No.285 令和5年9月定例会「厚生常任委員会」

令和5年9月5日(火)。私が所属する厚生常任委員会は会議を開き、令和4年度一般会計決算厚生常任委員会所管分を審査いたしました。厚生常任委員会は、子ども部、健康福祉部を所管しており、子ども政策、高齢者政策、障害者政策等を担当しています。委員会での私の質疑の幾つかを「会議録」からご紹介します。なお、詳細については議会ホームページから「会議録」を公開していますのでご参照下さい。

☆心身障害者医療費助成事業

(中村)心身障害者医療費助成事業は、評価課題の3番目に「3障がいの公平性を考慮しつつ、今後とも制度を安定的かつ継続的に運営できるよう、県の動向を注視しながら事業を継続してまいります」と書いてある。3障がいの公平性は大事なことで、定期的に議員と障がい者で意見交換も行っているが、精神障がい者への施策が大和市は遅れていると毎年意見がある。多分、市にもいっていることと思う。県の動向を注視することも必要であるが、近隣市の動向もしっかり注視して、大和市として特に精神障がい者への支援拡充を検討願いたい。それが反映された形での(来年度)予算が上がってくることを期待する。

★中村一夫は、精神障がい者への支援の拡充を訴えています。

☆児童館管理運営事業

(中村)コミュニティセンターと一緒になっている児童館で、1階部分が児童館的な役割で使っているところは、昨年度いくつあったか?

(こども・青少年課長)個々の使い方は承知していないが、全体のコミュニティセンターのうち、保育室、学習室、実習室の3つを児童館の役割として運営している。

(中村)大体1階にあるのか、2階にあるのか?

(こども・青少年課長)詳細は承知していない。

(中村)1階に受付の職員がいるので、子どもたちが目の届く範囲で活動することもあって1階に置いてあることが多い。その反面、コミセン的機能で高齢者もよく使うが、高齢者は2階に上がることが難しくて足が遠のいてしまうという問題がある。2階部分を児童館的な役割にして、1階を高齢者が使えばいいので検討する話もある。1階に児童館があることは職員の目の届く場所との意味もあるが、限られた施設を高齢者も子どもたちもうまく使えるように、担当課が違うので難しいところもあるが、コミセン担当の生活あんしん課と連携して検討願いたい。

★エレベーターなどの昇降設備のないコミセンで、2階に上がることが難しい高齢者がコミセンでのサークル活動から離れてしまうという問題を「一般質問」でも取り上げました。現在の施設をうまく活用して、子どもたちにとっても高齢者にとっても利用しやすい施設となるように検討を促していきます。

☆放課後児童クラブ事業

(中村)児童クラブは定員が一応ある。大和市は待機児童を出さないで、要件はあるが、希望者は皆クラブに入れる。利用する側はありがたい話であるが、スペースが実はそれほどなく、それをいうと登録者が皆来ていないとか、学校のスペースを使えるからというが、実際には学校のスペースも自由に使えないし、特にコロナのときに登録者数は減ったが、登録している人たちは割と来る。…その辺ももう一度見直しして、利用する方は待機がなくて有り難いが、子どもたちの生活環境を考えるともう少し見直しが必要と思うので検討願いたい。

★放課後児童クラブにおける子どもたちの生活環境改善を提案しています。

☆産後ケア事業

(すくすく子育て課長)訪問型は助産師が家を訪問してサポートするが、デイービス型のサポートは、比較的レスパイト的な意味合いが強いのに対して、訪問型は、助産師が訪問して母乳のケア等を具体的に行うことが中心になってくるので、その点が効果が高いと考えている。デイサービス型は、産婦が子どもを連れての外出となることが多いので準備等を含めて大変であるが、訪問型ではその必要もないので、その辺も喜ばれている。

(中村)今後は一時入所型の宿泊サービスを拡げることも含めて、さらに拡大を検討願いたい。

★中村一夫は、「宿泊型」の産後ケアを提案しています。

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