カテゴリー別アーカイブ: 大和主義!!リポート

平成31年、令和元年の中村一夫の議会報告

平成31年第1回定例会より。

平成31年2月15日から3月13日まで27日の会期で平成31年第1回定例会を開催しました。この定例会は、平成最後の定例会であり、また平成23年に議席をお預かりした今任期最後の定例会となります。私は3月6日に登壇し(1)大和駅周辺の活性化について。(2)公共工事について。(3)教科書採択について。(4)放課後児童クラブについて。(5)大和ゆとりの森について。の5点を質問しました。放課後児童クラブについては、風邪等の予防のための環境整備として、クラブに加湿器の導入を提案しました。担当のこども部長からは「各児童クラブの居室の状況に応じて検討していく。今後も衛生及び安全の確保に配慮しつつ、児童が心身ともに健やかに生活できる保育環境の整備に努めていく」といった答弁がありました。→必要とするクラブから順次加湿器の導入が始まります。この時は、まったく予期していなかったことですが、令和2年早々に新型コロナウィルスの流行が始まり、市としては次亜塩素酸水を作って市民の健康管理に対応しています。そんな中、超音波加湿器を導入した放課後児童クラブでは、室内の住環境維持のために、次亜塩素酸水を活用して噴霧しているようです。

令和元年第1回臨時会より。

元号が令和と改まり、私も3期目の議席をお預かりさせていただけることとなりました。令和元年5月9日、臨時会が開催され、議会内の今年度の役職等が決まりました。私は、昨年、一昨年に続いて今年度も基地対策特別委員会の委員長を拝命いたしました。

私のこれまでの委員長任期中に大和市民長年の悲願でもあった米空母艦載機の岩国基地への移駐を実現させることができました。航空機の騒音は格段に改善されたと思います。ただ、今後の厚木基地の運用についてはまだ不確定なこともあり、引き続き議会における基地政策の責任者として尽力してまいります。

今年も基地対策協議会の委員も務めることとなり(第2部会長)、会長(市長)とともに8月19日には防衛省、外務省、総務省と回って、政府高官に対し厚木基地に関わる問題について要請・要望を行ってきました。

令和元年第2回定例会より。

令和となって最初の定例会が令和元年6月3日から6月27日までの25日間の会期で開催されました。今回の私の一般質問は6月20日に行い(1)健康都市大学について。(2)聖火リレーについて。(3)「こども食堂」について。(4)起業家支援について。(5)公共工事について。の5点を質問しました。

「こども食堂」については、北部・中部地域にやや偏っている「こども食堂」を是非南部地域でも開設して欲しいと要望いたしました。担当のこども部長からは、「今後南部地域での開設についても、運営団体募集など必要な調整を進めていきたい」という前向きな答弁がありました。→現在実現に向けて進んでいるとのことです。

令和元年第3回定例会より。

8月28日から9月25日までの29日間の会期で、令和元年第3回定例会が開催されました。私は9月18日に登壇し、(1)南部地区にかかわって、(2)厚木基地について。(3)ゲーム(スマホ)依存症について。(4)歩きスマホについて。(5)放課後児童クラブについて。の5点を質問しました。

「厚木基地について」では、近年毎年のように発生する自然災害に備えて、厚木基地の海上自衛隊との災害時協定を締結することを提案いたしました。市長からは「今後いつ発生するかわからない大規模災害に備え、厚木基地が本市に隣接しているという特徴に鑑み、米海軍や海上自衛隊と実効性のある連携、協力について、協定締結も含め、引き続きさまざまな側面から検討していく」という大変前向きな答弁がありました。これまでの市の姿勢からは一歩進んだ答弁であり期待したいと思います。

また、「歩きスマホ」については、条例化に向けて動き出しています。

令和元年第4回定例会より。

令和元年最後の定例会が、11月26日から12月20日まで、25日間の会期で開催されました。私は12月13日に(1)子ども議会から。(2)市営住宅について。(3)防災について。(4)放課後児童クラブについて。の4点について質問しました。(1)の「子ども議会から」では、11月10日に開催された「子ども議会」で子ども議員からも質問があった「ストリートピアノについて」と、「ごみ箱の設置について」を取り上げました。

「ごみ箱の設置について」では、駅周辺のごみの散乱を防ぐために、ごみ箱の設置についてと、AI、ロボット技術を活用した「ごみ箱ロボット」の研究開発について提案しました。「ごみ箱ロボット」については、市民経済部長より、「大和ロボット共同研究協議会、大和商工会議所との連携を図りながら調査研究を進めていく」との前向きな答弁がありました。

※上記の内容は、市議会のホームページからもご覧になれます(スマホでも見れます)ので、是非ご覧下さい。これからも市民の皆様の「声」が生きる大和市政となるように尽力してまいります。

No.204 新型コロナウイルス対策として、大規模な補正予算を策定すべし! !

