カテゴリー別アーカイブ: 大和主義!!リポート

No.289 中村一夫の「一般質問」について

今定例会の「一般質問」を12月18日に行います。2番目なので、9時40分ぐらいからの登壇予定です。登壇時間は前後することがありますので、議会事務局(260-5503)までお問い合わせ下さい。私の質問内容は、概ね以下のとおりです。本会議はどなたでも傍聴できますので、ご都合がよければ是非市役所5階の市議会までお越し下さい。なお、市議会のホームページからはLIVEと録画で動画を配信しています。スマホ、タブレットからもご視聴いただけますので、お試し下さい。

一.外国からの武力攻撃について

我が国を取り巻く国際情勢は大変緊張しており、我が国も外国からの武力攻撃にさらされる場合について考えておかなければなりません。「大和市国民保護計画」には、万一外国からの弾道ミサイルなどによる武力攻撃があった場合は、「市長」が市民を安全な施設に避難させることになっています。しかし、本市のどこにそのような安全な避難施設があるのでしょうか。市は万一の場合に市民を安全に避難させるための準備をしているのでしょうか。市民の生命の安全を守るという最も大切な市の責任について市長の覚悟と対策を伺うとともに、私からの提案をします。

二.スタンドパイプ消火資機材について

本市は、初期消火に備えてスタンドパイプ消火資機材を配備しています。これは、大地震などの大災害時に火災が多発的に発生し、通常の消防力では対応できないような場面での使用を想定していたはずですが、最近「火事だスタンドパイプだ」といった、日常的に通常火災でも市民にスタンドパイプでの消火を促すような横断幕が市内各所に掲示されています。市民の多くがスタンドパイプを自由に使いこなせるとはいえない今の状態で、大災害時にスタンドパイプでの消火を積極的に促すことは極めて危険なことであると指摘します。前市長の下で進められてきたスタンドパイプの整備ではありますが、改めてスタンドパイプ配備の目的を伺い、初期消火の在り方やスタンドパイプの使用についての市消防本部の見解を伺い、私からの提案をします。

三.若草保育園と学校を含む子ども政策について

本市は待機児童ゼロを8年連続で達成してきたと言っていますが実体はどうなのでしょうか。保育需要が引き続きあるとして、保育園の建設を進めてきている一方で、移転が決まっていた「若草保育園」は移転が出来なくなっています。この事業はすでに予算まで承認されているものです。一体何があったのか、その理由を質します。移転が出来なくなって、在園児に影響はないのでしょうか。また、来年春に開園予定の新規保育園に関しても、運営を希望する事業者が見つからず、何度も応募を繰り返しています。来年春の開園に向けて、事業者の選定はどうなっているのか伺います。本市は、「子育て王国」を自称していますが、子育て政策には多くの課題があります。今回、「若草保育園」に関わるさまざまな問題を契機に、市の保育行政の在り方を問い、今後の保育政策について提案をします。

四.喫煙所とごみ箱について

これらの問題は、これまで何度も一般質問で取り上げました。駅周辺の美化は大変重要な問題です。以前に比べれば大分良くはなったとはいえ、駅前にはタバコの吸い殻やごみが散乱しています。本市では市内全ての道路が喫煙禁止です。しかし、喫煙所はありません。もちろん、喫煙所が無いからといって、条例に反して路上喫煙をして良いというわけではありませんし、ましてや、吸い殻を捨てて良いはずはありません。しかし、たばこ税を徴収している以上、喫煙者への一定の施策は必要であると考えています。鎌倉市が民間の事業者に補助金を出して喫煙所を運営する事業を始めました。こういった事例も研究し、受動喫煙に配慮した喫煙所の設置を検討するように要望します。また、駅周辺に散乱するごみの問題に対処するべく、ごみ箱の設置も要望します。「大和市ポイ捨て等の防止に関する条例」では、自ら出したごみは、ごみ箱に捨てるか、持ち帰ることになっています。しかし、ごみ箱がなければごみを捨てられません。市は持ち帰りが原則といいます。自分が出したごみは持ち帰るとしても、落ちているごみはどうすれば良いのでしょうか。落ちているごみはそのままで良いのでしょうか。自分のごみを持ち帰るとともに、「落ちているごみは拾ってごみ箱に」を励行すれば、駅周辺はもっときれいになると思います。喫煙所の設置もごみ箱の設置も、市は消極的ですが、私は必要であると考えています。改めて市長の見解を伺います。

