作成者別アーカイブ: yoshioka

No.274 議長任期が満了します

令和5年5月3日(水)。私の議長任期が満了します。昨年5月9日に第62代大和市議会議長に選任いただいて約1年、歴史ある大和市議会議長の重責を担わせていただきました。市民の皆様に心より感謝申し上げます。5月4日(木)からは、新たに4期目の議員任期が始まります。議長在職中1年間「一般質問」ができませんでしたので、6月定例会で久しぶりに「登壇」できることを今からワクワクしています。議会の「壇上」から市民の皆様の代わりに市政を質すことこそ、議員のもっとも重要な職責であると改めて痛感しています。6月定例会では新市長の市政に関する考えを改めて質し、私が選挙を通じ主張してきた政策について、議会壇上より訴えます。6月定例会での「一般質問」の内容については、もう少し近づいてきたらご紹介させていただきたいと思います。

〇改めて、私の「政策」。しっかり頑張って参ります!!

1.給食費の完全無償化を推進します!!

子育て支援施策として、給食費の完全無償化を目指します。少子化対策には、「思い切った」経済的な支援が必要です。大和市は、今年3月定例会で小児医療費助成条例を改正し、高校卒業の年齢まで医療費を無償化にしました。
次は給食費です。中村一夫は、小中学校、幼稚園、保育園までの「給食費完全無償化」を強く求めてまいります。

2.小中学校教材費補助の拡充を推進します!!

憲法では、「義務教育」は「無償」とされていますが、実際には、「補助教材費」として定期的・恒常的に「教育費」がかかります。教育に係る経済的な負担を軽減して子育て世帯を応援し、少子化対策につなげていきます。

3.ヤングケアラー支援を推進します!!

家族の介護に追われるヤングケアラー。社会問題となっているヤングケアラーの実態を把握し、積極的な支援策を求めていきます。その一貫としてヤングケアラー支援条例の制定を目指します。

4.宿泊型産後ケアの導入を目指すなど、妊産婦ケアをさらに推進します!!

子育て支援との関係では、お母さんの支援も大切です。現在行われている妊産婦ケアに「宿泊型」のメニューを追加して、産後のお母さんが安心して過ごせる環境を整備します。

5.病児保育事業の拡充を推進します!!

働くお父さん・お母さんにとっての「セーフティネット」としての病児保育は益々重要です。今後とも安定した施設の運営を実現し、市民の皆様が安心て働ける環境を整えてまいります。自治体間の広域連携、医師の回診など一層の制度の充実を求めてまいります。

6.障がい児者福祉の向上を推進します!!

引き続き障がい児者の福祉の向上に努めていきます。養護学校の誘致を引き続き強く求めていきます。また、特別支援学級の体制の充実を進めていきます。
障がい者団体とも定期的に意見交換して、障がい児者の願いの実現に全力で取組みます。

7.高齢者に優しい社会を推進します!!

高齢者に優しい街を実現するために「コミュニティバス無料乗車制度」の創設を強く求めていきます。また、地域の「居場所」としてのコミュニティセンターには、エレベーターなどの昇降機の設置や空調設備の導入、駐車スペースの確保などを求めてまいります。

8.冒険の森アスレチックの再整備を推進します!!

引地台公園の奥にある「冒険の森」。かつては多くのアスレチック遊具があり、子どもの頃遊んだ思い出のある方も多いと思います。大和市には多くの公園がありますが、遊具の多くは人工物で対象年齢も3歳から12歳と、幼稚園から小学生を対象に作られています。自然の中で自然からできた遊具で、年齢の高い「子どもたち」も楽しく健康的に遊べるアスレチック。
地域からの要望も多いアスレチックの再整備を、地域の方々と一緒に進めてまいります。

9.市民のための議会改革を推進します!!

引き続き、市民のための議会改革を推進します。年間を通じて、議員がいつでも会議を開ける「通年議会制」の導入や、委員会のインターネット中継などの実現を目指します。

10.IT・AI産業などの企業誘致、起業家育成を推進、ふるさと納税を推進し、財源の拡充を目指します!!