令和2年3月24日、大和市議会は、今年度当初予算を可決しました。同時に議会開会中にも深刻さを増して来た、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、早急にコロナ対策を盛り込んだ補正予算を議会に提出して欲しい旨を市側に申し上げました。
新年度が始まって、早くも1ヶ月がたちました。国も県も大規模な補正予算を編成していますが、大和市では未だにしっかりとした補正予算を議会に提案するような動きがみえません。今月予定されている臨時議会では、市長が専決した何件かの補正予算の議会承認が求められることになりますが、そのほとんどは国の予算として執行されるものを、市が窓口として行うにための補正予算であり、市独自の施策としては、県が行う休業協力金に市としての「上乗せ」をするものだけです。
今年度の当初予算に計上されているもので、すでに中止になったもの、中止が決定されているもの、おそらく中止になるだろうという事業に計上されている予算額は相当な金額になると思います。加えて、今年度は中止にできるもの、来年度以降に延ばせるものなどを入れたら、その規模はもっと大きくなります。何が言いたいかというと、「コロナ対策としての財源はまだある」ということです。それらを単に「執行残」としてしまうのではなく、早急に補正予算を組んで、新型コロナ対策に有効に使うべきです。遅くとも6月定例会には、本格的な補正予算を組んで議会に提出するように求めていきたいと思っています。
大和市は、市立病院のことも、経済対策も、学校休業中対策も後手後手です。未曾有の国難だからこそ、「計画的に予算に計上して議会の承認を得て執行していく」という議会制民主主義がしっかり行われていく必要があります。議会としての矜持が試されているともいえると思います。

〇 新型コロナウイルスに対する要望(4/30提出)

毎週、木曜日の正午を締め切りに、各議員は市側への要望を議長宛に提出できることになっています。私も毎週提出していますが、今週提出したものは以下のとおりです。私以外にも大勢の議員がそれぞれ要望を提出しています。「実施するには財源が…」と市側は言うでしょうが、前述したとおり「財源はまだあります」。要は、いかに早急に今年度予算を精査して、コロナ対策の補正予算を組めるかどうかです。私としては、とにかく早急に大規模な補正予算の策定を求めていきます。

