8月30日(月)から9月27日(月)まで29日間の日程で、令和3年第3回定例会が開催されます。今定例会の最大の議題は、令和2年度歳入歳出決算です。市民の皆様からお預かりした貴重な税金を使って、令和2年度に大和市が行った様々な事業について、予算執行は適切であったかどうか、成果はどうだったか、議会として「厳しく」審査してまいります。
〇令和2年度「一般会計」歳入歳出決算について
★歳入決算の概要
○総括
歳入総額は、106,135,162千円となりました。前年度と比較して27,517,718千円、35.0%の増加です。主な内訳は以下のとおりです。
○ 市税
市民税及び固定資産税の増加により、前年度と比較して398,538千円、1.1%増の36,920,159千円となりました。
○ 地方消費税交付金
令和元年10月からの消費税率の引き上げにより、前年度と比較して861,933千円、22.8%増の4,647,570千円となりました。
○ 国庫支出金
特別定額給付金給付事業補助金や新型コロナウィルス感染症対応地方創生臨時交付金の増加などにより、前年度と比較して28,097,255千円、183.3%増の43,429,873千円となりました。
○ 市債
北大和小学校増築事業に係る市債の発行額減少などにより、前年度と比較して435,100千円、8.0%減の5,022,900千円となりました。
★ 歳出の概要
歳出総額は、102,427,018千円、前年度と比較して34.4%増となりました。主な内訳は以下のとおりです。
○ 総務費
特別定額給付金給付事業などの増加により、前年度と比較して23,619,466千円、298.8%増の31,524,042千円となりました。
○ 民生費
保育所等施設型給付事業や自立支援給付事業などの増加により、前年度と比較して2,177,497千円、6.1%増の37,896,646千円となりました。
○ 商工費
新型コロナウイルス感染症拡大防止および雇用調整給付金支給事業やプレミアム付商品券発行支援事業などの増加により、前年度と比較して475,180千円、35.7%増の1,804,484千円となりました。
○ 土木費
渋谷土地区画整理事業特別会計繰出金や下水道事業企業会計負担金などの減少により、前年度と比較して709,157千円、10.7%減の5,938,020千円となりました。
○ 教育費
GIGAスクール端末整備事業やGIGAスクールネットワーク整備事業などの増加により、前年度と比較して469,089千円、5.6%増の8,801,578千円となりました。
○ 公債費
前年度と比較して1,041,232千円、24.8%増の5,236,907千円となりました。
※ 一般会計歳入歳出決算は、所管の事業ごとに環境建設常任委員会(9/1)、文教市民経済常任委員会(9/2)、厚生常任委員会(9/3)、総務常任委員会(9/6)で審査されます。そして、最終日(9/27)に本会議での質疑・討論を経て採決されます。
※ 歳入から歳出を差し引くと黒字決算となっていますが、令和2年度歳入の元となっているのは、平成31年/令和元年のものであり、かつ、令和2年度は新型コロナ対策のために国からもかなりお金が出ています。したがって、令和2年度決算の「黒字」を表面的な数字のみで喜ぶわけにもいきません。令和2年度決算は来年度の予算編成にも影響を与えます。議会としては、来年度以降の財政運営も考慮しつつ、決算審査を行っていかなければならないと考えています。
〇中村一夫の「一般質問
今定例会での中村一夫の「一般質問」は9月16日(木)の8番目です。今回も新型コロナ関係の質問をいたします。私は、新型コロナウイルス感染症蔓延以来、ほぼ毎回の定例会でこの問題を取り上げてまいりました。市民の皆様が現在最も関心を持っておられる、そして、心配しておられるこの問題を議会の場で質すことは、議員としてもっとも重大に責務と感じています。私の「一般質問」は、市議会のホームページからLIVEと録画で動画を配信しますので、是非ご覧下さい。