カテゴリー別アーカイブ: 大和主義!!リポート

No.231 前副市長辞職等に関する調査特別委員会が開催されました

 6月9日(水)午後1時から「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」が開催されました。6月1日本会議において設置が議決された同委員会としては、最初の実質的な会議となりました。以下の3点が合意されました。(1)前副市長、市長双方に「質問書」を送り回答を求めること。(2)議会が協定を締結している中央大学に専門家を要請すること。(3)職員に対してのアンケート調査を実施の方向で検討すること。(1)については、すでに両者に「質問書」を送付して、今月23日(水)を期限に回答をお願いしています。(2)については、今後調査が進んでいくにしたがい、個人情報など法的な問題も発生してくることが予想されるので、中央大学に専門家の協力をお願いするものです。(3)については、基本的に職員に対してアンケート調査を実施し、いわゆる「パワハラ」に関する実態を把握するものです。ただ、職員組合もアンケートを実施するということなので、議会としてのアンケート調査の範囲・時期・方法については、さらに協議していくこととなりました。大変デリケートな問題ですので、議会としては公平・公正・慎重に調査を進めてまいります。

〇中村一夫の「一般質問」

 今定例会での私の「一般質問」は、6 月18日(金)の11時ぐらいからです。30分の持ち時間で、5つの大項目を順次質問します。会議はどなたでも傍聴できます。また、市議会のホームページからLIVEと録画で動画を配信しますので、是非ご覧下さい。

一.新型コロナワクチン接種について

現在、最も重要なことは、新型コロナワクチンをいかに迅速に確実に接種するかということです。政府は、7月末までに高齢者への接種を終了させることに加え、10月、11月までには希望するすべての方への接種を完了するという新たな目標を提示しました。ただ、実際に接種を実施するのは、政府ではなく、市町村といった基礎自治体です。そこで、大和市としての接種状況はどうなっているのか質します。そして、「打ち手」の確保や接種会場の確保を始め、新型コロナワクチン接種に関して現在問題となっていることについて伺います。また、保育園や幼稚園や学校といった、子どもたちが長時間過ごす場所でクラスターを発生させないために、保育士や幼稚園や学校の先生方への優先接種についても提案します。

二.「空き地」の管理について

管理されていない私有地にはゴミが不法投棄されたりして、衛生面でも治安面でも問題です。
現在、管理されていない「空き地」の問題をどう考えて、どのように対策しているか、ゴミ問題を中心に伺います。あわせて、解決のための条例の制定についても提案します。

三.職員の増強について

本市は人口1人あたりの職員数が近隣市中最も少ない53.18人です。少数精鋭といえば聞こえは良いですが、人手不足による職員への過度な負担は、行政サービスの低下にも影響しかねません。適材適所は当然のこととして、デジタル化の推進や業務委託を進めるなどして、さらなる行政の効率的な運営を図っていかなければならないと思います。それでもやはり人手が不足するならば、職員の増員も必要です。一時、職員の数を減らすことばかりが効率的な行政執行であると考えられていましたが、政府が進める「働き方改革」に伴い、市職員の「働き方」も再検討する必要があると思います。市民のための職員増強を提案します。

四.本市財政について

近年、地方自治体のやるべき仕事は益々多くなってきています。その一方で、市税を中心とした歳入は減少してきており、厳しい財政運営が求められています。私は、これまでも企業誘致や起業家支援、商店街の活性化といった、地域経済の活性化による財源の確保・拡大を提案してきました。今回は、「ふるさと納税」について提案します。大和市には、人気の公共施設や優れた施策が多くあります。そういった施設や施策を応援してくれる方々を広く求めていくことにより、財源の広がりやシティセールスに繋げていくことを提案します。手法としてのクラウドファンディングをあわせて提案します。