☆市側へ。

  • 外出自粛が長引くと、自治会や老人会といった地域のコミュニティが崩壊し
    てしまう。今からそうならないための対策を求める。
  • 介護施設、デー・サービスの休止に伴う代替施策を検討実施すること。
  • 市立病院の院内感染を防ぐためにさらなる、感染症予防策を強化すること。
  • 医師・看護師、医療従事者は当然だが、清掃員・受付まで、しっかり感染予防策を講じること。
  • 「3密」を防ぐため、公園遊具の使用禁止。学校校庭を日・時間等を決めて分散して開放すること。
  • 市民からの要望を受ける専用のメールアドレス、「ご意見箱」などを設けて、市民の声を直接聴くようにすること。
  • 市立病院職員のケアをしっかりすること(メンタルも含め)。離職者が増えていると聞く。職場体制に問題はないか、しっかり対応して病院職員が真に必要としている対応をして欲しい。
  • 減税、納税猶予、分割納税などを大規模に実施すること。
  • 市内限定の商品券(プレミア付き)を発行して、消費を喚起すること(用途は物品購入だけでなく、さまざまなサービスも利用できるものにする)。
  • 市内の飲食店で、テイクアウトをやっているお店を、当該飲食店・商工会議所や商店会がアピールしている。その取り組みに市が積極的に協力すること。工夫して是非実施して欲しい。
  • 鎌倉応援チケット(CF)のような取り組みも検討して欲しい。
  • 大和市商業振興条例第3条の規定に基づき、新型コロナウイルス感染症拡大中における大和市商業の振興について、「総合的な施策」を実施すること。
  • 上記の「総合的な施策」は、現在の対策と、コロナ収束後の回復期の施策と、切れ目の無い施策の実施が必要である。場合によっては、「大和市商業戦略計画」の改定も必要かもしれない。あるいは、「新型コロナウイルス対策特別商業振興計画(仮称)」のようなものを策定することが効果的かもしれない。とにかく、しっかりとした支援が必要である。
  • 新型コロナウイルス感染者が出ている市立病院では、市民の不安を解消するためにも、遠隔診療を早急に実施すること。独自にシステムを構築しなくても、すでに民間でシステムをリリースしているとのこと(詳細は中村まで)。
  • 担任の教師は、クラスの児童生徒ともっと「まめに」コンタクトをとること。1クラス40人もいないのだから、毎日のように電話したって良い。勉強のこと、生活のこといろいろ相談に乗って欲しい。今、学校から、担任からのコンタクトはほとんどない。早急に改善すること。
  • 例えば、YouTubeを活用して、オンライン授業できないか。各学校、学年一斉の配信で良い。ちゃんと、1時間目からやれば、子どもたちの生活習慣の改善にもなる。各教員(担任)は、子どもたちがちゃんと視聴しているかも含めてケアをすること。勉強に遅れた子どもたちには、教科担当の教員を中心にサポートすること。授業をオンラインで行う教員は、特に教える技術の高い教員を教育委員会で選定して行い、他の教員はそれを見ることで教え方の研修にもなる。各担任、教科担当教員は、個別の児童生徒のサポートに力を尽すこと。
  • 特に中学校3年生は、高校受験を控えている。他市の中学生と「教育格差」が生じないように十分な対策を行うこと。
  • 政府からのマスクを不要の人が寄附できるようなボックスなどを設置すること。
  • コロナ関係の寄附窓口を一本化して、用途を決めて行う寄附、特に用途を決めずに行える寄附など、幅広く募集すること。
  • 市役所職員に対して、昼食などは市内飲食店のテイクアウトを利用するように奨励すること。
  • 市役所職員に対して、市内での消費を奨励し、市内商業の応援を促すこと。
  • 休業要請に応じていただいているお店に「不公平感」をもたせないために、隠れて営業していて協力金を受給するところがないように十分配慮すること。後で発覚した場合は、何らかの罰則を設けること。
  • コミュニティバスは暫く運行を休止すること。
  • コロナ対策のために、抜本的な、ないしは大規模な補正予算を組み直すこと。
  • 現時点で、すでに中止になったイベントなど執行できなかった事業や、本年度予算に見積もられてはいるものの、中止が確定的、また中止の可能性の高い事業にどれくらい執行できない予算があるかを早急に調べて、それらの「浮いた予算」を有効に活用できる施策を検討すること。
  • 新型コロナウィルス感染者の情報をより詳細に出すこと。年齢、家族構成、現在の状況(入院中、自宅療養中など)など。横浜市はやっている。近隣市と統一的にやるべき。また、市の北部、中部、南部程度の分類での人数公開も必要。
  • 新型コロナウイルスに感染した方、そのご家族、関係者が差別されたり、中傷されたりすることがないように市として万全を期すること。
  • 鎌倉市にのような家賃支援を早急に行うこと。

★ 議長へ。

6月定例会では、必ず「一般質問」を実施すること。

No.203 今週も新型コロナウイルスに関する要望を市行政側に提出いたしました。

毎週木曜日の正午を締め切りに、市側に対して新型コロナウイルス関係の要望を提出できることになっています。本来であれば直接要望したいところですが、緊急事態であり、市行政側も慌ただしく執務しているということに、議会としても一定の配慮を示してこのような取り決めになっています。これまでも多くの要望を行ってきました。議員からの要望は市民からの要望と、重く受け止めてできるだけ実現できるように、最大限の努力をしていただきたいと思います。今週の私からの要望事項は以下のとおりです。

