カテゴリー別アーカイブ: 大和主義!!リポート

No.282 前市長のパワハラ問題に関して

前市長のパワハラ問題に関しては、議会として調査を行い一定の結果を報告しました。調査に基づき、昨年12月定例会では、市長の問責決議を行い、その後、辞職勧告決議も可決しています。前市長は、その後一旦市長選への不出馬を表明しましたが、3月定例会終了後に不出馬表明を撤回し、本年4月に行われた市長選挙に立候補し落選しています。本年7月28日には横浜地裁でパワハラに関する裁判の判決が言い渡され、前市長の事実上の敗訴が確定しました。

前市長のパワハラ問題に関しては、議会も多くの時間を費やして調査をしてきました。その中で、公共工事のやり直しに関する問題が浮上してきています。ただ、議員の任期が残り少なくなっていたこともあり、この件については改選後の議会に申し送る事にして一旦調査を終了したという経緯があります。

選挙も終わりこの問題をどのように取り扱うかかが、改選後の議会運営委員会で話し合われました。新市長が市(行政)として調査すると明言したことから、行政の調査に委ねるべきとの意見もありましたが、「公共工事」というもはや個人的な「パワハラ」を超える問題となる可能性もあることから、議会としても調査をするべきだという意見が多くを占め、結果として地方自治法109条に基づく「特別委員会」を設置して調査することで合意しました。委員会設置の詳細については、9月15日の議会運営委員会に議題として提出されることになっており、その後本会議での議決を経て正式に設置される見込みです。

〇議会としての対応について

今回の一連のパワハラ問題を受けて、再発防止のため「大和市ハラスメント防止条例」を制定しました。今回は、「市長による公共工事の不適切なやり直しの強要」という疑惑であり、事実であればより違法性の高い問題となる可能性があります。この件については、委員会が正式に発足した後、委員会の場で審議されることになりますが、前市長の長期政権の中で、議会がそもそもの役割である行政へのチェック機能を十分に発揮できなかったのではないかという強い反省もあります。

私は、予算や決算の審査の精度を高めることをずっと主張してきました。そして、その第一歩として予算、決算を審査する予算委員会、決算委員会の設置を求めてきましたが、残念ながら多くの議員の同意が得られず未だに実現できていないのが現状です。今回の一連の「事件」への反省から早急に予算、決算審査の体制を強化していく必要があると思います。まさに、9月定例会は決算審査の議会であり、前市長の下で行われた事業に関する決算審査でありますが、新しい市政をスタートさせるためにも、厳しく審査し、問題点があれば強く是正を促す必要があると思います。市民の皆様におかれましては、是非、9月定例会での決算審査にご注目下さい。

※大和市の予算、決算の審査の方法は、通常の常任委員会(総務、厚生、文教市民経済、環境建設)が他の議案とともに一日で審査し、最終日に本会議で議決します。私は、予算、決算委員会を設置し、他の議案とは別に予算、決算だけを集中して審議する体制の構築を主張しています。

〇ウイグル街宣活動について

現在、中国共産党によって行われているウイグル人への迫害は、言語に絶するものがあります。
詳細について言及するには紙面が足りませんが、ネットで検索していだければ沢山の情報を入手できると思います。私は、以前からこの問題に関心を持っており、「ウイグルを応援する全国地方議員の会」に所属しています。昨年は、在日ウイグル人の方にもご出席をいただき、シリウスで「証言集会」を開催しました。

しかし、ウイグル問題はマスコミでも多く報道されるわけではないため、定期的な活動をしないと忘れられてしまいます。そして、この問題を世界が忘れてしまったら、ウイグル人への迫害は無くならないのです。今、こうしている瞬間にも多くのウイグル人が迫害され、中には命の危険にさらされている人もいます。それで、定期的に「ウイグル街宣活動」を大和市でも行うことにしました。今月は下記の日程で行います。是非、ウイグルで起きている恐るべき人権侵害に関心を寄せて下さい。そして、それを拡散して下さい。多くの人がこの問題に関心を持ち、声を上げることが、ウイグル人への迫害を止めさせる道だからです。

