No.39 平成25年3月定例会「一般質問」その2

 平成25年3月14日に行った私の「一般質問」のうち、今回は、「フィルムコミッションについて」をご報告します。フィルムコミッションとは、「映画などの撮影場所を誘致したり、撮影機関を支援する活動を支援する機関」のことです。大和市におけるフィルムコミッションは平成21年5月15日に当時私が代表をつとめた「大和市フィルムコミッション準備会」が協働事業提案したことをきっかけに始まりました。

 そして、平成23年9月1日に大和市イベント観光協会に「さがみの国大和フィルムコミッション」が立ち上がりました。私がフィルムコミッションを提案したのは、地域活性化につながる「逆転の発想」からです。大和市はいわゆる「観光地」ではありません。「大和には何もない」と言われます。「何もないなら作ってしまえばいい」というのが、「逆転の発想」です。

 「フィルムコミッションで観光地を創造し、地域活性化の目玉にしよう」というのが、私がフィルムコミッションを提案した大きな理由です。
「フィルムコミッション」について真正面から「一般質問」で取り上げたのは、今回が初めてのようです。私からは、以下の質問をし、行政側からの答弁を受けました。

(1)フィルムコミッションのこれまでの実績は?

【答弁】 平成21年度3件。平成22年度は16件であったロケ実績は、フィムルコミッションが立ち上がった平成23年度は52件。平成24年度は2月末時点で58件のロケ実績である。主な作品としては、連続テレビドラマ「浪速少年探偵団」や映画「こども警察」がある。

(2)なぜ、撮影件数が増えているか?

【答弁】立地条件。市が全庁的にバックアップしており、公共施設での撮影ができること。フィルムコミッションスタッフの対応の良さなどが原因と考えられる。

(3)フィルムコミッションはどのように地域活性化に役立っているか?

【答弁】市民エキストラ、ロケ物件登録の増加。小学校が舞台となった作品では、児童がエキストラとして参加し、学習の一貫としても活用した。市内の各所で撮影が行われた結果、地域資源の魅力が再発見され、地域への愛着が強まった。→地域活性化に繋がっている。

(4)新しい観光地を創造するために撮影地を巡る「ロケ地マップ」などを作成する考えはあるか?

【答弁】「ロケ地マップ」は観光客誘致に効果がある一つの手段と考えている。今後、作成を検討し、大和市をPRしたい。

(5)公共施設での撮影に関して、使用料を徴収するなどして、市の歳入増を図る考えはあるか?

【答弁】学校や公園など個別の条例で規定されているものについては徴収しているが、市役所など規定されていないところからは徴収していない。大和市にとっては直接的な収益にもなることなので、今後他市の事例などを参考に検討したい。

(6)フィルムコミッションの経済効果は?

【答弁】ロケ弁(弁当)が多い時では200食ほど市内業者に発注されている。今後は撮影を契機に多くの方々が大和市を訪れ、幅広い経済効果となるようにしたい。

※フィルムコミッションが正式に立ち上がったのが平成23年9月だから、経済効果をはっきりと示すまでには、まだ少し時間がかかるかもしれないが、引き続き、フィルムコミッションが地域経済活性化に繋がっていくよう益々の努力を要望し、私のフィルムコミッションについての「一般質問」を終えました。

 私自身もエキストラ登録しており、昨年の「浪速少年探偵団」にはエキストラ参加しました。大和駅グリーンポケット内の「大和市イベント観光協会」でエキストラ登録できますので、是非多くの方のエキストラ登録をお願いします!イベント観光協会のホームページにエキストラ登録の詳細について記載されていますので、ご参照下さい。