9月19日(金)の午前中二番目に登壇し、以下の四項目について「一般質問」を行います。市議会ホームページからliveと録画で動画配信も行いますので、ぜひご覧ください。
〇大項目一。「本市財政について」
今定例会に上程されている令和6年度決算は、本市の歴史上はじめて経常収支比率が100%を超えてしまいました。本市の財政健全化への取り組みは待ったなしです。本市は前市長のときに、「筋肉質」の財政で健全であると豪語し続けていました。なぜ、急に「お金がない」ということになったのでしょうか。市としての長中期的な財政見通しが甘かったのではないでしょうか。市の認識を伺います。市長は、財政健全化のために「改革ビジョン」なるものを作ると言っています。詳しいことは決まっていないようですが、まずは、市長自らが市民に対して、市の財政の現状を正直に丁寧に説明するところから始める必要があると思います。市長の考えと今後の対応について伺います。いずれにしても、厳しい財政状況を乗り越えるためには、市民の理解と協力が何よりも必要です。財政健全化のための市長の覚悟について伺います。
〇大項目二。「ごみ箱と喫煙所の設置について」
ターミナル駅である大和駅と中央林間駅は、市内でもごみの散乱が多く、市の景観を大いに損ねているだけでなく、防犯上も問題があると感じています。市は条例で「ごみは持ち帰るかごみ箱に捨てる」と定めていますが、そもそも「ごみ箱」がありません。自分で出したごみは持ち帰るにしても、落ちているごみなどを捨てられる「ごみ箱」があれば、気軽にごみを拾って捨てることができます。いろいろ検討すべきことはありますが、駅の近くに「ごみ箱」を設置することはできないでしょうか。「ごみ箱」の設置について提案します。また、「喫煙所」についても、多くの駅では「喫煙所」を設置しています。本市は、条例ですべての道路での喫煙を禁止していますが、「喫煙所」がありません。路上喫煙の防止効果を高めるためにも、「喫煙所」の設置も検討して欲しいと思います。本市のたばこ税は、令和6年度決算で、約18億3千万円もあります。この歳入の一部を「喫煙所」の整備に活用することができると思います。その上で、「喫煙所」以外での路上喫煙や、たばこのポイ捨てに対しては、罰則の適用を含めてしっかりとした対応をするべきと思います。市の考えを伺います。
〇大項目三。「コミュニティバスについて」
本市は、比較的交通の便の良い街ですが、高齢化が進む中で、電車や路線バスなどの公共交通機関では不便を覚える市民の方も多いです。コミュニティバスは、そのような市民ニーズに応えて、多くの市民の「足」として定着してきました。そのような中で、高齢の方や障害のある方から、夕方の時間の増便について検討をいただけないかという切実なご要望をいただいています。市財政の厳しい現状ですが、ダイヤやルート、そして、運賃など総合的に見直して、より市民ニーズに叶うコミュニティバスとして進化する必要があると思います。市民の「足」として引き続き運行を継続できるよう、総合的な検討を求めます。
〇大項目四。「本市小規模認可保育園での不適切保育について」
昨年8月に発生したとされる本市小規模認可保育園での不適切保育については、本年2月にテレビニュースで報じられました。以来、3月定例会、6月定例会で取り上げ、事実の究明と再発防止について訴えてまいりました。全国的にも多発している不適切保育ですが、市は監査を実施し、現在は第三者委員会を設置して事実を明らかにすると言っています。しかしその一方で、市のこれまでの対応が適切であったのかという疑問の声も上がっています。私は、市の一連の対応に問題があったと指摘してきました。市がもっと迅速に監査、調査等を行っていれば、真相を究明することは、はるかに容易であったと思っています。残念ながら、今年2月に報道があってから慌てて対応しているという感がぬぐえません。不適切保育があったとされてから一年近くたち、関係している子どもたちが0歳から2歳と大変幼いということを考えると、今からの調査でどれほど真相が明らかになるか大変心配です。いずれにしても、このような「不適切保育」は「子育て王国」と自ら宣言した大和市で決してあってはならないことです。市民も保護者も十分に納得するような、そして今後二度と同様のことが起こらないような、しっかりとした市の対応を強く求めていきます。