No.14 大和駅の活性化

○大和駅の活性化、まちづくりと「第4地区」

 大和駅東側第4地区(大和天満宮の付近)の開発に関して、昨年の9月から10月にかけて「パブリックコメント」が実施されました。第4地区の開発は、前市長のころから取リ組まれていたことですが、計画は当初のものとは随分変わってきています。ある人は「芸術文化ホールを造るんでしょ?」と聞きます。「芸術文化ホールを造る」ということが大変注目されていて、その他の詳しい内容を知らない人も多いようです。

 それでも、今回のパプリックコメントは94人、延べ341件の意見と「パブリックコメント」としては際立つ多さでありました。市議会の「一般質問」でも何人もの議員が「第4地区」について取り上げ、議会での関心も高いものです。ただ、その多くが施設の仕様や大きさなどの「各論」に終止しているのが現状となっています。

 私は、昨年6月の都市整備対策特別委員会で「第4地区を一つの契機として、大和駅周辺の整備、開発、発展を目指していく方向性」をまた、「第4地区再開発はにぎわいの拠点をつくり、大和駅周辺を元気にするために行うので(まちづくりと)パッケージで」やって欲しい旨を申し上げました。つまり、「何をそこに造るか」ではなく、あくまでも「何のために第4地区の開発を行うか」ということに重点をおくべきだということです。でないと、「建物を造って終わり」というまさに「箱もの行政」そのものになってしまうからです。第4地区は地域経済の起爆剤として、また大和市の健全な発展のためにこそ「整備」されるべきです。

 大和市は人口23万人を超え、県央最大の都市です。しかし、大和駅は県央最大の都市の「顔」としてはいささか恥ずかしい現状です。第4地区の開発整備は、大和駅周辺と大和市経済の「復活」の鍵を握っているといっても過言ではありません。現在、第4地区の計画は、座席数600から800席の中規模ホール(芸術文化ホール)と図書館、生涯学習センター、子育て支援施設といった複合の公共施設ビルの「建設」として進んでいます。推定事業費は109億円です。

 しかしながら、肝心な地域経済活性化の観点からはほとんど論じられていません。私は、昨年12月の都市整備対策特別委員会で、「委員会としての議論が不足であること」「もっと時間をかけて、場合によっては議会閉会中でも委員会を開いて欲しい」「時間が足りないなら徹夜してでもやりたい」旨委員長に申し上げました。しかしながら未だその後の委員会は開かれていません。

 第4地区が失敗したら、「元気な大和市」「元気な地域経済」を創る上で大きな問題を将来に残してしまうことになります。一方、第4地区が成功すれば、大和駅周辺の活性化、大和市の経済再生を大きく前進させることになるのです。だからこそ、失敗は許されません。今年は正念場です。皆様のご意見を是非お聞かせ下さい。


○放射線量を測定します!!

 大和市は定期的に各所で放射線量を測定し、公表していますが、市民の皆様の中には、「ポイント」的に測定して欲しいという方もおられます。大和市では、基本個別の対応に応じていないようなので、このたび、「簡易」の測定器を購入しました。ご希望の方は、下記の「直通(携帯)」までご連絡下さい。測定に参ります。もし、測定して高い放射線量が検出されたら、私の測定器は「簡易」なので、市に正式な測定を依頼するなどして対応します。安心して暮らせるように、更に積極的に取り組んで参ります。