「市制記念日」です。63歳になりました

2月1日は「市制記念日」です。今年で大和市は63歳になりました。私が子どもの頃は学校も休みでしたので、皆、2月1日が「市制記念日」であることを知っていました。しかし、学校の休校もいつしかなくなり、大和市の市制施行の日がいつだったのかも忘れられつつありました。学校でも市制記念日についてあまり教えられなくなっていたので、この問題を議会で取り上げました(平成29年3月)。教育長からは「子供たちが市制記念日を通して市の成り立ちについて学び、歴史や先人たちの苦労を知ることで地域に誇りを持てるようになることは大変重要なことであると考えます。小中学校では、子供たちが地域のきずなや郷土愛を育む地域学習に市制記念日についての学習を位置づけ、指導を行ってまいりたいと考えております」と答弁をいただきました。現在は、学校においても、大和市の歴史や市制記念日を適切に教えていただいているものと認識しています。市民の皆様におかれましては、この機会にご家族で「大和の歴史」を学んでみてはいかがでしょうか?シリウスには、「大和の歴史」に関する書籍がありますし、市内の遺跡から出土した我が国「最古期」の土器片(ホンモノ! !)が展示されています。

〇冒険の森アスレチックについて

 引地台公園のさらに先にある「冒険の森」をご存知でしょうか?ここはかつて「アスレチック」で有名な公園であり、今も数は少なくなったものの「アスレチック遊具」があり、子供たちに親しまれています。私は、市議会の「一般質問」で「アスレチックの復活」について取り上げてきましたが、市としては、「アスレチック」を復活する考えはないようでした。そんな中、地域の方々から「アスレチック」の復活についてのご相談を受けました。大和市はゆとりの森を始めとして、大きなきれいな公園があり、そこには大型遊具が設置されています。ただ、これらの遊具は主に「小さな子供たち」のためのもので、3歳から12歳の子供たちを対象としています。大和市の公園にある「遊具」といえばその他には主に高齢者を対象とした「健康遊具」がありますが、中高生といった「若者」が健康的に遊べるような「遊具」はありません。こういった「大きな子供たち」のためにも「アスレチック」は是非とも必要であるというのです。その後、地域有志の方々を中心に「冒険の森アスレチックを考える会」が結成されました。私も応援させていただいていますが、必ずしも「復活」という「後ろ向き」なものではなく、「新しい形」の「アスレチック公園」を目指そうと協議を重ねています。
また、「冒険の森」の周囲のフェンスがボロボロだというご相談を受けました。現地を確認しますと本当に酷い状態でした。早速市側に要望して直していただきましたが、実はこの土地は防衛省が管理する国の土地なので、一続きのフェンスなのですが、国の管理部分については市がフェンスの修繕を行えないことも分かりました。そこで、我が党の甘利明衆議院議員を通じて防衛省にフェンスの修繕をお願いし、近く修繕される予定です。フェンスの修理という「小さな」なことでも市議会議員、国会議員としっかり連携しながら、地域の要望に応えてまいります。

〇病児保育について

 最近、「病児保育」という言葉を良く聞きます。その名のとおり「病気のお子さん」をお預かりする「一時施設」です。共働きやひとり親のご家庭にとって、子供の急な病気は大問題です。もとより、すべての親御さんは仕事を休んで子供の世話をしたいはずですが、「どうしても休めない」という状況があることも事実です。こんなとき、いわば「最後の砦」として頼りになるのが「病児保育」の存在です。大和市は「やまとニュース」1/17で「病児保育(市内3カ所)」と誇らしげに謳っていますが、実は、市が直接運営している「病児保育室」は一つもなく、1施設は業務委託、2施設は民間事業を「補助」しているという状況です。ところが、「病児保育室」は民間の事業としては、採算が合うものではありません。なぜなら、「病児保育室」にその日何人来るかは当日になってみないと判らず、それでも受け入れ態勢と職員の確保だけはしておかなければならないからです。社会にとって必要性の高い事業、しかし、採算が合わず民間の参入が難しい事業こそ、国や自治体といった「公共」が担わなければならないものだと考えます。
去る1/18、私は病児保育室の関係者とともに、政府のこども政策担当野田聖子大臣と三原じゅん子大臣補佐官を訪ねました。お二人とも大変お忙しい中、病児保育事業の諸課題について熱心に耳を傾けて下さり、力強いお言葉をいただきました。今後政府の病児保育施策に活かされることを期待しています。
また、病児保育事業が利用者にとってさらに「使いやすい」ものとなるためには、「広域連携」が必要です。このことについても、昨年、我が党の藤代ゆうや神奈川県議会議員を通じて県に話を通していただき、直接お願いに行ってきました。現在、県が中心になって関連市と協議をしていると聞いています。
病児保育事業は、国・県・市が関わる事業であるため、自民党のネットワークを活かして、国会議員(政府へ)、県議会議員(神奈川県へ)と連携しながら、現場の「声」が反映されるように、そして、病児保育を真に必要としている方々に「寄り添う」制度として、さらに発展していくよう今後とも尽力してまいります。