子育てや福祉政策を実施するためには、多くの費用が必要です。企業誘致や起業家支援を通じて「経済のパイ」を拡大させるとともに、「ふるさと納税」にも一層積極的に取組み、財源の拡大確保を求めていきます。

〜すべては、大和とその市民のために〜

平成23年に議席をお預かりしてから、「大和主義」のスローガンのもと、大和と大和市民のために尽力いてまいりました。これまでの私の議会での活動を振り返り、その幾らかをご報告いたします。実現できたものは、さらにその上を目指し、実現途上のものはその実現を目指して、今後ともさらに頑張ってまいります。これからもご指導ご鞭撻をよろしくお願いします。

大和市議会議員 中村 一夫

1.困っている人に寄り添う政治

  • 障がい者雇用の推進を求める! !(平成23年9月)
  • いわゆる「買い物難民」のためにコミバス路線の更なる充実を! ! (平成25年9月、平成28年6月)
  • 振り込め詐欺などから高齢者を守れ! !(平成26年6月、平成28年6月)生活困窮者のために雇用の促進を! !(平成26年6月)
  • 特別支援学級の充実を! !(平成26年12月)
  • 就学援助費(新入学準備金)の入学前支給を! !(平成28年6月)
  • 障害者差別解消法の趣旨の徹底を! !(平成28年9月)
  • 市営住宅単身者入居の要件見直しを! !(令和元年12月)

2.安全・安心なまちづくり〜防災・防犯〜

  • 「大和市ポイ捨て等の防止に関する条例」の改正(罰則の追加)を!!(平成23年9月)
  • 通学路の安全対策を! !(平成23年9月、平成29年6月)
  • 防犯体制の構築を! !(平成23年12月)
  • 「子ども110番の家」の一層に周知啓発を! !(平成26年6月)
  • 避難所としての学校体育館の整備を(冷暖房)! !(平成26年9月、平成30年9月)
  • 厚木基地と災害時協力関係の強化を! ! (平成27年3月、令和元年9月)
  • 子どもを犯罪から守るために最大限の取り組みを! !(平成28年9月)
  • 「ジョグパト」の導入を! !(平成28年9月)
    →「安全安心サポーター」として実現。
  • 風水害に備えよ! !(平成30年9月)
    →ハザードマップの改定。
  • 大和駅南口ロータリーの歩行者の安全を確保せよ! !(平成30年9月)
    →南口全体のレイアウトも含めた歩行者安全対策を検討する。
  • 「歩きスマホ」禁止条例の制定を! !(令和元年9月)
    →令和2年6月定例会で条例可決。
  • 歩道の段差や傾斜の解消を! !(令和元年9月)

3.教育

  • 「心の教育(道徳)」が重要である! !(平成23年9月、平成24年3月、平成25年9月)
  • 障がい児教育の充実を! ! (平成23年9月)
  • 学力向上のために具体的な施策の実施を! !(平成25年9月)
    →「放課後寺子屋」として実現
  • 中学生の学力支援施策の実施を! !(平成27年3月)
    →「放課後寺子屋」を中学校でも実施
  • 「つきみの遺跡」出土の我が国最古期土器をシリウスで展示! !(平成28年3月)
  • いじめ撲滅のため、学校・家庭・地域の連携を! (平成28年3月)
  • ゲーム依存症の対策を! ! (令和元年9月)
  • 放課後寺子屋や家庭学習でのコンピューター端末の活用についてうかがう?(令和2年12月)→(答弁)家庭学習については、「まなBOX」と名付けたウエブサイトを大和市独自で作成し、インターネットで接続して活用できる環境を整えていく。放課後寺子屋やまとにおいては、寺子屋コーディネーターによる研修を実施し、ルールに沿って積極的な活用を推進していく。

4.子育て支援

    • 保育園待機児童ゼロの実現を! ! (平成25年6月)
      →平成27年から7年連続待機児童ゼロ更新中。
    • 病児保育室の増設と近隣市との連携を! !(平成26年9月)
    • 放課後児童クラブから、寺子屋・放課後教室に行けるように! !(平成28年3月)
    • 放課後児童クラブに災害時マニュアルの作成を! !(平成28年9月)
    • 待機児童ゼロを維持するために幼稚園と保育園の連携強化を! !(平成29年6月)
    • 感染症予防のために放課後児童クラブに加湿器の導入を! !(平成31年3月)
    • 南部地域にも「こども食堂」開設を! !(令和元年6月)
    • 教育委員会は、放課後児童クラブの学校施設利用を協力的に! !(令和元年9月)
    • 病児保育の広域連携と、ICT技術の活用、医師の巡回の実現を求める!!(令和2年9月)

