作成者別アーカイブ: yoshioka

No.248 調査特別委員会で市長が証言します。

前副市長辞職等に関する調査特別委員会(以下、「調査特別委員会」という。)は、3月定例会に追加で委員会を開催することにしました。昨年6月定例会で設置された調査特別委員会は、これまでアンケートの実施などの調査を行ってきました。アンケートは匿名であるため、そのまま真実というわけではないかもしれませんが、委員会としては、パワハラを受けたとか見聞きしたという数字が決して少ないものではなかったことを重く受け止めて、市長、両副市長、金子前副市長の4名に対して、調査特別委員会での証言を求めてきました。市長、両副市長、金子前副市長からは、3月7日の調査特別委員会で証言するとの回答が来ましたので、追加で委員会を開催して、証言をしていただくことにしました。当日の委員会はどなたでも傍聴できます。お時間などご都合のよい方は、是非傍聴にお越し下さい。

※ 3月定例会での調査特別委員会の日程(追加)。
3月4日(金) 午後2時から  通常の委員会。
3月7日(月) 午前11時から 金子前副市長。午後2時30分から 大木市長。
午後4時から 井上副市長。 午後5時30分から  小山副市長。
※日程は、変更する場合がありますので、議会事務局(260-5503)にご確認下さい。

〇 中村一夫の「一般質問」

 今定例会での中村一夫の「一般質問」は、3月16日の午前10時30分頃からです。登壇の時間は前の質問者の関係などで前後しますので、詳しくは議会事務局にお問い合わせ下さい。質問の内容は概ね以下のとおりです。

一.「子育て王国」について

 大和市は、本年2月1日に「子育て王国」になったと大々的にアピールしました。私も子育て施策については、さまざまな提案してきましたので、市が子育て施策に力を入れようということは大変歓迎しています。ただ、具体的に2月1日から一体何がどう変わったのでしょうか。期待とともに、現在、本市の子育て施策に関して早急に改善して欲しいことを何点か提案・要望してまいります。「子育て王国」と名乗った大和市の「本気度」を質します。

二.シリウスについて

 文化創造拠点シリウスは、本市を代表する公共施設であり、「図書館城下町」を象徴する施設です。多くの方で賑わっていることは大変有り難いのですが、特に週末などは、席もすぐに一杯になってしまいます。シリウスは市内外の方々にご利用いただいており、それは大変すばらしいことですが、他市からの利用者が多く、大和市民が利用できないとの苦情もあります。以前私が視察した千代田区立図書館は「区民専用席」を幾つか設けていました。シリウスは多額の税金で維持管理されていますから、市民が優先的に利用できる「市民専用席」をいくつか用意しても良いのではと思います。また、施設の利用料については、コロナ禍でいろいろな問題が顕現化しました。感染症対策で座席数が減らされているのに使用料は満額請求されるとか、感染症対策のため利用中止したのに使用料は請求されるといった苦情が来ています。シリウスはあくまでも「公共施設」ですから、市民目線の運営を要望します。

三.大和シルフィードについて

 大和シルフィードは、大和市をホームタウンとする女子サッカーチームです。本市から女子プロサッカーチームを誕生させようと、大和市が先頭に立って応援してきました。大和シルフィードがプロリーグに行くためには、実力はもちろんですが、スタジアムの問題があります。今の「なでしこスタジアム」は、サッカー協会の基準を満たしておらず、どんなにシルフィードが強くなってもプロになれないのです。このことについて、市はどのように考えているのでしょうか。市の認識と対応について質します。

四.ホームページについて

 大和市はホームページをリニューアルしましたが、必ずしも市民の評判が芳しくありません。だんだん慣れてくるのかもしれませんが、そもそも今回のリニューアルの目的は何なのでしょうか。今回のリニューアルによって市議会の「メニュー」表示がトップページから消えました。そして、「行政、くらし」といところに入っています。いうまでもなく、議会は行政機関の一部ではありません。これは二元代表制をとる地方自治制度にとって看過できない問題です。議会は行政とともに市政を担い、行政に対してチェック機能を果たすことが期待されています。そういうことを考えると、議会を「行政」のページの中に取り込んでしまったということは、議会を行政の一部と見なしているのではないかという疑念を抱かせます。もちろん、そんなことは無いと思いますが、であれば、市議会の「メニュー」表示をトップページに戻していただきたいと思います。市の考えを伺います。

五.喫煙所について

 本市は条例を改正して市内全域の路上を禁煙にしました。同時に各駅の喫煙所は撤去されましたが、喫煙所の整備を求める声も多いのが現実です。来年度予算で、たばこ税は1,670(百万円)を見込んでおり、それは法人市民税よりも多い金額です。喫煙者に納めていただいているたばこ税を活用して、受動喫煙に配慮した喫煙所を整備することを提案します。