五.アスレチックについて

冒険の森フィールドアスレチックは、一時期に比べると遊具の数も減って寂しい限りです。それでも今でも根強い人気があり、地域の方々からも「なんとかして欲しい」というご要望をいただいています。大和市にはゆとりの森をはじめ、すてきな公園が多くありますが、自然の中で、少し年上の子どもたちも楽しめる場所は少なく、そういった意味でもアスレチックは、子どもたちの健全な育成のために必要だと思っています。今回、単にアスレチックの復活といった消極的な(?)提案ではなく、新しいタイプのアスレチックといった新たな観点から質問します。

No.230 6月定例会が始まります

令和3年第2回定例会が6月1日(火)から6月25日(金)までの25日間を会期として開催
されます。会議の予定は、1日(本会議)、3日(環境建設常任委員会)、4日(文教市民経済常任委員会)、7日(厚生常任委員会)、8日(総務常任委員会)、9日(基地対策特別委員会)、17日(議会運営委員会)、18日(本会議・一般質問)、21日(本会議・一般質問)、22日(本会議・一般質問)、23日(議会運営委員会)、25日(本会議)です。会議の予定は変更することがあります。本会議は、LIVEと録画で市議会HPから配信しますのでご利用下さい。まんえん防止等重点措置の中での開会となりましたが、引き続き新型コロナウイルス感染症に十分注意しながら行ってまいります。

〇市長のパワハラ疑惑の続き

 5 月18日に開催された議会運営委員会で、特別委員会を設置してこの件を調査することが決まりました。5月25日の議会運営委員会では、特別委員会の名称を「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」とすること、委員は10名とすることなどが決まり、6月1日定例会初日の本会議に議会運営委員会の委員長提案として上程されました。本会議では、全会一致で特別委員会の設置が決定し、その後、委員会から特別委員会設置に関しての「決議」が提案され、前会一致で採択されました。「決議」の全文は下記のとおりです。

前副市長辞職等に関する調査特別委員会設置に際しての決議

 本年4月、当時の副市長が一身上の都合により辞職した後、原因は市長によるパワーハラスメントだったとする報道が波紋を呼んでいる。この報道は、行政の中枢である副市長の職にあった者の証言によるものとされており、二元代表制の一翼を担う議会としては看過できない問題である。

市議会は、市民の意思を代表する機関であり、市民の行政に対する疑念を解消する責任があることから、公正な立場で真相を明らかにし、もって市民サービス向上のため安心できる職場環境を継続していかなければならないと考え、前副市長辞職等に関する調査特別委員会を設置した。
本市議会は、前副市長、市長、関係者に対して積極的な調査協力を求めるとともに、市議会として市民の負託に応えるべく調査を進めていくことを決意し、ここに決議する。

私も調査特別委員会委員として選任されました。市民の皆様の負託にしっかりと応えるため、尽力してまいります。

〇定例会に上程されている議案について

今定例会に上程されている議案の幾つかをご紹介します。

1 .大和市終活支援条例

 大和市はこれまでも「終活」の支援に力を入れてきました。市民の「終活」を支援し、さらに充実させるべく、市の責務や基本施策を条文化した条例案が提案されています。

2.補正予算について

・低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金事業

新型コロナウイルス感染症の影響の長期化を踏まえて、ひとり親世帯に続き、その他の低所得の子育て世帯に対して、生活支援特別給付金を支給します。

・プレミアム付商品券発行事業

新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて、地域経済の活性化を図るため、市内店舗におい使用できるプレミアム付商品券の発行を支援します。

・文化創造拠点シリウス管理運営事業

新型コロナウイルス感染症対策として、シリウス内壁面に抗ウイルス作用を有する保護シートを貼付します。

・保育所施設維持管理事務(市立保育所)

新型コロナウイルス感染症対策として、公立保育所(4園)のトイレの乾式化等を行います。

・地域公共交通施策事業

市内バス及びタクシー事業者の新型コロナウイルス感染症対策を支援します。

No.229 臨時会を開催しました

5月7日。大和市議会は、令和3年第1回臨時会を開催し、2件の専決処分を承認しました。
一つは、国家賠償請求事件において、裁判所による和解案を受諾し、解決を図ったもの、二つめは、低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯分)を速やかに支給するための補正予算に関するものです。

