No.89 「地方創生」を目指して

 国は「地方創生」の政策を推進するために多くの予算を充てています。地方自治体としては、これら国の予算を有効に活用し、「地方創生」を現実ものとしていかなければなりません。大和市は、先の定例会(3月)で国の予算を活用した補正予算を可決し、具体的な政策を進めています。その一つがプレミアム付商品券発行支援事業であり、1億5,300万円(全額国庫補助金)を充てています。私は、前回の定例会でこの件を一般質問で取り上げました。質疑と答弁の要旨は以下のとおりです。

3月定例会での私の「一般質問」より

○質問 プレミアム付商品券の発行でどのような経済効果を考えているか?
○答弁 1万円の商品券に2千円のプレミアムを付けて販売する。20%のプレミアムを付けることにより、ふだん買わないものや高価な商品を購入することが想定され、新たな消費を誘発することができると考えている。
○質問 どのような「戦略」を考えているか?
○答弁 商品券のうち、いくらかは個店でしか使用できないものにするなど、大型店舗に偏らない方策を考え、購入者が地元の商店を再発見する機会にもつなげていきたい。
○質問 (発行元の)大和商工会議所とはどのような話をしているか?
○答弁 購入者にとっても取扱店にとっても使いやすいものとなるように、販売場所や使用期間、商品券の額面や換金方法など具体的な仕組みについて引き続き協議していく。
○質問 大和市商業振興条例をどのように活用していくのか?
○答弁 (条例に規定されている)それぞれの役割りに基づき、商業者等は商品の品揃えに工夫をこらし、商工会議所は事業の実施に努め、市はこれを総合的に推進していくことにより、地域経済活性化につなげていきたい。

プレミアム付商品券発行事業が始まります

3月定例会で可決された補正予算を受けて、いよいよプレミアム付商品券の発行事業が始まります!!

●商品券の名称 にぎわいやまとプレミアム商品券
●発行団体 大和商工会議所
●販売額 1セット1万円 6万セット 総額6億円
●使用可能額 1セット1万2千円 総額7億2千万円 プレミアム率20%
●セット内訳 中小店舗専用券 4千円(500円券 8枚)
大型店共通券 8千円(500円券 16枚)
●商品券利用可能期間 平成27年9月1日から12月31日まで。
●購入限度 一人5セットまで
●商品券で購入できないもの 税金・公共料金・切手、はがきなど換金性のあるもの・大和市指定収集袋・たばこなど

「地方創生」につながる事業とするために

 今回の事業は3月定例会で私が指摘した点がかなり反映された内容となりました。しかし、この事業を地域経済(商業)の継続的な活性化につなげていくためには、私が最後に質問した商業振興条例をいかに活用できるかがカギになります。その点が、今回の事業内容からは十分見えていないのが気になります。この事業が大和の「地方創生」の最初の具体的な事業として成功するよう、議会としても私個人としてもしっかり見守り、必要な行動をとってまいります。市民の皆様からのご意見・ご要望もお待ちしています。今後ともよろしくお願いします。

※中央大学大和白門有志会にご参加下さい!!

 中央大学関係者の皆様! ! 中央大学大和白門有志会にご参加下さい!! いずれの学部(また、定時制・通信制)・大学院でもOKです。在学生も歓迎します。ご希望の方は私までご一報下さい(090-3904-0813)! お待ちしています! !