カテゴリー別アーカイブ: 大和主義!!リポート

No.280 安全・安心な街づくり

(1)通学路の安全

全国的に問題になっている通学路の安全。本市も例外ではありません。もともと道幅がさほど広くない本市の道路ですが、幹線道路等の渋滞により、通学路になっている生活道路の交通量が増えています。児童生徒の安全のために、通学時間帯の通行止めや進入禁止などの規制をかければ、規制の無い道路に車が集中して、別の問題が発生します。通学路の安全を確保するためには、定期的に通学路の安全を検証して見直しをすることが必要です。そして、「危険」の報告があげられた場合は、どうすれば、「危険」を回避、軽減できるか具体的な対策を早急にとらなければなりません。「危険箇所」を把握しているだけでは解決になりません。すぐに問題が解決できないようであれば、思い切って通学路の変更を検討する必要もあるかもしれません。通学路の安全については、学校も教育委員会も現状を認識しているのに、そのままになっていることも少なくありません。「通学路」の安全について、お気づきの場所がありましたら、私までお知らせ下さい。早速、学校・教育委員会に働きかけて解決の道を探っていきます。

(2)避難所の安全

今年も台風シーズンが近づきました。本市では災害時の避難生活施設(指定避難所)として学校などが指定されています。学校体育館は、冬は寒く夏は暑い。しかも空調設備もないというのが現状です。これまでも、体育館等への空調設備の整備を議会等で提案してきましたが、多額の費用を要することから、なかなか実現できていません。しかし、ことは人命にも関わることですから、引き続き避難生活所の空調施設の整備について強く求めてまいります。加えて、車中で避難生活する方への情報提供や環境整備などサポート態勢の充実も促してまいります。

(3)外国からの武力攻撃に備える

北朝鮮から飛来するミサイルは、我が国の平和と安全にとって現実的な脅威です。間違ってでも本市にミサイルが落下するようなことがあれば、多くの人命に危険が及びます。「大和市国民保護計画」には、弾道ミサイル等の攻撃があった場合、「市長は、…堅ろうな施設や…地下施設へ避難させる」と書かれています。では、本市の一体どこに弾道ミサイルの攻撃に耐え得る「堅ろうな施設」や「地下の施設」があるというのでしょうか。市民を万一の場合に安全に避難させることは、一義的には「市長」の責任です。私は万一の場合に備えて、「シェルター」の設置を提案します。

(4)きれいな街を実現するために

以前に比べて改善されてきましたが、駅周辺のごみの散乱や路上喫煙の問題は今なお、本市にとって大きな問題です。本市は条例で「路上喫煙」を全市的に禁止しています。また、条例によって過料を課すこともできるようになっています。しかし、駅周辺等で喫煙所を撤去してしまったため、喫煙者からは「では、どこで吸えばよいのか?」との苦情も多く寄せられています。私は、喫煙者にも嫌煙者にもご理解いただける、そして、国の法令等にも合致する方法は、「受動喫煙に配慮した閉鎖型の喫煙所を整備し、そこでの喫煙を促すとともに、違反者には条例の罰則をしっかり適用していくこと」だと思います。今は、「禁止」のエリアだけ拡げて、それに見合った対策がなされていないので、効果が低い状態になっています。喫煙所の整備にはいろいろなご意見があると思いますので、市民の意見を広くうかがい、かつ、整備の方法など先進市の事例を良く研究、調査して、多くの市民の方々の理解を得られるようにしなければなりません。私も具体的な方法を提案しいていきます。

〇「やまと市議会だより」が発行されました

6月定例会の内容を掲載した「やまと市議会だより」8月1日号が発行されました。「市議会だより」は、地域の自治会役員様にご協力をいただき、配布をしていただいております。また、市役所や市の公共施設などにも配架しておりますので、是非お手に取ってご覧下さい。私の「一般質問」関係の記事は「宿泊型産後ケア事業の早期導入」についてです。市議会のホームページからは「一般質問」の動画も配信しておりますので、是非ご覧下さい。スマートホンからもご視聴になれます。

No.279 6月定例会での「一般質問」について(続き)

前号に続き、6月22日(木)に行った「一般質問」の続きをご紹介します。なお、詳細は、大和市議会のホームページから「動画」が配信されていますのでご覧下さい。

〇市長の市政運営に関する考え方について

(質問)前市長の「トップダウン」の市政運営を継承するのか。「行政主導」を継承するのか。

(答弁・市長)市政運営の中心は市民であり、これからの市政運営に当っては、市民の声にしっかり耳を傾け、市民の代表である議員の皆様の意見を踏まえて取り組んでまいりたいと考えている。

(意見)本市は今後の行政執行、行政運営の手法を改めると理解した。ただ前市長も最初はそう言っていた。これからも市長の今の言葉がしっかり遵守されるよう見守っていく。

〇特別支援学級と発達しょう害のあるお子さんの支援について

(質問)特別支援学級に通うお子さんへの支援態勢として、教員の不足が問題である。県に教員の増員を要望していることは知っているが、市独自の施策として、補助教員を配置できないか。