5.地域経済の活性化

      • 不正な公共工事を起こさないために、透明な入札制度に改革を! !(平成23年9月、平成23年12月)
      • 本市財政と地域経済活性化について質す! !(平成23年12月)
      • 本市初! !議員提案の経済政策条例「大和市商業振興条例」を起草・提案・成立(平成24年12月)
      • 大和市商業振興条例に基づく「大和市商業戦略計画」を制定(平成26年3月)
      • 企業誘致の推進を! !(平成27年12月、平成28年12月)
      • 健康経営に取り組む企業の応援を! !(平成28年9月)
        →大和市企業活動振興条例を制定(平成30年3月)
      • (仮)創業者支援センターの設置を! ! (平成27年12月)
        →大和市起業家支援スペース「リゲル」の実現。
      • 新図書館は、ビジネス利用を意識して欲しい! !(平成28年3月)
        →新図書館は、ビジネス利用を視野に入れたものにする(答弁)。
      • 公共工事にいわゆる「ゼロ市債」の導入を!! (平成31年3月)→実現。
      • (コロナ禍で頑張っているお店に)大和市は地元のお店を応援していますといっ垂れ幕や横断幕の設置を検討いただきたい(令和2年6月)
        →スポーセンターに設置。
      • ゆとりの森仲良しプラザの活用について。地元野菜の販売、大和市推奨品・特産品の販売、大和シルフィード、横浜F・マリノスのグッズ販売を提案
        →(答弁)出店希望者から相談が合った際には、指定管理者と協議調整していく(令和3年3月)。

6.議会改革

        • 議会基本条例を制定(平成25年12月)
        • 陳情者・請願者が議会で意見陳述できることを可とした(議会基本条例に明記)。
        • 議会と市民(団体)との「意見交換会」の実施(議会改革副委員長として)。
        • 議会中継・会議録検索システムをスマホ、タブレットでも視聴できるようにした(議会改革実行委員長として)。
        • 議会傍聴の際の手話通訳者の対応(議会改革実行委員長として)。
        • 議会傍聴の際の集音器の貸与(議会改革実行委員長として)。
        • 子ども(乳幼児を含)同伴の議会傍聴に対応(議会改革実行委員長として)。
        • 中央大学との包括協定を締結(議会改革実行委員長として)。
          →全国市議会で初。

7.その他

          • コミバスルートの見直し・変更(平成23年6月)
          • シリウスに大型バスの駐車スペースを確保(平成24年6月、平成26年3月)
          • ゆとりの森に駐車場を増設(平成24年12月)
          • フィルムコミッションを推進(平成25年3月、平成27年12月)
          • コミセンでの餅つき復活(平成30年12月)

※中村一夫がやってきたこと。ベスト10

第一位 議員提案で初の経済政策条「大和市商業振興条例」を制定。
第二位 「歩きスマホ防止条例」を提案→成立。
第三位 学力向上のための具体的な施策を提案
     →「放課後寺子屋」の実現。
第四位 待機児童ゼロを提言
     →実現。
第五位 放課後児童クラブから寺子屋・放課後教室に直接行くことを提案→実現。
第六位 放課後児童クラブの災害時マニュアル制定を提案→実現。
第七位 就学援助費の入学前支給を提案→実現。
第八位 入札制度の改革→不正入札が起こりにくい仕組みに改善。
第九位 コミバスのルート変更、バス停の新設を提案→実現。
第十位 中央大学と大和市議会とのパートナーシップ協定の締結。
     →議会の法制能力の強化へ。