〇基地対策特別委員長を退任しました

大和市議会としては、異例の4年間にわたって務めてまいりました基地対策特別委員長を今回
退任いたしました。私の委員長在任中に、念願であった空母艦載機部隊の岩国基地への移駐を実現させることができました。しかし、移駐後の基地運用については不明確なことも多く、引き続き委員長職を務めておりましたが、ひとまず落ち着いてまいりましたので、後任の小倉隆夫議員(自民党)に交代させていただきました。厚木基地は本市にとって大変重要な施設です。引き続き、今後の米海軍の基地運用に対しては注視してまいります。

〇総務常任委員会委員長に就任しました

今年度、総務常任委員会委員長に就任しました。大和市議会は、4つの常任委員会があり、そ
れぞれが分担して市行政機関が取り扱う事項を所管しています。総務常任委員会は、市長室、政策部、総務部、会計課、監査委員、選挙管理委員会、固定資産評価審査委員会、公平委員会、消防本部、消防署が所管している事項を扱います。また、他の常任委員会が所管していないことも総務常任委員会の所管です。私は、長く文教市民経済常任委員会に所属しておりましたので、今回は久しぶりの総務常任委員会です。副委員長は同じく自民党の福本隆史議員です。最大会派自民党から正副委員長を出させていただきました。総務常任委員会は、市行政の中枢部が所管している事項を扱います。副委員長としっかりと協力しながら、民主主義の「真骨頂」である「活発な議論・審議ができる」委員会としてまいります。

〇引き続き、議会運営委員会委員を務めます

昨年度に引き続き、議会運営委員会委員を務めます。未だに新型コロナウイルス感染症は収
まらず、議会運営は「異例」続きです。議会としては、このコロナ禍にあってもいかして市民の皆様の「声」を市政に反映させていくかが最大の課題です。議会運営においては「効率」は大切ですが、「効率」が良ければ良いというわけでもありません。本来、民主主義とは大変時間と手間がかかり「非効率的」なものなのです。ただ、「だらだら」と議論して結論は先送りでは困ります。「しっかり審議して、きっちり結果を出す」そういった議会運営に努めてまいります。

〇市長のパワハラ疑惑について

5月7日の神奈川新聞の記事に激震が走りました。それは、市長のパワハラ疑惑に関するもの
です。ただ、現時点で詳しいことは何も分かりません。「ことがこと」だけに議会としても真相を解明しなければなりません。5月7日に議会運営委員会を開催して、議会としての対応を協議しました。なんといっても、情報量があまりにも限られているため、継続して審査することになりました。今月18日に再び議会運営委員会を開催して、そこで今後どのように真相究明していくか、議会としての方向性を決めます。さまざまなことが流動的ですので、今後どのように事態が発展していくかわかりません。議会として調査するためには、さまざまな手続的こともクリアしていかなければなりません。真実を明らかにするためには、先入観を排して、公正・公平に行う必要があります。今後どのように調査していくかは、18日の協議を待たねばなりませんが、市議会に対する市民の信頼に応えるためにも、しっかりと調査してまいります。

※6 月定例会の予定

令和年3第2 回定例会(6月定例会)が始まります。6月1日(火)から6月25日(金)までの25日間の会期です。6月1日、18日、21日、22日、25日は本会議。3日は環境建設常任委員会、4日は文教市民経済常任委員会、7日は厚生常任委員会、8日は総務常任委員会です。9日には基地対策特別委員会を開催します。また、17日、23日には議会運営委員会を予定しています。会議はすべて公開していますので傍聴できます。本会議は、市議会HPからLIVEと録画で動画を配信しますのでご利用下さい。会議の予定は変更されることがあります。詳細は議会事務局(260-5503)までお問い合わせ下さい。