No.208 7月1日より「歩きスマホ防止条例」が施行されます

6月25日に開催された本会議において、「大和市歩きスマホの防止に関する条例」が可決成立しました。条例は7月1日から施行されます。「歩きスマホ」は、全国的に問題になっており、昨年9月定例会の私の「一般質問」で、条例制定について提案いたしました。市行政としても、「歩きスマホ」の危険性を重要なことと捉えていただき、今定例会に条例案が提案されました。この条例には罰則規定がありません。つまり、「取り締まること」を目的とするのではなく、広く「歩きスマホ」の危険性を周知し、ご協力を願い、危険な「歩きスマホ」の習慣を無くすことを目的としています。25日の本会議では、私も「賛成討論」をいたしました。私の「賛成討論」は以下のとおりです。詳細については、市議会ホームページから「動画」をご覧下さい。

「歩きスマホ」は本当に危険な習慣です。このことを否定される方は誰もいないと思います。実際、「歩きスマホ」が原因で、駅のプラットフォームから転落してしまったり、けがをして救急搬送されてしまったという方が増えています。また、そこまでいかなくても、「歩きスマホ」が原因で「けんか」になったりといったトラブルはさらに多いと思います。
本来、「歩きスマホ」は「マナー」の問題であると思いますが、今やそうとも言っていられないほど深刻な社会問題です。本市でも駅前などを中心に朝夕の混雑時には、特に危険な状態が見られます。新型コロナウィルス感染症のため発令されていた緊急事態宣言も解除され、駅周辺の混雑が戻ってきた今、「歩きスマホ」を防止する条例を制定・施行することは大変時宜にかなったことであります。
本条例には、罰則規定がありません。私のところには罰則規定を設けるべきとの厳しいご意見も来ておりますが、まずは、「取り締まる」という視点ではなく、市民の皆様のご協力をお願いしていくといった、本条例のような形が望ましいと思います。
条例3条には「市の責務」として「市は、歩きスマホ防止に関する意識啓発等、この条例の目的を達成するために必要な施策を推進しなければならない」と規定しています。条例が制定・施行されたのちは、「歩きスマホ」の危険性を広く周知し、市民の安全を図っていただきたいと思います。
本条例が成立しましたら、全国でも「初」となるそうです。本市の取り組みが今後全国に波及し、「歩きスマホ」といった危険な習慣が無くなることを期待しています。

○補正予算が成立しました。

6月25日、大和市議会は本会議を開催し、議会に上程された補正予算案をすべて可決いたしました。今回の補正予算には、新型コロナウィルス対策の国の補正予算成立を受けて、それを実施するための具体的な予算が盛り込まれています。市議会で可決されたことにより、今後さまざまな事業が順次執行されていくことになります。本会議に先立ち、それぞれの事業を所管する委員会で審議が行われました。私が所属する文教市民経済常任委員会では、教育用コンピュータ整備事業、GIGAスクール端末整備事業、児童・生徒健康管理事業、小・中学校GIGAスクールネットワーク整備事業、学校給食管理運営事業が付託され審議いたしました。新型コロナウィルス感染症の影響で学校が長期休業となり、にわかに注目されてきたのがコンピュータを使用した家庭学習やオンライン学習です。これらを推進していくためには、当然ながら学校・教室・家庭のICT環境を整備することが必要になり、そのためには多くの費用が必要です。今回、国の予算を活用して、大和市ではこれらの環境整備を順次行っていきます。具体的には、児童・生徒に対し一人1台のコンピュータ端末が貸与されます。現在、小学校1年生から6年生までの各教室には電子黒板が整備されていますが、中学校では昨年度からプロジェクタの整備が始まっています。昨年度は中学校1年生の教室に整備しました。今年度は、中学校2年生の教室に整備を予定していましたが、国からの予算を活用して、中学3年生の教室まで一気に整備を進めるということです。今後、電子黒板やプロジェクタといった、視覚にうったえるICT機器や、一人1台貸与されるコンピュータ端末を有効に活用して、児童生徒の学習に大いに役立てていただきたいと希望しています。教育現場におけるICT環境の整備は、コロナ終息後もさまざまな形で児童生徒の学習環境の向上に役立つものと確信しています。補正予算の内容は、その他多岐に及んでいますが、特に新型コロナウィルス対策としての補正予算は、一刻も早く必要な支援が必要な方のところに届くことが大切です。行政機関の迅速な対応を強く要望していきます。

○ 国の二次補正予算が成立しています。

6月12 日、国の二次補正予算が成立しました。補正予算には地方自治体が活用できる予内容が盛り込まれています。今後市議会も国の二次補正予算を活用してさらなる対策を進めてまいります。

○自由民主党大和市連合支部の副支部長に就任しました。

自由民主党大和市連合支部は、新型コロナウィルス対策として総会に代わる書面決議を行い、役員改選を議決しました。私は、政調会長を約10年にわたり務めて参りましたが、今年度副支部長を拝命いたしました(支部長は県議会議員)。引き続き、組織拡大本部長を兼務いたします。今後とも支部長、役員の皆様と力をあわせて、市民の皆様の期待に応える「やまと自民党」となるよう尽力して参ります。「やまと自民党」へのご意見・ご要望を是非お寄せください。