カテゴリー別アーカイブ: 大和主義!!リポート

No.267 令和4年の活動報告

令和4年もあと少し。今年一年の私の議員活動の概要をご報告します。

〇令和4年第1回定例会

令和4年2月24日(木)から3月23日(水)までの28日間にわたって、第1回定例会が開催されました。私は、3月16日(水)に一般質問を行いました。私の質問項目は以下のとおりです。市議会のホームページから「動画」がご覧になれますので、ご視聴よろしくお願いします。
(1)「子育て王国」について。
(2)シリウスについて。
(3)大和シルフィードについて。
(4)ホームページについて。
(5)喫煙所について。
本市は、今年2月1日から「子育て王国」になったと宣言し、市内にそのことを告知するポースターを大々的に張り巡らしました。たしかに、本市も「子育て施策」に力を入れてきたことはわかります。が、おそらく、日本中の全ての自治体が何らかの形で「子育て施策」に力を入れていることからすれば、いきなり「王国」を自称したことに違和感を禁じ得ません。市長に「子育て王国」の意味を質したところ、「子供たちが笑顔になる子育て環境を目指していく」といった抽象的な説明であり、「2月1日から何か新たな取組みを始めたのか?」と問えば、「新たな取組みを実施すること…ではなく、ブランドアイデンティティーとして…掲げたもの」であるとの答弁でした。つまり、2月1日から「子育て王国」になったという告知は、残念ながら特段の「中身」のない「かけ声」であるということです。私からは、これまでの子育て施策への取組みに対して一定の評価をしつつ、「子育て施策を本当に意味のあるものにするためには、子育て当事者の声をいかによく聞き、それを反映させていくことが肝要」であることを申し上げました。「子育て施策」に限りませんが、最近の市政運営には「行政主導」という言葉が良く使われます。しかし、地方自治の主役は「行政(役所)」ではなく「市民」です、「行政」が主導するのではなく、「市民」が主役の市政となるよう、「市民」の「代表」である「議会」としてさらに尽力いたします。

〇令和4年第1 回臨時会

令和4年5月9日、第1回臨時会が開催され、大和市議会第62代議長に選任いただきました。「二元代表」の一翼を担う「市議会」を代表する者としての責任をしっかり果たし、24万人市民のためにさらに精進してまいります。就任後、新型コロナウイルス感染症への対策として実施していた本会議への出席議員の人数制限を元に戻し、市民に選ばれた議員全員で審議できる議会本来の形を回復しました。また、議長として全国市議会議長会を始めとする会議に参加することも多くありますが、その内容を議員全員と共有できるように努めています。また、大和市議会としての意見をそのような会議で発言する場合は、可能な限り他の議員の意見が反映できるようにも努めています。「市議会」は合議制の機関ですから、議会を代表する議長としても、なるべく多くの議員の意見(それは「市民」のご意見であります)を発信できるように今後とも努めてまいります。

〇その他の活動報告

令和4年第2回定例会

令和4年6月1日(水)から6月27日(月)までの27日間の会期で、第2回定例会を開催しました。議長は「一般質問」を行わないので、初当選以来、「一般質問」自体が中止となった令和2年3月定例会を除いて、初めて「一般質問」を行なわなかった定例会となりました。6月9日には「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」が開催され、委員会終了後、本年4月30日までの調査経過を報告する「経過報告書」を調査特別委員会正副委員長から受理しました。この「経過報告書」を受けて、「議長の方針」を示しました。「議長の方針」については、市議会のホームページから公表しています。

令和4年第3回定例会

令和4年8月30日(火)から9月27日(火)までの29日間の会期で、第3回定例会を開催しました。9月定例会では、令和3年度の本市決算を認定しました。また、議員の任期ごとに行う「議会基本条例」の検証についても、今年度は議会運営委員会で行うこととし、9月中に検証を行いました。検証結果は、市議会のホームページ「議会基本条例」の「議会基本条例の検証について(令和4年度)」で公表しています。

令和4年第2回臨時会

令和4年11月2日(水)、第2回臨時会を開催しました。生活支援のための国の給付金に係る補正予算に関しては、市長の専決処分を承認し、加えて、子育て支援に関する市の補正予算の承認を行いました。

令和4年第4回定例会

令和4年11月25日(金)から12月21日(水)まで27 日間の会期で、第4回定例会が開催されています。定例会初日の11月25日には、「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」からの「報告書」と「大木哲大和市長に対する問責決議」がそれぞれ全員賛成で可決されています。また、12月13日の議会運営委員会には市長に対する「辞職勧告決議」が提出されました。この原稿を書いている時点で、まだまだ事態は流動的ですが、12月21日(水)の定例会最終日にご注目下さい。本会議は、市議会ホームページからLIVEと録画で配信します。
※ 市政についてお気づきのこと、お困りのことがございましたら、お電話下さい。

No.266 小児医療費助成の所得制限が廃止されます

大和市は、子育て支援の施策として小児医療費の助成を行っており、中学生までのお子さんの小児医療費無償化を進めてきました。しかし、本市の「無償化」には保護者の所得制限があり、一定の収入のあるご家庭のお子さんは小児医療費の無償対象からはずれていました。多くの自治体が、子育て支援の観点から保護者の所得制限を設けていない、もしくは廃止している中、「子育て王国」を自称する大和市も所得制限を廃止して欲しいとのご意見が市民の皆様からもあり、議会からもそのような意見を申し上げてきました。今回、ようやく「大和市小児医療費助成条例の一部を改正する条例」が提案され、所得制限を廃止するよう市の方向性を変更させることができました。本条例の改正案は12月1日の厚生常任委員会で審査され、定例会最終日の12月21日の本会議で採決されます。可決された場合、来年4月1日から施行されます。

