No.158 米空母艦載機部隊の移駐が完了しました。

米空母艦載機部隊の移駐が完了しました。

 厚木基地に駐留していた米空母艦載機部隊は、昨年から段階的に山口県・岩国基地への移駐を開始していましたが、先月30日に移駐を完了したとの報告が防衛省・南関東防衛局からありました。一方、第5空母航空団の司令部等の要員の一部はまだ移動が終了しておらず、本年後半に完了する予定であるとのことです。予定では本年5月に予定されていた空母艦載機部隊の移駐が早まり、私の基地対策特別委員長としての任期内に終了したことを大変喜ばしく思っています。移駐の完了に伴い、ジェット戦闘機等の運用が大幅に減少することから、基地周辺の騒音状況は相当程度軽減されることが期待されています。しかしながら、厚木基地は今後も我が国の安全保障上重要な基地であることには変わりなく、防衛省としては、引き続き基地周辺対策事業の適切な実施と、今後どのような形で基地周辺地域に寄与していけるかを検討していくとのことです。議会としても、今後の厚木基地の運用を注視しながら、市民の負担軽減について継続して取り組んでまいります。

平成30年3月第1回定例会での「一般質問」について。

 平成30年3月13日(火)、「一般質問」を行い市長の平成30年度「施政方針」について質しました。毎年、3月定例会では冒頭市長から来年度に向けての「施政方針演説」が行われます。私は、各会派が「施政方針」を受けて、それを質す「代表質問」を行うべきであると主張していますが、残念ながら、議会の「合意」が得られずに未だ実現できていません。「それでは」ということで、今回は、「自民党・新政クラブ」を「代表」して、「代表質問」的に「一般質問」としてではありますが、市長の「施政方針」について、「自民党・新政クラブ」としての「意見」を述べながら、何点かを質問させていただきました。全体は、大和市議会のホームページから録画した「動画」が見られますので、是非ご覧下さい。以下に私の「質問」から何点かをご報告します。なお、5月1日発行予定の「やまと市議会だより」にも、私の「一般質問」の一部が掲載されますので、あわせてご覧下さい。ご覧いただきご意見などございましたら、是非ご指摘下さい。よろしくお願いします。

「安全と安心が感じられるまち」について。

(質問)
災害に強いまちにしていく上で、「自助」の取り組みを高める施策についてどのように考えているか?

(答弁・市長)
本市では、防災を最重要施策の一つとして捉え、非常食料や避難生活物資の充実に加え、地域の方々が初期消火を迅速に行うためのスタンドバイプ消火資機材の配備、大規模災害時の初動態勢のさらなる強化を図るためのファットバイク隊導入、人口密集地域における延焼拡大を防ぐことを目的とした(仮)大和圃場跡公園の整備など、「公助」としての災害対策に全力で取り組んできた。また、「共助」の中核となる自主防災会の方々も大変熱心に防災活動に取り組んでいただいており、市としても携帯トイレを初めとする資機材の整備や日常的な防災訓練などに積極的に支援を行ってきた。こうした「公助」や「共助」の取り組みの推進が、一人一人の「自助」に関する意識を高める上で効果があるものと考えている。さらに今年は三回目となる「グラリ3分一斉行動」訓練を実施し、市民の皆様に災害時に身を守ることの大切さを自ら考えていただける機会とした。8月には、「自助」を学ぶ機会として参加体験型の防災フェスタを開催しており、大変多くの方々にご来場いただいている。なお、FMやまとやヤマトSOS支援アプリなどを通じて提供するきめ細かい情報も「自助」の取り組みを進める上では不可欠のものである考えている。今後もさまざまな手段を用いた啓発を重ね、より多くの市民の皆様に「自助」の大切さをご理解いただくともに、「共助」、「公助」の推進とあわせて、本市の防災対策を一層強固なものとしていく。

「快適な都市空間が整うまち」について。

(質問)
本市では、高座渋谷、大和、中央林間と、地域の中心的な駅を整備してきた。高座渋谷、大和と完了し、中央林間駅周辺のプロジェクトもその核心部分が見えてきた。中央林間駅周辺の整備が終了すれば、北部、中部、南部の3つの主要駅周辺の整備が終了することになる。今後本市はどのような都市として発展していくと考えているか?また、どのようにしようと考えているか?

(答弁・市長)
少子高齢化の進行を背景に、本格的な人口減少時代に入り、地方都市では、コンパクトシティ・プラス・ネットワークの実現に向けて、これまでとは異なる都市構造への転換が迫られている。一方本市では、既にコンパクトな市街地が形成されていると考えている。また、生活利便性の高い環境が形成されていることから、全国的に人口減少が続く中にあっても、当面人口増加が続き、その後も急激な人口減少は見込まれない状況にある。このような環境を維持していくために、昨年3月大和市立地適正化計画を作成し、駅を中心とした拠点の強化と、公共交通網の更なる充実を図るための取り組みを示した。今後としては、立地適正化計画や現在見直しをしている大和市総合計画の内容も踏まえて、大和市都市計画マスタープランの改定を進め、それぞれの地域の特徴にあわせ、将来に向けたまちづくりの方向性を示していく。このような考えのもと、大和市で暮らしたいと言っていただける魅力あふれるまちを実現していく。

「市民の活力があふれるまち」について。

(質問)
新たに開設される「起業家支援スペース」の運営についてうかがう?

(答弁・市長)
(仮)市民交流センター内に「やまと起業家支援スペース」をオープンする。利用募集に関しては、多くのお問い合わせと区画数を上回る申し込みがあり、改めて起業に関するニーズの高さを実感したところである。このスペースの運営に当っては、大和商工会議所や金融機関と連携を図りながら、セミナーや相談会の開催を初め、(仮)市民交流センターの利用者との交流など、起業を支え、支援する仕組みも展開していく。