(教育部長)従来から特別支援ヘルパーを適切に配置しており、補助教員の配置は現在のところ予定していない。

(意見)ヘルパーを配置しているとの答弁だが、ヘルパーの増員についても度々求めていることである。ただ、ヘルパーと教員は役割が違うので、ヘルパーの増員によって教員の代わりにはならないと、教育委員会が言ってきたことではないか。子どもたちは待っていてくれない。今、支援級が抱えている問題は待った無しのものが多く、その多くは教員不足が関係している。是非、スピード感を持って取り組んで欲しい。

〇高齢者・障がい者に優しいまちの実現について

(質問)コミュニティバスのルート、ダイヤの見直し、運行本数の増便などを求める。

(答弁・市長)これまでも運行ルートやダイヤの見直しを行ってきたが、今後も高齢の方や障がいのある方はもちろん、より多くの市民の皆様のご意見を聞きながら、コミュニティバスの事業に取り組んでいく。

(質問)高齢者、障がい者を対象に運賃の無償化を実施して欲しい。

(答弁・市長)高齢の方や障がいのある方を対象とした運賃の無償化については、近隣市の取り組みを注視するとともに、市民や関係団体などの意見も聞きながら引き続き検討していく。

(意見)いっぺんに無理ならば、できることから始めて欲しい。たとえば、最初は回数券の配布あたりから実施できるかもしれない。

〇公園について

(質問)冒険の森アスレチックの再整備を要望する。

(答弁・環境施設農政部長)従来の手法にとらわれず、市民の意見要望も伺いながら、パークPFIなどを活用した官民連携による施設整備、ボランティアによる共同事業など様々な手法について調査研究していく。

(要望)今後とも地域の方々のご意見を聞きながら進めて欲しい。

(質問)やまと公園に関してどのような苦情が寄せられているか。どのように対応しているか。

(答弁・環境施設農政部長)スケボーなどに関する苦情が寄せられている。注意喚起の掲示、警備員等による見回りのほか、デッキを利用したスケボーへの対策として、大型プランターの設置などの対策を行っている。引き続き、関係機関の協力を得ながら、見回りを継続していく。

(意見)高齢者からはベンチがないので、背もたれのある「普通」のベンチを設置して欲しいとの要望もある。対応を要望する。

No.278 6月定例会での「一般質問」について

6月22日(木)。「一般質問」を行いました。今回は大きく6点を30分の持ち時間で行いました。質問項目(大項目)は、以下のとおりです。

1. 市長の市政運営に関する考え方について。
2. 子育て・教育について。
3. 産後ケアについて。
4. 特別支援学級と発達しょうがいのある子どもの支援について。
5. 高齢者・障がい者に優しいまちについて。
6. 公園について。

市議会のホームページから録画が配信されているので、是非ご覧下さい。お手持ちのスマートホンからもご覧いただけます。

主なものを以下にご紹介します。

〇給食費の無償化について

(質問)給食費の無償化を実施して欲しい。

(答弁・教育部長)就学援助制度や第三子以降の給食費無償化を実施しているが、現時点で無償化の予定はない。国の動向を注視していく。

(意見)現時点で予定が無いのであれば、今後予定を立てていって欲しい。「国の動向を注視していく」との答弁だが、総理はすでに義務教育での給食費無償化の考を示している。この状況で、「国の動向を注視する」とは、国が無償化をするのを待っているというのと同じ意味である。子育て支援として多くのお父さん、お母さんが望んでいる給食費の無償化に是非取り組んでいただきたい。いっぺんに無理なら段階的に進めて欲しい。たとえば、現在第三子から無償のところを第二子に拡大するとか、一番経済的に負担が多い学年から始めるとか、やり方は色々ある。出来るところから始めて欲しい。

〇補助教材費の支援の拡充について

(質問)義務教育の9年間にかかる補助教材費はいくらか。

(答弁・教育部長)一人当たり一年間に小学生が約5,000円。中学生が約5,500円である。

(質問)現在、どのような支援があるか。支援を拡大する考えは。

(答弁・教育部長)経済的な理由等で就学が困難と認められる児童生徒の保護者に対しては、就学援助費を支給しているが、支援拡充の考えはない。

(意見)教育にかかる経済的な負担も少子化の一因である。少なくとも義務教育に関しては限りなく無償で学べるようにするのが、憲法26条の精神だと思う。補助教材費については、9年間で一人当たり50,000円にもならないわけだから、是非無償化を検討して欲しい。

〇産後ケアについて

(質問)宿泊型(短期入所型)の産後ケアを実施して欲しい。

(答弁・こども部長)実施方法について引き続き検討していく。

(意見)大和市には市立病院があるのだから、市立病院での実施は実現しやすいのではないか。是非、早期の実現を要望する。

※詳細は、市議会のHPから動画をご覧下さい。続きは次号に掲載します。