日時 令和5年9月30日(土)
   11時30分から13時

場所 大和駅・ブロス前広場

No. 281 9月定例会が始まります

令和5年第3 回定例会が下記の予定で開催されます。本会議、委員会ともどなたでも傍聴できます。是非、お気軽にお立ち寄り下さい。また、本会議は市議会ホームページから「動画」を配信します。お手持ちのスマホでもご覧いただけますのでご利用下さい。なお、会議の予定は変更される場合があります。詳細は、市議会事務局(260-5503)までお問い合わせ下さい。

8月30日(水)9時から 本会議(議案の上程、説明等)
9月 1日(金)9時から 環境建設常任委員会
9月 4日(月)9時から 文教市民経済常任委員会
9月 5日(火)9時から 厚生常任委員会(中村所属委員会)
9月 6日(水)9時から 総務常任委員会
9月 7日(木)9時から 基地対策特別委員会
9月15日(金)9時から 議会運営委員会(中村所属委員会)
9月19日(火)9時から 本会議(一般質問)
9月20日(水)9時から 本会議(一般質問)
9月21日(木)9時から 本会議(一般質問)
9月22日(金)9時から 議会運営委員会(中村所属委員会)
9月26日(火)9時から 本会議(委員長報告、質疑、討論、採決)

9月定例会では、昨年度の決算を審査します。市民の皆様からお預かりした貴重な税金がどのように使われ、どのような成果が出たか、各委員会ごとに所管の事業を審査してまいります。決算審査は、予算審査に比べて関心が高いとはいえませんが、私は、むしろ決算審査こそ市民の皆様にご注目いただきたいと思っています。是非、9月定例会の決算審査にご注目下さい。

〇地域経済の活性化について

地域経済活性化は、私の初当選以来の主要政策の一つです。地域経済活性化のためには、地域で「お金」を回していかなければなりません。そのための「仕組みづくり」、「仕掛け」が地域経済活性に関する政策です。地域でお金を回していく最も直接的な方法は、行政が積極的に「公共事業」を発注することです。市外の事業者に発注しても「地域」の経済活性化にはつながりにくいですから、市内事業者に優先して発注していくことが大切です。もちろん、不要な公共事業を行うことは税金の無駄遣いですから、厳に慎まなければなりません。しかし本市には、道路整備や公園整備、雑草の定期的な除去といった「やるべき」公共事業が山積しています。市が必要な公共事業を市内事業者に発注して「お金」を積極的に出していくことは、直接的な地域経済活性化につながります。次に市内事業者の「売り上げ増」になる施策を行うことです。今月、山形市を視察して学んだ「biz支援センター」のプログラムを提案する予定です。加えて、市外から企業誘致や起業家の育成を行い、地域経済の「パイ」自体を大きくしていくことも必要です。これまでもさまざまな地域経済活性化政策を提案してきましたが、概して前市長の下では消極的な反応でした。市長交代した今年こそ、これまでの市の消極的な地域経済施策を転換するチャンスです。9月の定例会ではこの分野の質問をする予定です。ご注目ください!!

〇「市政報告会&意見交換会」のお知らせ

私、中村一夫の「市政報告会&意見交換会」を開催します。今回は時間枠を拡げて、自民党神奈川13区支部長に就任した「まるたこう一郎(丸田康一郎)」氏と対談も行います。まるた(丸田)氏は、38歳。経産官僚出身です。これまでも中小企業庁などで仕事をしてきました。国の経済と地方(大和市)の経済に関する政策を対談し、皆様のご意見を伺います。是非、お誘い合わせの上お越し下さい。お待ちしています。