〇市営住宅の指定管理者について

市営住宅の指定管理者を指定するための議案が市議会に上程されています。期間は、令和5年4月1日から令和10年3月31迄で、一般社団法人かながわ土地建物保全協会です。可決されれば、指定管理者の変更になります。高齢化が進む市営住宅で、高齢者の見守りや草刈りなども指定管理者が行なってくれるということです。11月29日の環境建設常任委員会で審査され、12月21日の本会議で採決されます。

〇11月25日に可決された「問責決議」の全文

11月25日に可決された「問責決議」の全文です。「調査報告書」についても、市議会ホームページに掲載してありますので、是非ご覧下さい。また、11月25日の本会議の模様についても、市議会ホームページから録画を配信しますので、各会派の「討論」等是非ご覧下さい。
大木哲大和市長に対する問責決議

令和3年5月7日の大和市議会臨時会当日、金子勝前副市長が任期途中で辞職し たのは、大木哲市長のパワーハラスメント的言動が収まらないことに対する抗議の 意味での辞職であったと報道された。その報道を受け、令和3年6月1日に大和市 議会は「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」を設置した。その際、行政側にも 調査特別委員会に対し積極的な協力を求める「前副市長辞職等に関する調査特別委 員会設置に際しての決議」を提出し、全会一致で可決したにもかかわらず、大木市 長は不誠実な協力姿勢を貫き通した。
調査特別委員会の参考人聴取では、市議会にアンケート原本の閲覧を拒否された ことや、裁判中を理由に回答拒否を多用した。司法の場においても、心理的負担を 抱えながらアンケートに協力してくれた職員や、元職員たちの悲痛な叫びにも一切 向き合おうとしていない。
調査特別委員会は、幹部職員へのアンケート調査や参考人聴取、横浜地方裁判所 での陳述内容等の調査を進めた結果、「大和市役所内での行政執行において、大木市 長・井上副市長のパワーハラスメントと思われる傾向により、長期間にわたり職場 環境が著しく悪化している」と結論づけた。
また、原告となり提起した個人的な裁判を有利に進める手段として、調査特別委 員会が職員の負担を考え回答用紙を破棄したことを逆手に取って責め立て、あたか も大和市議会が意図的に不正を行い、大木市長をおとしめているかのごとく反論し ているのは、24万市民の代表機関である大和市議会に対する冒瀆である。
このような二元代表制の根幹を崩しかねない信頼関係の破綻を生じさせ、議会制 民主主義を否定するような一連の発言や態度を貫いていることは公職の身分である 大和市長として許されるものではない。
よって「調査報告書」をもって事実を示し、大木市長に対しこの間の市政の混乱 や大和市議会に対しての不誠実な対応についてその責任を強く問うものである。
以上、決議する。

No.265 12月定例会が始まりました

令和4年12月大和市議会第4回定例会が始まりました。会期は11月25日(金)から12月21日(水)までの27日間です。会議の予定は以下のとおりです。

11月25日(金)  午前9時から    本会議(議案の上程)
11月29日(火)  〃         環境建設常任委員会
11月30日(水)  〃         文教市民経済常任委員会
12月 1日(木)  〃         厚生常任委員会
12月 2日(金)  〃         総務常任委員会
12月 5日(月)  〃         基地対策特別委員会
12月13日(火)  〃       議会運営委員会
12月14日(水)  〃         本会議(一般質問)
12月15日(木)  〃         本会議(一般質問)
12月16日(金)  〃         本会議(一般質問)
12月19日(月)  〃         議会運営委員会
12月21日(水)  〃         本会議(質疑・討論・採決)

※ 会議の予定は変更することがあります。
※ 本会議は市議会のホームページからLIVEと録画で動画配信します。
※ 上記の会議はすべて傍聴いただけます。
※ ご不明な点は議会事務局(260-5503)までお問い合わせ下さい。

〇「市長によるパワハラ」報道を受けての議会の取組みについて

令和3年4月に突然辞職した大和市前副市長が、辞職の理由は市長によるパワハラへの抗議であったと一部新聞を通じて報道されたことから、市民の間に大きな衝撃が走りました。市議会としても事の重大性から議会内に「前副市長辞職等に関する調査特別委員会」を設置し、調査を進めてまいりました。今年6月9日付で、特別委員会委員長から議長に対して、これまでの調査結果をまとめた「前副市長辞職等に関する調査特別委員会経過報告書」が提出されました。議長として、この「報告書」を受けて令和4年6月17日に同委員会に対して二つの方針を示しておりました。(1)(仮称)大和市ハラスメント禁止条例案の策定。(2)「報告書」の内容及び市長の市議会への対応等を踏まえて、議会としての見解を示す「決議文」案の策定。同委員には早速この二点のお願いに沿って取り組んでいただき、7月15日には、同意委員会正副委員長から正副議長に対して(1)調査報告書(「経過報告書」後の内容を加えた最終報告書)(2)大木哲大和市長に対する問責決議(3)大和市ハラスメント防止条例が提出されました。

〇「問責決議」が可決されました

定例会初日の11月25日の本会議で、「前副市長辞職等に関する調査特別委員会調査報告書」及び「大木哲大和市長に対する問責決議」が全員賛成で可決されました。また、「大和市ハラスメント防止条例」については、総務常任委員会に付託されることが決定し、12月2日の総務常任委員会で審査された後、12月21日(水)の本会議で議決されます(調査報告書、問責決議の全文は市議会HPからご覧になれます)。