No.273 新型コロナウイルス感染症について

(令和5年3月15日号)
 約3 年に及ぶコロナ禍もようやく収束がみえてきました。まさに未曾有の国難にあたり、市も議会も力をあわせて取り組んできました。特に初期の頃は正確な情報も乏しく、まさに「手探り」で対策を行ってきました。市民の皆様からも沢山のご質問や要望をいただきました。市民の皆様からのご要望を市行政に伝えていくのは議員の重要な仕事でありますが、新型ウイルス対策で「てんやわんや」の市担当者に個々の議員がバラバラに接触したのでは、行政に混乱をきたし、却って市民サービスが遅滞させかねないとの配慮から、議会では一定のルールのもと、「文書」での「要望」をすることになりました。以来、私は最も多くの提案を市側に行ってきました。コロナの収束がみえてきた今、改めてその幾つかをご報告します。

〇感染拡大防止関係

・ 市立病院入口での体温測定の実施。 
・ 市役所、市立病院カウンターにビニールカーテンの設置。
・ 複合災害(地震と感染症、大雨と感染症など)での避難所運営マニュアルを見直し改定すること。
・ 政府からのマスクが不要の人のために「回収箱」を設置して、市立病院や市役所の入口でマスクの無い人に配布する。
・ 市役所ロビー、市立病院待合室等の記載台、筆記具などの消毒の実施。
・ 市役所入口での検温実施。
・ 市役所、市立病院の入口に消毒マットの設置。
・ 市立病院での院内感染を防ぐため、(1)スタッフの防護(2)ゾーニングの徹底をマニュアルを作成して実施すること。
・ 市立病院でのオンライン診療の実施。
・ 看護師(准看護師)資格を持っていて、医療現場を離れている方に、現場復帰していただけるような体制作っておくこと。
・ 市内の感染者情報について、可能な限り公表すること。

〇学校・教育関係

・ 学校が再開された場合に備えて、通学とオンライン授業とのシステム構築を行うこと。
・ (休校に伴う)学習面での遅れを取り戻すための、今年度の学習計画の策定・実施を早急に行うこと。
・ オンライン学習の環境整備、メニューの実施を早急に行うこと。
・ 教職員と児童生徒のコンタクトをもっと頻繁に行うこと。
・ コロナ禍での熱中症対策を万全としておくこと。
・ 夏休みの含めて、今年度の補修体制を早急に構築すること。
・ 子どもの精神的ケアのために、効果的なカウンセリングの方法を検討し、実施すること。
・ 新学期早々学校が休校になっている。子どもたちの学力低下など、学習面での対策を万全にすること。

〇子ども・子育て

・ 感染拡大防止のため、集団検診や家庭訪問など出来ていないものがあると思う。子育て支援に空白が生じないように対策すること(たとえば、自宅に電話するなどして、健康面での相談にのること)。
・ ひとり親世帯に臨時給付金の支給を行うこと。
・ 保育園の入所決定があって、その後、会社が休業等になっても、決定をそのままにして欲しい。それを制度として確立すること。
・ 保育園に関して、90日の求職期間を経過しても、その決定について柔軟な対応をして欲しい。

〇経済関係

・ 市役所などに、地域経済を応援する垂れ幕、横断幕を設置すること。
・ できる範囲で店舗の家賃補助を行うこと。
・ ブレミア付商品券を発行して、市内消費を喚起すること。
・ 特定定額給付金の相談ダイヤルの回線を増設すること。コロナ対策関係の相談ダイヤルも増設すること。
・ 公共工事を市内事業者に前倒しで発注すること。
・ 経営者相談窓口を拡大すること。
・ 市役所職員に対して、市内飲食店のテイクアウトを利用するなど、市内での消費を推奨し、市内商業を応援すること。
・ 経済対策として、国や県の制度で足りないものや無いものを市独自で市民や事業所に支給すること(早急に)。

〇その他

・ 一人暮らしの高齢者の健康状態を確認すること。
・ 外出自粛が長引くと、自治会や老人会といった地域コミュニティが崩壊してしまう。今からそうならないための対策をすること。
・ コロナ関係の相談窓口を一本化して、用途を決めて行う寄附、用途を決めずに行える寄附など、幅広く募集すること。
・ コロナ感染者、家族、関係者が差別されたり、中傷されたりしないように、市として万全を期すこと。
・ (市議会議長に対して)6月定例会は、必ず一般質問を行うこと(3月定例会は中止)。
・ 市立病院(医師、看護師医療従事者等)に特別手当を支給すること。
・ コロナハラスメントに対する対策を強化すること。
・コロナ詐欺の対策強化すること。