☆今回は、足下のごみの問題から外国からのミサイル攻撃に対処することまで、広く質問します。インターネットから録画も配信されますので、是非ご視聴下さいますようにお願い申し上げます。ご覧いただいてご不明な点がございましたら、何なりとご質問下さい。今後とも市民の皆様の声を市政に反映すべく尽力して参ります。

No.288 引地台温水プールの使用時間について

引地台公園にある温水プールは、コロナ禍において時間を短縮して営業してきました。これは、市の条例(大和市都市公園条例)を改正して実施されています。今定例会に上程されている条例の改正案は、コロナ禍で行われてきたプールの供用時間に関する暫定措置を終了し、現在午後6時までとなっているプールの供用時間を元通り午後8時までとする内容です。
 
11月29日に開催された環境建設常任委員会では、全委員の賛成で条例改正案が可決されました。本条例改正案は、来月21日の本会議で採決されます。本会議で可決されると、来年4月1日より、午後8時まで利用できるようになります。正式な決定はまだですが、環境建設常任委員会での審査結果からすれば、本会議でもおそらく可決されるものと思われます。長らく市民の皆様にはご迷惑をおかけしましたが、ようやく、引地台温水プールの使用に関しても、コロナ以前に戻る見込みです。

〇令和4年度一般会計決算の不認定を受けて

先の9月定例会で、大和市議会は、令和4年度大和市一般会計決算を「不認定」としました。市議会が令和4年度の一般会計決算を「不認定」とした主な理由は、「令和4年度一般会計予算に関する附帯決議を軽視したこと」であり、同附帯決議の内容は、「市の顧問弁護士の選任は、市長個人の訴訟との関係で市民等から疑念がもたれることのないよう、慎重に選任を求める」といったものでした。

当時、大木前市長の市庁舎内でのたび重なる「パワハラ疑惑」が問題となっていましたが、市長は自らのパワハラ疑惑を事実無根であるとして裁判に訴えていました。議会としては、市長が自らの「パワハラ疑惑」を元市職員(副市長)と争う格好になっていた裁判で、市長一方の主張を代弁する「訴訟代理人」を一人しかいない市の顧問弁護士が兼ねるというのは、市民からも「公私混同」とみられる懸念があり、また、「利益相反」となる可能性も指摘されていたことから相応しくないとして「慎重」さを求めていました。

しかし、当時の大和市は、市の顧問弁護士が市長個人の訴訟代理人を務めることは何の問題もなく、また、当該弁護士が引き続き市の顧問弁護士を務めることは「市の最善の利益」になると主張していました。

今定例会で、市は議会の決算不認定を踏まえた措置として、当該顧問弁護士との顧問契約を、令和5年度末までに終了すると報告しました。市が議会の決算不認定を受けて一定の「措置」をとったことは評価をしていますが、そもそも議会が問題としたのは、当該弁護士の個人的な問題ではなく、市長個人の訴訟代理人と市の顧問弁護士が「同一人」であるということです。現在、当の大木氏はすでに市長ではなく、当該裁判も終了しています(事実上の前市長の敗訴が確定)。ですから、現状では議会が問題としたことは「すでに存在していない」のです。したがって、私は、なぜ今になって当該顧問弁護士の契約を終了することが議会の決算不認定を踏まえた措置なのか、その理由を明確にする必要があると判断しました。それで、本会議において「これまで市が主張してきた市の顧問弁護士を市長個人の訴訟代理人として依頼しても何の問題もないといった認識、また、顧問弁護士を当該弁護士に依頼し続けることが市の最善の利益であるといった顧問弁護士は当該弁護士でなければならないといったような答弁は誤りであったということで宜しいですね?」と質問させていただき、「市がこれまでの見解を改めたことを確認しました」。

私は、決算不認定を踏まえた措置としては、議会からの指摘(「附帯決議」、「決算不認定」)を受けて、これまでの認識、答弁を「改めた」ということが最も大切なことであり、それなくして、単に当該顧問弁護士との契約を終了したというだけでは意味がないと考えています(なぜなら、すでに問題となっている事実は存在していないからです)。すごく冷たい言い方をしてしまえば、「今さら顧問弁護士を代えた」としても、議会が懸念した問題は何も解消されないのです。ただ、市がこれまでの認識と行政執行を反省したのであれば、今後同様のことが起こらないことに期待が持てると思います。

いずれにしても議会の存在理由の一つは「行政執行」のチェックです。前市長のもとで議会の「チェック機能」が十分に行使できなかったことについては、議会としてもしっかりと反省しなければなりません。そして、今後は議会の「チェック機能」をさらに強化していかなければならないと考えています。そして、最大会派としての自民党・新政クラブはその中心にいなければならないと思います。市長は変わったとはいえ、「体質」として前市長の影響は残っています。二元代表制の一翼を担う機関として、さらなる「議会改革」に取り組んでまいります。今後とも市民の皆様におかれましては、市政についてお気づきの事がございましたら、何なりと私までお知らせ下さい。よろしくお願いします。