日時 令和5年9月3日(土)
   9時30分から13時まで。

場所 渋谷学習センター(イコーザ)306(和室)。
   小田急江の島線高座渋谷駅西口下車 すぐ。 

No.280 安全・安心な街づくり

(1)通学路の安全

全国的に問題になっている通学路の安全。本市も例外ではありません。もともと道幅がさほど広くない本市の道路ですが、幹線道路等の渋滞により、通学路になっている生活道路の交通量が増えています。児童生徒の安全のために、通学時間帯の通行止めや進入禁止などの規制をかければ、規制の無い道路に車が集中して、別の問題が発生します。通学路の安全を確保するためには、定期的に通学路の安全を検証して見直しをすることが必要です。そして、「危険」の報告があげられた場合は、どうすれば、「危険」を回避、軽減できるか具体的な対策を早急にとらなければなりません。「危険箇所」を把握しているだけでは解決になりません。すぐに問題が解決できないようであれば、思い切って通学路の変更を検討する必要もあるかもしれません。通学路の安全については、学校も教育委員会も現状を認識しているのに、そのままになっていることも少なくありません。「通学路」の安全について、お気づきの場所がありましたら、私までお知らせ下さい。早速、学校・教育委員会に働きかけて解決の道を探っていきます。

(2)避難所の安全

今年も台風シーズンが近づきました。本市では災害時の避難生活施設(指定避難所)として学校などが指定されています。学校体育館は、冬は寒く夏は暑い。しかも空調設備もないというのが現状です。これまでも、体育館等への空調設備の整備を議会等で提案してきましたが、多額の費用を要することから、なかなか実現できていません。しかし、ことは人命にも関わることですから、引き続き避難生活所の空調施設の整備について強く求めてまいります。加えて、車中で避難生活する方への情報提供や環境整備などサポート態勢の充実も促してまいります。

(3)外国からの武力攻撃に備える

北朝鮮から飛来するミサイルは、我が国の平和と安全にとって現実的な脅威です。間違ってでも本市にミサイルが落下するようなことがあれば、多くの人命に危険が及びます。「大和市国民保護計画」には、弾道ミサイル等の攻撃があった場合、「市長は、…堅ろうな施設や…地下施設へ避難させる」と書かれています。では、本市の一体どこに弾道ミサイルの攻撃に耐え得る「堅ろうな施設」や「地下の施設」があるというのでしょうか。市民を万一の場合に安全に避難させることは、一義的には「市長」の責任です。私は万一の場合に備えて、「シェルター」の設置を提案します。

(4)きれいな街を実現するために

以前に比べて改善されてきましたが、駅周辺のごみの散乱や路上喫煙の問題は今なお、本市にとって大きな問題です。本市は条例で「路上喫煙」を全市的に禁止しています。また、条例によって過料を課すこともできるようになっています。しかし、駅周辺等で喫煙所を撤去してしまったため、喫煙者からは「では、どこで吸えばよいのか?」との苦情も多く寄せられています。私は、喫煙者にも嫌煙者にもご理解いただける、そして、国の法令等にも合致する方法は、「受動喫煙に配慮した閉鎖型の喫煙所を整備し、そこでの喫煙を促すとともに、違反者には条例の罰則をしっかり適用していくこと」だと思います。今は、「禁止」のエリアだけ拡げて、それに見合った対策がなされていないので、効果が低い状態になっています。喫煙所の整備にはいろいろなご意見があると思いますので、市民の意見を広くうかがい、かつ、整備の方法など先進市の事例を良く研究、調査して、多くの市民の方々の理解を得られるようにしなければなりません。私も具体的な方法を提案しいていきます。

〇「やまと市議会だより」が発行されました

6月定例会の内容を掲載した「やまと市議会だより」8月1日号が発行されました。「市議会だより」は、地域の自治会役員様にご協力をいただき、配布をしていただいております。また、市役所や市の公共施設などにも配架しておりますので、是非お手に取ってご覧下さい。私の「一般質問」関係の記事は「宿泊型産後ケア事業の早期導入」についてです。市議会のホームページからは「一般質問」の動画も配信しておりますので、是非ご覧下さい。スマートホンからもご視聴になれます。