No.247 令和4年第一回定例会が始まります

令和4年2月24日(木)から、令和4年第一回定例会(3月定例会)が始まります。毎年、3月定例会では、新年度(4月から)の当初予算が審議されます。大変重要な定例会ですので、是非、ご注目下さい。会議の予定は以下のとおりです。

2月24日(木)9時から 本会議(議案の上程。委員会への付託。)
2月28日(月)9時から 環境建設常任委員会
3月 1日(火)9時から 文教市民経済常任委員会
3月 2日(水)9時から 厚生常任委員会
3月 3日(木)9時から 総務常任委員会(中村委員長)
3月 4日(金)9時から 基地対策特別委員会
3月14日(月)9時から 議会運営委員会(中村所属委員会)
3月15日(火)9時から 本会議(一般質問)
3月16日(水)9時から 本会議(一般質問)
3月17日(木)9時から 本会議(一般質問)
3月22日(火)9時から 議会運営委員会(中村所属委員会)
3月23日(水)9時から 本会議(委員長報告。質疑。討論。採決)

※ 会議の予定は変更される場合があります。
※ 本会議は、市議会のホームページからLIVEと録画で配信されます。
※ 本会議、各委員会、議会運営委員会はどなたでも傍聴になれます。

〇「大和市公共トイレの協力店」の募集について

「広報やまと」2月1日号に、市は市内コンビニエンスストアに対して、「公共トイレ」としての協力を求めたと載っていました。「広報やまと」によれば、「高齢の人が外出をためらう理由の一つに『トイレの不安』があります。そこで、市は、誰もが利用しやすいトイレを増やし、気軽に外出してもらうため、コンビニエンスストアのトイレを公共のトイレとして一般に開放していただける『大和市公共のトイレ協力店』を募集します」とあります。私はこれを見たときに正直驚きました。大和市には公共のトイレが少ないことは、私も議会で指摘してきたところです。しかし、その不足を民間のトイレの一般開放に頼るというのは「公共」として筋違いであると思います。公共トイレは市が責任を持って用意するべきです。

現在でもほとんどのコンビニはトイレを貸して下さっています。しかし、それはあくまでもコンビニからのお客さんや地域の方々へのサービス、ご厚意としてです。今回の施策(?)はコンビニのご厚意を市の「事業」にしてしまおうというものです。これを安易に許してしまえば、民間のものが容易に公共のものとして利用されることにもつながりかねません。トイレを維持していくためには、定期的な清掃に加えて電気代も水道代もかかります。市は年間トイレットペーパーを200ロール程度提供するとのことですが、到底その程度のもので賄いきれるものではありません。市は、これは「協力」をお願いするのであって強制ではないと言います。しかし、サービス業であるコンビニエンスストアが、市からの「協力」のお願いを断れるでしょうか。事実上、断れないような「協力」をお願いして、これまではコンビニの自主的なサービスであったものを、市の公共サービスにしてしまおうというのはいかがなものでしょうか。大和市自治基本条例によれば、「事業者」も大和市の「市民」です。市は市民サービスということで、今回の施策(?)を思いついたのでしょうが、利用者のことだけでなく、利用される側の「市民」のことも考える必要があります。このような協力要請にコンビニとしてはなかなか意見が言いにくいでしょうから、「市民の代表」である「議会」で議論しなければならないと思っています。

市がコンビニのトイレを「公共トイレ」として利用させていただきたいなら、一方的な「お願い」ではなく、しっかりと協議をした上で、必要な負担を行政がしなければならないと思います。大和市には「新しい公共を創造する市民活動推進条例」に基づく「協働事業」といった制度もあります。不特定多数の方が利用するコンビニエンストイレに「公共トイレ」としての協力を求めるのであれば、排尿排便に含まれるウイルスによる感染拡大防止の対策を行っていただきたいという専門家団体からのご意見もいただいています。これは、コロナ禍の今、特に気になることでもあります。民間のトイレを「公共トイレ」として利用させていただきたいなら、最低限その維持管理、防犯、清掃・消毒といったことにも行政が一定の負担(費用も含む)をしなくてはならないでしょう。しかし、残念ながらそういったことをきちんと検討して政策・施策として上がってきた形跡が見られないのです。

いずれにしても、今回の「大和市公共のトイレ協力店」の募集には、まだまだ検討しなければならないことが多くあります。市民の代表機関である議会に対しても何の相談もありませんでした。このような中で、「募集」を先行してしまったことは大いに問題であると考えています。3月定例会の審議の中でそのあたりをしっかりと質して、改善を訴えていきたいと考えています。

〇いつでもご相談下さい

 市政について、お困りのこと、お気づきのことがありましたら、いつでもご相談下さい!!
         090-3904-0813(本人直通)

