今定例会には、令和5年度決算が議案として上程され審査されました。9月4日には、私が所属する厚生常任委員会が開かれ、厚生常任委員会所管の事業について質疑が行なわれました。私の発言の幾つかをご報告します。
【自殺対策事業】
(中村)毎年、新学期開始時に学生の自殺件数が増えると言われている。…以前にも若者の自殺を止めようということで教育委員会との連携を聞いて、すみ分けをして事業を進めていることは理解したが、引き続き連携を取り合って行って欲しい。自殺予防週間のキャンペーンも大変意味があるが、夏休み明けに若い子の自殺が多いことは統計で示されているので、市政PRボードの効果的利用や、この時期に合わせて自殺防止のキャンペーンができないか、教育委員会とも話し合ってもらいたい。
【老人クラブ育成支援事業】
(中村)希望すればだれでも(老人クラブに)入れるのか。
(人生100年推進課長)60歳以上の方が希望すれば入れるが、地域的なエリアがあり、そのエリアの方であれば加入できる。
(中村)基本は誰でも入れるが、住んでいる自治会に老人会がないと入れない。他の(地域)クラブに入れて欲しいと言ったら断られたという人が相談に来た。市が補助を出している団体で入りたい人が入れない。現状はどうなっているのか。
(人生100年推進課長)中には自治会から補助が出ている等の理由で地域外の人は入れないことは課題であると捉えていると聞く。
(中村)人数が減っていて、入りましょうと言っておきながら、入れないのはおかしい。市が一つの事業として立ち上げて補助金も出しているのであれば、入りたい人が入れないのはおかしい。…税金が使われている公的なクラブであるのだから、希望者はだれでも入れるようにして欲しいと要望する。
【孤独死対策】
(中村)孤独死数は把握していないとの答弁があったが、把握はできていないのか。
(人生100年推進課長)市にある数字では困難である。警察に数字はあると思う。
(中村)市内でどれほどの方が、どのような状況で孤独死したかを把握しないと対策も立てられないと思うので、警察等と連携して状況を把握した上で、どうすれば孤独死ゼロを実現できるか検討してもらいたい。
【待機児童ゼロについて、病児保育について】
・本市は待機児童ゼロを継続していると言っているが、その実態について、そして、現実的な施策の必要性について指摘しました。
・本市に病児保育室は三か所あるが、このたび、北部の病児保育室が閉室することになった。その経緯と本市の病児保育事業の問題点を指摘しました。
☆委員会審査の詳細は市議会ホームページに公開します。
〇尾崎咢堂先生没後70年
本年10月6日。「咢堂」、尾崎行雄先生没後70年となります。尾崎咢堂先生は、安政5年、現在の相模原市緑区で誕生され、第一回衆議院議員選挙に初当選されてから、実に連続25回当選され、日本の議会制民主主義発展のために尽くされました。五・一五事件で凶弾に倒れた犬養毅とともに「憲政の神」「議会政治の父」と呼ばれました。私も「議会人」の一人として、尾崎先生の政治活動に敬意を払ってまいりましたが、来る10月6日(日)に先生が晩年を過ごした逗子市において「顕彰講演会」を行います。ご興味のある方は、私までご連絡ください。
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