【中村】私は、令和元年9月定例会の一般質問で歩きスマホ禁止条例の制定を提案させていただきました。この質問を契機として大和市歩きスマホの防止に関する条例が制定され、令和2年7月1日から施行されています。歩きスマホは全国的に問題になっていましたが、当時、これを規制する法律も、条例もありませんでした。そのような中、本市は全国で初めてこのような条例を制定し、当時も大きな話題になりました。条例が制定されたことによって、歩きスマホに対して条例を根拠とした指導もできるようになり、市内を走る鉄道3社との歩きスマホ防止連携協定も締結され、鉄道構内での歩きスマホの防止にも連携が強化されています。条例が施行されて5年8か月が経過しましたが、条例制定後の市の取組につきお尋ねします。条例が制定されたことにより、歩きスマホは減少したのでしょうか。本条例が制定された当時は歩きスマホを禁止するような条例はほかになかったのですが、現在同様の条例はあるのでしょうか、あるとしたら、そのような条例には罰則規定はありますか、お尋ねします。この条例を制定するときも、課題となっていたのが罰則をつけるかどうかということでした。条例に罰則を明記するとなると、いろいろと検討するべきことも増え、条例制定が遅れてしまうことが危惧されました。そのようなわけで、当時は、まずは条例を制定して、法的根拠を持って指導できるようにすることが優先されたと思っています。条例が制定されて、歩きスマホは少なくなっているとは感じていますが、残念ながら、時間帯や場所によってはまだまだ歩きスマホをしている方も多くいて、大変危ないと思っています。今年4月から、道路交通法の改正に伴い、自転車の交通違反にも、いわゆる青切符が導入されます。その適用の一つとなるのが自転車を運転しながらスマホを操作する、いわゆるながらスマホです。違反者には反則金1万2000円が科せられることになります。自転車を運転しながらのスマホは大変危険なので、このような規制強化は必要なことと思います。歩きスマホも、自転車ほどではないにしても、大変危険な行為であることは間違いありません。本市で歩きスマホが禁止されてから5年以上がたち、歩きスマホは禁止されているという認識は周知されてきていると思います。歩行者の安全を確保するためにも、歩きスマホ禁止条例に罰則規定の導入を検討すべきと思いますが、お考えを伺います。
【市民経済・にぎわい創出部長】 3番目「歩きスマホの防止に関する条例」について御質問がありました。1点目、条例施行後の市の取組と歩きスマホの推移についてお答えいたします。本市では、条例施行後、市内全ての鉄道駅周辺に歩きスマホを禁止する旨ののぼり旗や路面標示シートを設置したほか、広報やまとやFMやまと等での周知、安全安心ポスターコンクール歩きスマホ防止部門の優秀作品を公共施設や大型店舗などに掲示するなど、啓発活動に努めてまいりました。また、鉄道各社と協定を締結し、駅構内放送やポスターによる周知等の連携を行うとともに、交通安全巡視員等による歩きスマホ防止の声かけ活動を実施してきたところです。このような取組の結果、大和駅と中央林間駅における通行人のうち、歩きスマホをしている人の割合は、条例制定前の令和2年1月時点においては12%でしたが、令和8年1月時点では6%と半減しており、条例施行の一定の効果はあるものと認識しております。2点目、全国の状況について、3点目、罰則規定については、関連がありますので一括してお答えいたします。本市と同様な条例を設けている自治体は、東京都足立区、荒川区、墨田区、葛飾区、大阪府池田市、愛知県江南市の6自治体がありますが、いずれも罰則は規定されておりません。現時点では本市においても罰則規定を設けることは考えておりませんが、今後につきましても引き続き啓発活動を行うとともに、他市の動向を注視してまいります。
【中村】ありがとうございます。条例制定後、歩きスマホは減少しているということで、大変よかったと思っています。これまでも様々な取組をしていただいているということを改めて知り、大変感謝しております。ただ、残念ながら、現在も歩きスマホを習慣的に行っいる方はおり、大変危険な状況は続いています。スマホの画面を見て、全く前を見ないで歩いている方がいます。自分では避ける気もなく、相手に避けてくれと言わんばかりの方もいます。視覚障害の方のために設置されている点字ブロック上をスマホを見ながら歩いている方もいます。もし視覚障害の方が前から歩いてきたらどうなるのでしょうか。大変危険です。歩きスマホをしている人とぶつかった人がけんかなどのトラブルになってしまうこともあるかもしれません。現時点では条例改正は考えていないということですが、状況を引き続き注視し、必要であれば、時期を見て条例改正についても検討していただきたいと思います。