No.259 9月定例会が始まります(令和4年第3回定例会)

令和4年9月大和市議会第3回定例会が始まります。8月30日(火)から9月27日(火)までの29日間です。9月定例会では、昨年度の大和市決算を審議します。本会議・委員会ともに傍聴できますので、是非、市役所5階の市議会までお越し下さい。また、本会議については、市議会HPからLIVE・録画で配信しますのでご覧下さい。お手持ちのスマートフォン、タブレットでもご視聴いただけます。会議の予定は下記のとおりです。

8月30日(火)  9時から 本会議 議案の上程。説明。付託。
9月1日 (木)  9時から 環境建設常任委員会   付託案件の審査。
2日  (金)  9時から 文教市民経済常任委員会 付託案件の審査。
6日  (火)  9時から 総務常任委員会 付託案件の審査。
7日  (水)  9時から 基地対策特別委員会 付託案件の審査。
15日 (木)  9時から 議会運営委員会
16日 (金)  9時から 本会議(一般質問)
20日 (火)  9時から 本会議(一般質問)
21日 (水)  9時から 本会議(一般質問)
22日 (木)  9時から 議会運営委員会
27日 (火)  9時から 本会議委員長報告(質疑・討論・採決)

※8月23日(火) 9時から 代表者会
10時から 議会運営委員会

※ 会議の予定は変更することがあります。
※ 9月定例会で審査する陳情書・請願書提出の締め切は8月22日(月)17時です。
※ 閉会中の会議の予定 前副市長辞職等に関する調査特別委員会 8月19日(金)14時から。

〇 路上喫煙について

 市民からの苦情の多い問題として、「路上喫煙」があります。結局は「マナーの問題」と言ってしまえばそれまでですが、「それではすまない」のは、健康に影響を与えたり、危険だったり、街を汚したりするからです。大和市は、路上喫煙を「条例」で禁止していますし、条例では「罰則」も規定しています。しかし、なかなか無くならないのが現実です。「なんとかして欲しい」というご要望をいただくことも度々です。簡単なようでなかなか難しい問題です。「もっと罰則を厳しくして、どんどん取り締まれ!!という方もいますが、そう簡単ものではありません。「罰則」は「人権」を制約するものですから、違反に対して相当のものでなくてはならず、量刑バランスが重要です。また、取り締まりの強化には職員・スタッフの増員が必要になります。以下に私の考えを書いてみます。市民の皆様のご意見をいただければ有り難いです。
路上喫煙については、「大和市路上喫煙の防止に関する条例」で規定しています。かつて、路上喫煙は「火」の問題として扱われていて、というより、「火」の問題としてだけ扱われていました。しかし、多くの市民からの苦情は、どちらかといえば「煙」の問題なのです。私たち「やまと自民党」はこの問題を時間をかけて検討し、条例の改正を促して条例に「受動喫喫煙防止」に関する規定を入れ、たばこの「煙」にも対応できるようにしました。この条例には罰則があり、大和駅・中央林間駅周辺を「重点禁止区域」として指定し、喫煙禁止の指導に従わない人は2 千円の過料に処されることになっています。しかし、なかなか実効性が伴っていないというのが実態です。これは、条例の不備というよりは、条例運用の問題だと思います。
路上喫煙に関わる問題を解決するためには、行政が次の二つのことをしっかりと行うことが重要だと思います。(1)路上喫煙禁止を啓発する人員を増員し、特に路上喫煙の多い時間帯に、路上喫煙の多いエリアに重点的に配置して、路上喫煙をされている人に個別に注意を喚起する。場合によっては、注意を喚起する人に「危険」が及ぶこともあるので、危険を回避するための研修などをしっかり行うことも重要だと思います。過料を徴収することが目的ではないから、丁寧に注意を促すことが重要ですが、どうしても注意に従わない人には毅然として過料を徴収することも公正な条例の執行としては重要であると思います。(2)受動喫煙に配慮した(煙が流出しないような)喫煙所を整備する。これについては、賛否両論あると思います。ただ、たばこは合法的なものであり、喫煙者にも一定の配慮を払う必要があると思います。路上喫煙を注意した場合、「では、どこで吸うのか?」というのは絶対の次の課題になります。「ここでは吸えませんが、あそこに喫煙所がありますから、喫煙所で吸って下さい」と案内できれば、不要なトラブルも回避でき、路上喫煙禁止の実効性も高くなると思います。
財源については、市のたばこ税が約17億円(令和4年度)ありますから、たばこ税を活用して、路上喫煙監視員の人件費や受動喫煙に対応した(煙や臭いの漏れない)喫煙所の整備を行うことができると思います。路上喫煙について、単に条例を作っただけでは十分ではりません。やはり、人と施設を整えて「対策」していくことが肝要だと思います。
路上喫煙対策は、大和市にとって大きな問題の一つです。市民の皆様におかれましては、忌憚のないご意見をお聴かせいただれば幸いです。