No.203 今週も新型コロナウイルスに関する要望を市行政側に提出いたしました。

毎週木曜日の正午を締め切りに、市側に対して新型コロナウイルス関係の要望を提出できることになっています。本来であれば直接要望したいところですが、緊急事態であり、市行政側も慌ただしく執務しているということに、議会としても一定の配慮を示してこのような取り決めになっています。これまでも多くの要望を行ってきました。議員からの要望は市民からの要望と、重く受け止めてできるだけ実現できるように、最大限の努力をしていただきたいと思います。今週の私からの要望事項は以下のとおりです。

〇 新型コロナウイルスに対する要望

  •  市立病院に関して。医師・看護師・医療従事者等に特別手当を支給すること。
  • スタッフ・清掃など、病院で働く全職員の感染症対策を強化すること。
  • 消毒・清掃などは、実績のある事業者に依頼して、市民の安全・安心を確保すること。
  • 市立病院のロビーにも市役所ロビーと同じように、受付のビニールカーテン、次亜塩素酸水の噴霧器の設置すること。
  • 市立病院が安心に市民に利用してもらえるように信頼の回復に尽力すること(市立病院に行きたくないと言っている市民もいる)。
  • 感染症蔓延下における避難所運営体制を早急に構築すること。
  • 市民に対して、どのような時にどこに避難するべきか、避難が必要な場合、そうでない場合を周知徹底すること。今、地震や風水害が発生した場合、多くの人が避難所に殺到する。それを「想定して」対策をしなければならない。
  • 再開が遅れている新学期だか、早急にオンライン授業の実施を検討実施すること。すでに実施している自治体に比べて、本市児童生徒の学力の遅れが心配される。
  • 夏休みも含めて、今年度の補習体制を早急に構築すること。
  • 子どもの精神的なケアのために、効果的なカウンリングの方法を検討して実施すること。
  • 子どもの体力面でのケアも必要。実際、公園等で遊んでいる子どもは多い。場合によっては「3密」になっている。具体的で実際的な対策を至急実行して欲しい。
  • 令和2年度補正予算案を早急に議会に提案して欲しい。今年度、どうしても必要である事業以外は、休止してでも、コロナ対策に重点を置いた補正を組んで欲しい。
  • 緊急事態宣言の休業要請に従わない店舗(パチンコ店など)に、休業要請に協力して欲しいと、市から積極的に働きかけること。
  • コロナハラスメントに対する対策を強化すること。
  • コロナ禍の中で、経済的な理由などから自殺する人の増加が懸念される。自殺防止のための相談窓口の強化すること。
  • 泉の森、引地台公園、ゆとりの森等でのバーベキューの禁止。テントを張ったりして長期滞在することを禁止すること。湘南海岸等で行われていることを参考にする。
  • 県内自治体が続々と独自の経済対策をしている。給付金、協力金、家賃補助、経営支援金など、国や県の制度で足りないものや無いものを市独自で市民や事業所に支給すること(早急に!!)。
  • 市長には、連休前に連休中の自粛について、「一丸となって、コロナに負けないように頑張ろう」というような「声明」を出して欲しい。

〇新型コロナウイルス感染症対策についての要望書

新型コロナ対策について、今回は市内の保育園と放課後児童クラブについて意見を申し上げます。
横浜市では、認可保育園において新型コロナウイルス感染者が出た当日に、市の担当者が保護者に対してそのことを伝えないようにと指示していたということで、大変問題になりました。まさかとは思いますが、市内の保育施設において同様のことが行われていたりしないでしょうか。早急に調査と議会への報告を求めます。
保護者の方々がまず心配しているのは、自分の子どもを預けている園に、新型コロナウィルスに感染した人がいないかということです。正確な情報をお知らせした上で、万一、新型コロナウイルスに感染した人(児童であれ、保護者であれ、園の職員であれ)が出た場合は、速やかに関係者全員のPCR検査を行い、感染の拡大が起こらないようにしていただきたい。私は、基本的に保育園、そして放課後児童クラブは原則閉所にしていただき、医療従事者などどうしても必要のある方のみ「例外」としてお預かりすると言う形にしていただきたいと強く要請いたします。もちろん医療従事者等以外でも、さまざまな事情によりどうしてもお子さんを預ける必要のある方もいらっしゃると思います。そのような場合は、その旨を書面で申し出て、許可を得るようにすれば良いと思います。このあたりは、柔軟な対応も必要かとは思いますが、「原則」として保育園は休園、放課後児童クラブは閉所というのが望ましいと思います。
そういった措置を取ったとしても、万一保育園・放課後児童クラブから感染者が出てしまった場合、当該保育園、児童クラブは完全に閉鎖しないわけにはいかないと思います。そうなった場合、その代替となる受け皿として、近隣の保育園や児童クラブとの連携・協力体制を構築していなければなりません。そういった非常事態に備えて、早急に体制の構築を要望いたします。緊急事態が宣言されている現在、大和市政においては行政・議会が一丸となってこの事態を乗り越えていかなければなりません。私たち議員は、直接的に多くの市民の「声」を聞く立場にあります。是非、議会と行政が一体となった対策本部のようなものを立ち上げていただきたく要望いたします。
今回は、幼稚園については言及いたしませんでしたが、おそらく同様の問題があると思います。関係者の意見を聴取しながら迅速な対応をお願いします。
新型コロナウイルスの対策は、本市にとっても市制施行以来最大の困難といっても過言ではないと思います。市長をはじめ行政職員の皆様方の尽力には心より感謝しています。一日も早くこの困難を乗り越え、皆が普通の生活に戻れますように祈念しています。どうぞよろしくお願いします。