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No.245 今年は、参議院議員選挙の年です

昨年は、衆議院議員の総選挙が行われましたが、今年は夏に参議院議員の通常選挙が行われます。国会は、「二院制」を採用しており、下院に相当する衆議院と上院に相当する参議院の両院からなっています。参議院は解散が無く、議員は任期を全うし、じっくりと政策課題に取り組めることから、「良識の府」とも呼ばれています。参議院議員の任期は6年ですが、3年ごとに半数を改選することになっています。参議院議員の選挙は、衆議院議員総選挙のような「政権選択選挙」ではありませんが、自民党は、昨年の衆議院議員選挙での公約を実現するためにも、今夏の参議院議員選挙を大変重要な選挙と位置づけています。コロナを収束させ、山積する政策課題を解決していくためには政治の安定が極めて重要であると考えます。今年の夏、参議院議員選挙を通じ、再び国政の重要課題が国民的に議論されることに期待しています。

〇新年度予算編成に向けて

 私は、昨年12月定例会の「一般質問」で、令和4年度の予算編成と、経済政策について質問しました。長引くコロナ禍で影響を受けた市内経済の活性化と、「選択」と「集中」をキーワードとした新年度予算編成を強く求めました。大和市議会は今年3月定例会で令和4年度予算を審議しますが、国会も今月召集される通常国会で新年度予算が審議されることになります。与党の「令和4年度予算編成大綱」では、「経済」がトップに置かれています。「感染症対策」をしっかりやっていくことは当然ですが、あえて「経済」をトップにしているところに特徴があります。科学技術に大胆に投資するとともに、質の高い教育の実現や人材力の強化、知的財産権の保護・活用などによって、我が国の成長力や国際競争力を高めていきます。また、地域活性化や働き方改革、国民の命と暮らしの安全を守り抜くことにも引き続き力を注いでいくとのこと。地方議員としては、特に「地域活性化」にどのような具体的な施策と予算が盛り込まれるのか期待しているところです。私も、新年度の国や県の政策を見据えつつ、市としてそれらの政策をいかに活用して、市民の皆様の利益につなげていけるかを考え提案してまいります。

〇きれいな街にするために

 ごみのないきれいな街を作ることは、私の重要な政策課題の一つです。これまでも、特に駅周辺の美化について「一般質問」などで取り上げてきました。私が議席をお預かりした約10年前に比べると、市内8駅いずれもきれいになってきてはいます。ただ、未だにたばこの吸い殻や空き缶、ペットボトルなどの「ごみ」は目につきます。どうすれば、ごみのないきれいな街、きれいな駅前を実現できるか、引き続き取り組んでまいります。私は以前から駅にごみ箱を設置することを提案してきました。駅にごみ箱を設置することには賛否両論あると思います。駅にごみ箱を設置すれば、家庭ごみが持ち込まれてしまい、管理も大変だというのです。行政側もそう言います。確かに、それは大きな課題であり検討が必要です。「大和市ポイ捨て等の防止に関する条例」には、ごみは持ち帰るか、ごみ箱に捨てることになっています。市内各所にポイ捨てを禁止する啓発看板などがついていますが、ポイ捨てはなくなりません。無意識に落としてしまったり、不意に風で飛ばされてしまったりとかでない限り、基本、ポイ捨ては「いけない」と承知で行われているのですから、啓発看板の効果は限られています。全ての人がごみを捨てなければ、街にごみは無くなります。ただ、ごみを捨てないということは「あたり前」の事であり、とりたてて褒められた話でもありません。要は、落ちているごみをどうするかということです。落ちているごみを気づいた人が拾えばごみは無くなります。でも、実際はどうでしょう?今、駅にはごみ箱がありませんから、ごみを拾った人はそのままずっとごみを持って歩かなければなりません。拾ったごみの始末を考えると、「落ちているごみを拾おう」という「ちょっとした」善行も大変ハードルが高いものになってしまいます。「ポイ捨て禁止」の看板は「あたり前」のことを言っているだけです。むしろ、「ごみを拾う」ことを「運動」として展開できないでしょうか?「拾ったごみはごみ箱に」といった看板とごみ箱を設置して啓発していていけば、具体的にごみを無くしていく運動となります。「ごみを捨てないことはあたり前」から「落ちているごみを拾うのもあたり前」な世の中にしていく。そのためには、必要な環境整備(ごみ箱の設置もその一つ)を自治体がきちんとしていくことが重要であると思います。「たかがごみ」「されどごみ」です。引き続きこの問題に取り組んでまいります。是非、皆様のご意見をお聞かせ下さい。

〇今月の「市政報告&意見交換会」について

今月の「市政報&意見交換会」を下記の通り行います。
日時 1月29日(土)13時30分から15時30分
場所 渋谷学習センター 306(和室)※新型コロナの感染状況で急遽中止とする場合もあります。

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