No.246 2月1日は「市制記念日」です。63歳になりました

2月1日は「市制記念日」です。今年で大和市は63歳になりました。私が子どもの頃は学校も休みでしたので、皆、2月1日が「市制記念日」であることを知っていました。しかし、学校の休校もいつしかなくなり、大和市の市制施行の日がいつだったのかも忘れられつつありました。学校でも市制記念日についてあまり教えられなくなっていたので、この問題を議会で取り上げました(平成29年3月)。教育長からは「子供たちが市制記念日を通して市の成り立ちについて学び、歴史や先人たちの苦労を知ることで地域に誇りを持てるようになることは大変重要なことであると考えます。小中学校では、子供たちが地域のきずなや郷土愛を育む地域学習に市制記念日についての学習を位置づけ、指導を行ってまいりたいと考えております」と答弁をいただきました。現在は、学校においても、大和市の歴史や市制記念日を適切に教えていただいているものと認識しています。市民の皆様におかれましては、この機会にご家族で「大和の歴史」を学んでみてはいかがでしょうか?シリウスには、「大和の歴史」に関する書籍がありますし、市内の遺跡から出土した我が国「最古期」の土器片(ホンモノ! !)が展示されています。

〇冒険の森アスレチックについて

 引地台公園のさらに先にある「冒険の森」をご存知でしょうか?ここはかつて「アスレチック」で有名な公園であり、今も数は少なくなったものの「アスレチック遊具」があり、子供たちに親しまれています。私は、市議会の「一般質問」で「アスレチックの復活」について取り上げてきましたが、市としては、「アスレチック」を復活する考えはないようでした。そんな中、地域の方々から「アスレチック」の復活についてのご相談を受けました。大和市はゆとりの森を始めとして、大きなきれいな公園があり、そこには大型遊具が設置されています。ただ、これらの遊具は主に「小さな子供たち」のためのもので、3歳から12歳の子供たちを対象としています。大和市の公園にある「遊具」といえばその他には主に高齢者を対象とした「健康遊具」がありますが、中高生といった「若者」が健康的に遊べるような「遊具」はありません。こういった「大きな子供たち」のためにも「アスレチック」は是非とも必要であるというのです。その後、地域有志の方々を中心に「冒険の森アスレチックを考える会」が結成されました。私も応援させていただいていますが、必ずしも「復活」という「後ろ向き」なものではなく、「新しい形」の「アスレチック公園」を目指そうと協議を重ねています。
また、「冒険の森」の周囲のフェンスがボロボロだというご相談を受けました。現地を確認しますと本当に酷い状態でした。早速市側に要望して直していただきましたが、実はこの土地は防衛省が管理する国の土地なので、一続きのフェンスなのですが、国の管理部分については市がフェンスの修繕を行えないことも分かりました。そこで、我が党の甘利明衆議院議員を通じて防衛省にフェンスの修繕をお願いし、近く修繕される予定です。フェンスの修理という「小さな」なことでも市議会議員、国会議員としっかり連携しながら、地域の要望に応えてまいります。

〇病児保育について

 最近、「病児保育」という言葉を良く聞きます。その名のとおり「病気のお子さん」をお預かりする「一時施設」です。共働きやひとり親のご家庭にとって、子供の急な病気は大問題です。もとより、すべての親御さんは仕事を休んで子供の世話をしたいはずですが、「どうしても休めない」という状況があることも事実です。こんなとき、いわば「最後の砦」として頼りになるのが「病児保育」の存在です。大和市は「やまとニュース」1/17で「病児保育(市内3カ所)」と誇らしげに謳っていますが、実は、市が直接運営している「病児保育室」は一つもなく、1施設は業務委託、2施設は民間事業を「補助」しているという状況です。ところが、「病児保育室」は民間の事業としては、採算が合うものではありません。なぜなら、「病児保育室」にその日何人来るかは当日になってみないと判らず、それでも受け入れ態勢と職員の確保だけはしておかなければならないからです。社会にとって必要性の高い事業、しかし、採算が合わず民間の参入が難しい事業こそ、国や自治体といった「公共」が担わなければならないものだと考えます。
去る1/18、私は病児保育室の関係者とともに、政府のこども政策担当野田聖子大臣と三原じゅん子大臣補佐官を訪ねました。お二人とも大変お忙しい中、病児保育事業の諸課題について熱心に耳を傾けて下さり、力強いお言葉をいただきました。今後政府の病児保育施策に活かされることを期待しています。
また、病児保育事業が利用者にとってさらに「使いやすい」ものとなるためには、「広域連携」が必要です。このことについても、昨年、我が党の藤代ゆうや神奈川県議会議員を通じて県に話を通していただき、直接お願いに行ってきました。現在、県が中心になって関連市と協議をしていると聞いています。
病児保育事業は、国・県・市が関わる事業であるため、自民党のネットワークを活かして、国会議員(政府へ)、県議会議員(神奈川県へ)と連携しながら、現場の「声」が反映されるように、そして、病児保育を真に必要としている方々に「寄り添う」制度として、さらに発展していくよう今後とも尽力してまいります。

〇いつでもご相談下さい

 市政について、お困りのこと、お気づきのことがありましたら、いつでもご相談下さい!!
090-3904-0813(本人直通)