No.287 令和5年12月定例会が始まります

令和5年11月27日(月)から12月21日(木)まで25日間の会期で12月定例会が開催されます。会議の予定は下記のとおりです。会議はどなたでも傍聴できますので、市議会5階の議会事務局までお越し下さい。なお、本会議は、市議会のホームページからLIVEと録画で動画を配信しますのでご利用下さい。スマホやタブレットでもご視聴いただけますのでお試し下さい。

11月27日(月)   9時   本会議         議案の上程
11月29日(水)   9時   環境建設常任委員会   付託案件の審査
11月30日(木)   9時   文教市民経済常任委員会 付託案件の審査
12月 1日(金)   9時   厚生常任委員会     付託案件の審査
12月 4日(月)   9時   総務常任委員会     付託案件の審査
12月 5日(火)   9時   基地対策特別委員会   付託案件の審査
12月13日(水)   9時   議会運営委員会
12月14日(木)   9時   本会議(一般質問)
12月15日(金)   9時   本会議(一般質問)
12月18日(月)   9時   本会議(一般質問)
12月19日(火)   9時   議会運営委員会
12月21日(木)   9時   本会議    委員長報告、質疑、討論、採決

※ 会議の予定は変更する場合があります。
※ お問い合わせは、議会事務局(260-5503)にお願いします。

〇やるべきことをしっかりやる

自治体としての行政サービスは実には多種多様なものがあります。そのようなものの中から優先順位を決めて市民サービスを滞り無く実施することが行政の務めです。当然、財源にも限りがありますから、何でもできるわけではありません。大和市の一般会計は、昨年度の実績で約900億円です。ですから、現実的にはこの900億円をいかに振り分けていくかということになります。そう考えると、まずは、多くの市民が関係することを優先的に実施していくことが必要だと思います。

老若男女、子どもからご高齢の方まですべての方が利用する施設としては「道路」があります。「大和市の道路は良くない」と言われていますし、私が議員としてご相談を受ける「困りごと」の中でも「道路」に関するものは特に多いと感じています。一言に「道路」といっても、「困りごと」の内容は実に様々です。穴や陥没、ひび割れといった「道路」のコンディションに関する問題、横断歩道の塗装が消えて見えにくくなっているといったこと、また、歩道の整備や交通安全に関すること、街路樹や雑草の繁茂といった問題、信号機やカーブミラー等の新設に関すること等々です。これらの問題は、私道か公道かということでも、また公道であったとしても、市道か県道か国道かといったことでも、管轄する役所が違ったりととても複雑です。しかし、「道路」をしっかりと管理することは極めて重要なことであり、「やらなければならないこと」です。

大和市の「道路」にかける予算はそれほど多くはありません。私は、もっと増やすべきだと考えています。市が行っていることで「全くのムダ」というものはないと思いますが、限られた財源をまずは多くの方が関係することに、そして、生命の安全に関わることに優先的に使うべきだと考えています。私はこれまでも(通学路の安全を含む)道路行政について政策提案してきましたが、引き続きこの分野における提案をしてまいります。

「道路」に関しては、恐らく全ての市民の皆様が、何らかの問題を感じていらっしゃると思います。是非、私に教えて頂ければ有り難いです。市民の皆様のご意見を踏まえてしっかりと対策していきたいと思います。

〇路上喫煙と「喫煙所」の整備について

路上喫煙、特に駅周辺での路上喫煙は未だに大きな課題です。市は路上喫煙を禁止する条例を制定していますが、駅周辺にも「喫煙所」はなく、喫煙者からは、「喫煙所」の設置を求める声が強くあります。私も「一般質問」等で「受動喫煙」に配慮した「密閉型」の「喫煙所」の設置を提案してまいりました。行政は様々な方のご意見を反映させなければなりません。「様々な方」の中には、当然喫煙者も非喫者もいます。双方の立場の方のご意見に配慮するためには、受動喫煙とならないような「喫煙所」を整備することが必要だと思っています。最近、民間の事業者が駅周辺などで「密閉型」の「喫煙所」を設置、運営しています。今月鎌倉市でも始まりました。こういった事例を研究し、大和市に合ったカタチのものを提案していきたいと考えています。市民の皆様のご意見をお聞かせ下さい。