平成28年 議会・議員活動報告

○文教市民経済常任委員長に就任しました。

私の主要な政策は、地域経済活性化と教育です。これらの市行政を所管している文教市民経済常任委員会。これまで、副委員長を含め、複数年委員を務めてまいりましたが、今年、はじめて委員長に就任いたしました。

委員長に就任して、常任委員会としては始めて、委員会の行政視察の後に委員会の会合を持ち、各委員の意見を集約した形での「一般質問」を12月定例会で行いました。「それだけのこと?」と思われるかもしれませんが、大和市議会では初めての試みです。委員会視察の成果を十分に活かすために実施しました。

また、年明けには、委員会として市内中学校の視察、昨年実施した商工会議所との「意見交換」を継続して実施することなどを計画しています。これら一つ一つが「議会改革」です。「議会改革」は百の議論より、一つの実践です(もちろん「議論」も大事ですが)。これからも「できること」から「改革」を進めてまいります。

特に、「委員会」の「改革」は重要です。議会は「委員会」を中心に運営されています。「委員会」の力をつけることが「議会力」を上げていくことにつながります。「委員会」を改革し、議会の「審議力」「政策提案力」を高めていきます。まずは「できること」から、「着実に」やっていきます。ご期待下さい! !

○今年一年間の「一般質問」より。

(1)中学生に対する「学習支援」について。
(受験生である)中学3年生全員に対して、小学校の「放課後寺子屋」のような学習支援ができないか提案しました(3月定例会「一般質問」)。

答弁(教育部長)
今後は、各学校において地域や児童生徒の実態に応じた取り組みを進めるとともに、授業時間内における学習支援体制や授業時間外の学び直しの在り方について検討し、中学生の学習支援につとめていく。

→今年9月から、パイロット校(下福田中学校)で中学生(全学年)を対象とした「学習支援」がスタートしました。内容は中学1年生を対象とした少人数指導(英語・数学)と全学年を対象とした放課後の学習支援(中学生版「寺子屋」)です。来年度は、全9校に拡大していくという教育委員会の方針です。

(2)就学援助費の前倒しの実施について。
本市でもすでに実施されている「就学援助費」の支給。現在、「新入学学用品費」の支給は入学後8月頃の支給です。これでは、「必要なときに必要な支給にならない」と、入学前の支給を提案しました(6月定例会「一般質問」)。

答弁(教育部長)
中学1年生の新入学学用品費ついては、先行して実施している自治体の効果状況を精査し、認定にかかる所得判断や支給時期などのさまざまな課題を精査して、実施について検討していく。

→来年度中学1年に入学するお子さんのいるご家庭で、要件に該当し、必要とされるご家庭には、今年12月に「新入学学用品費」が支給されることになりました。

(3)放課後児童クラブについて。
放課後児童クラブに通う児童は、児童クラブから放課後寺子屋に参加できない。児童クラブに通う児童も、クラブから寺子屋に通えるようにして欲しい(3月定例会「一般質問」)。

答弁(こども部長)
児童クラブに通う児童の参加については、それぞれの事業の趣旨や目的を踏まえて、新年度からの運営状態を注視しつつ、児童の視点に立った柔軟な対応に向けて、関係機関と調整を進めていく。

→今秋より、放課後児童クラブに通う児童も「放課後寺子屋」に参加できるようになりました。

(4)Wi-Fiの提供について。
市役所本庁舎でのWi-Fiの提供を提案する(3月定例会「一般質問」)。

答弁(政策部長)
市役所本庁舎のほか、文化創造拠点、保険福祉センター、各学習センターロビーにWi-Fiを設置していく。

→今秋より、市役所1 階ロビーほかでWi-Fiが提供されています。

(5)つきみの遺跡の資料室を文化複合施設に。
現在建設中の「文化複合施設」に「つきみの遺跡」の資料室を開設することを提案する(3月定例会「一般質問」)。

答弁(文化スポーツ部長)
歴史資料を文化複合施設に展示することは、来館者が本市の歴史に触れ、学ぶことができるという点で大変有意義である。展示内容などを精査していく。

→オープンした「シリウス」に我が国「最古級」の土器をはじめ、「つきみ野遺跡」の出土物が展示されています。

(6)厚木基地との協定について。
災害地に派遣された自衛隊員の家族保護について、市と海上自衛隊第4航空群との協定締結について提案しました(6月定例会「一般質問」)。

(質問)
自衛隊派遣隊員の家族支援についてどのように考えるかうかがう?

(答弁・市長)
綾瀬市と海上自衛隊第4航空群が締結した協定は、市内に居住する自衛隊員が大規模災害発生時に派遣される際に、その留守家族支援について必要なことを定めたものである。本市としても可能な限り早期の締結に向け、積極的に準備を進めている。

(意見・要望)
できるだけ早急に協定を締結し、自衛官とその家族に安心していただけるようにお願いする。

→平成28年6月28日に本市と海上自衛隊第4航空群との間で協定が締結されました。

(7)防犯施策について。
茨城県つくば市で行われている、「ジョギングパトロール(ジョグパト)」の実施を本市でも提案する(9月定例会「一般質問」)。

(答弁・市長)
つくば市で行われているジョギングパトロール、通称「ジョグパト」は、防犯活動において重要な一人一人の防犯意識を高めることを目的としており、昨今の健康志向の高まりを考えると、大変興味深い取り組みと考えている。これまで団体を中心に行ってきた本市の防犯活動に広がりをもたらすものと考えており、防犯活動の新たなメニューとして導入を検討していく。

(8)大和市商業戦略計画について(9月定例会「一般質問」)。
大和市商業振興条例に基づいて策定された、「大和市商業戦略計画」。5年間を目途に策定された計画であるが、すでに「折り返し地点」である。進捗状況と今後の計画を質しました。

(質問)
大和市商業戦略計画の進捗状況と今後の計画をうかがう?

(答弁・市民経済部長)
商業戦略計画に基づいて、街路灯のLED化を進めたことで、商店街の雰囲気が明るいものとなり、また、防犯カメラを設置したことで商店街を訪れる人が安心して買い物ができる環境が整えられるなど、新たな顧客の獲得につながる取り組みがなされ、商業振興に一定の成果があったものと認識している。引続き、計画に基づいて施策推進と評価を行って行く。今年度は、計画の折り返し地点であるので、計画改定の準備も進めていく。

(意見・要望)
計画改定を含め、引き続きの取り組みに期待する。

○駅頭での「市政報告」について。

基本的に土日祭日を除く毎日、市内の駅頭(全8駅を順々に)で「市政報告」を行っています。「大和主義! !」の黄色い旗をお見かけになったら、なんなりとご意見・ご要望をお聞かせ下さい。