〇 新型コロナウイルスに対する要望

  •  市立病院に関して。医師・看護師・医療従事者等に特別手当を支給すること。
  • スタッフ・清掃など、病院で働く全職員の感染症対策を強化すること。
  • 消毒・清掃などは、実績のある事業者に依頼して、市民の安全・安心を確保すること。
  • 市立病院のロビーにも市役所ロビーと同じように、受付のビニールカーテン、次亜塩素酸水の噴霧器の設置すること。
  • 市立病院が安心に市民に利用してもらえるように信頼の回復に尽力すること(市立病院に行きたくないと言っている市民もいる)。
  • 感染症蔓延下における避難所運営体制を早急に構築すること。
  • 市民に対して、どのような時にどこに避難するべきか、避難が必要な場合、そうでない場合を周知徹底すること。今、地震や風水害が発生した場合、多くの人が避難所に殺到する。それを「想定して」対策をしなければならない。
  • 再開が遅れている新学期だか、早急にオンライン授業の実施を検討実施すること。すでに実施している自治体に比べて、本市児童生徒の学力の遅れが心配される。
  • 夏休みも含めて、今年度の補習体制を早急に構築すること。
  • 子どもの精神的なケアのために、効果的なカウンリングの方法を検討して実施すること。
  • 子どもの体力面でのケアも必要。実際、公園等で遊んでいる子どもは多い。場合によっては「3密」になっている。具体的で実際的な対策を至急実行して欲しい。
  • 令和2年度補正予算案を早急に議会に提案して欲しい。今年度、どうしても必要である事業以外は、休止してでも、コロナ対策に重点を置いた補正を組んで欲しい。
  • 緊急事態宣言の休業要請に従わない店舗(パチンコ店など)に、休業要請に協力して欲しいと、市から積極的に働きかけること。
  • コロナハラスメントに対する対策を強化すること。
  • コロナ禍の中で、経済的な理由などから自殺する人の増加が懸念される。自殺防止のための相談窓口の強化すること。
  • 泉の森、引地台公園、ゆとりの森等でのバーベキューの禁止。テントを張ったりして長期滞在することを禁止すること。湘南海岸等で行われていることを参考にする。
  • 県内自治体が続々と独自の経済対策をしている。給付金、協力金、家賃補助、経営支援金など、国や県の制度で足りないものや無いものを市独自で市民や事業所に支給すること(早急に!!)。
  • 市長には、連休前に連休中の自粛について、「一丸となって、コロナに負けないように頑張ろう」というような「声明」を出して欲しい。

〇新型コロナウイルス感染症対策についての要望書

新型コロナ対策について、今回は市内の保育園と放課後児童クラブについて意見を申し上げます。
横浜市では、認可保育園において新型コロナウイルス感染者が出た当日に、市の担当者が保護者に対してそのことを伝えないようにと指示していたということで、大変問題になりました。まさかとは思いますが、市内の保育施設において同様のことが行われていたりしないでしょうか。早急に調査と議会への報告を求めます。
保護者の方々がまず心配しているのは、自分の子どもを預けている園に、新型コロナウィルスに感染した人がいないかということです。正確な情報をお知らせした上で、万一、新型コロナウイルスに感染した人(児童であれ、保護者であれ、園の職員であれ)が出た場合は、速やかに関係者全員のPCR検査を行い、感染の拡大が起こらないようにしていただきたい。私は、基本的に保育園、そして放課後児童クラブは原則閉所にしていただき、医療従事者などどうしても必要のある方のみ「例外」としてお預かりすると言う形にしていただきたいと強く要請いたします。もちろん医療従事者等以外でも、さまざまな事情によりどうしてもお子さんを預ける必要のある方もいらっしゃると思います。そのような場合は、その旨を書面で申し出て、許可を得るようにすれば良いと思います。このあたりは、柔軟な対応も必要かとは思いますが、「原則」として保育園は休園、放課後児童クラブは閉所というのが望ましいと思います。
そういった措置を取ったとしても、万一保育園・放課後児童クラブから感染者が出てしまった場合、当該保育園、児童クラブは完全に閉鎖しないわけにはいかないと思います。そうなった場合、その代替となる受け皿として、近隣の保育園や児童クラブとの連携・協力体制を構築していなければなりません。そういった非常事態に備えて、早急に体制の構築を要望いたします。緊急事態が宣言されている現在、大和市政においては行政・議会が一丸となってこの事態を乗り越えていかなければなりません。私たち議員は、直接的に多くの市民の「声」を聞く立場にあります。是非、議会と行政が一体となった対策本部のようなものを立ち上げていただきたく要望いたします。
今回は、幼稚園については言及いたしませんでしたが、おそらく同様の問題があると思います。関係者の意見を聴取しながら迅速な対応をお願いします。
新型コロナウイルスの対策は、本市にとっても市制施行以来最大の困難といっても過言ではないと思います。市長をはじめ行政職員の皆様方の尽力には心より感謝しています。一日も早くこの困難を乗り越え、皆が普通の生活に戻れますように祈念しています。どうぞよろしくお願いします。